ドルコスト平均法は、理屈より感情の問題 ~半年で5万円損した私の答え~

株式投資・資産運用
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はじめに

積立が、マイナスになっている。

毎日アプリを開いては、赤い数字を見て、少し胃が痛くなる。

  • 「ドルコスト平均法だから、下がったときこそ多く買える」
  • 「複利は時間が味方になる」
  • 「持ち続けるのみ・・・」

理屈は、分かっています。

調べれば、どのサイトにも書いてあります。

それでも、止めたくなる。

なぜでしょうか。

私の答えを先に書きます。

ドルコスト平均法も複利も、理屈の問題ではなく、感情の問題だからです。

私は投資を始めて半年で、5万円損しました。

理屈は知っていたのに、です。

その話をします。


理屈は、驚くほどシンプルです

まず、確認しておきます。

ドルコスト平均法は、毎月決まった金額を買い続ける方法です。

価格が高いときは少なく、安いときは多く買えるので、平均の購入単価が平準化されます。

複利は、増えた分がさらに増える仕組みです。

時間が長いほど、雪だるまのように大きくなります。

私も、投資を始めた初期の段階で、この理屈を知りました。

そして、こう思いました。

「投資って、楽勝やん。」

毎月同じ額を買って、放っておけばいい。

そういう話だと理解しました。

理屈としては、間違っていません。


それでも、私は5万円損しました

結果から書きます。

投資開始から半年で、5万円損しました。

何をしていたか。

毎日アプリを開いていました。

上がれば嬉しくなり、下がれば不安になる。

SNSやYouTubeで「暴落」という言葉を見るたびに、焦る。

また、今はこれ、次はこれと踊らされる。

そして、感情で売買していました。

今なら、はっきり分かります。

あのときの私がやっていたのは、投資ではなく投機でした。

理屈は知っていたんです。

毎月買って、放っておけばいい。それが正解だと分かっていた。

分かっていても、できませんでした。

そのときの詳しい話は、こちらに書いています。


投資はシンプル、でも奥が深い

この経験から、私の結論はこうです。

投資は、シンプルだけど奥が深い。

論理ベースでは、理解できます。

  • 毎月積み立てる。
  • 時間を味方にする。
  • 触らない。

でも、感情ベースの問題が起きると、「投資やめようかな」と思うんです。

ここが、多くの記事に書かれていない部分だと思っています。

証券会社の記事には、こう書いてあります。

「感情を排し、あらかじめ決めたルールを淡々と実行することが重要です。」

正しいです。でも、どうやって感情を排すのかが、書いていません。

理屈を教えてくれる記事は山ほどありますが、

理屈を知っていても売ってしまった人の話は、あまりありません。


今は、暴落しても平常心でいられます

では、今の私はどうか。

平常心でいられます。

ただ、最初からそうだったわけではありません。

コロナショックのときは、売りました。

不安に耐えられず、売却して、一時的に安心を得ました。

そして市場は回復し、持っていた人が勝ちました。

本当に、悔しかったです。

そのときの話は、こちらに書いています。

つまり私は、理屈を知っていて、5万円損して、それでもまだ売った側です。

変われたのは、そこからです。

大きな暴落を経験して、乗り切れた。

下がって、不安になって、それでも持ち続けて、戻った。

この一周を、自分の資産で体験しました。

本で読んだのではなく、痛い思いをして覚えました。

そして、その経験から、ひとつの心構えを持てるようになりました。

「私は、いつでも長期投資家だ

この一言です。

今日の値動きがどうであれ、私は長期投資家である。

そう決めているので、日々の上下で立場が変わりません。

これが、私にとっての「感情を排す方法」でした。

気合ではなく、自分の立場を先に決めておくことです。

株価との距離感については、こちらにも書きました。


「怖くて止めそう」なあなたへ

今まさに、止めようか迷っている人に伝えたいことがあります。

目的と手段を、もう一度振り返ってください。

そのお金は、何のためのお金でしたか。いつ使う予定でしたか。

20年後に使うお金なら、今日の値動きは通過点です。

3年後に使うお金なら、そもそも株式に置いていたことが問題かもしれません。

目的が決まっていれば、手段が正しいかどうかも分かります。

逆に、目的が曖昧なまま始めていると、値動きのたびに迷います。

判断の基準がないからです。

そして、もうひとつ。

その行為も、経験です。

止めるという選択も、経験になります。

売って、そのあと相場が戻るのを見て、初めて分かることもあります。

私も、5万円損してから変わりました。

ただし、最後は、自分の責任でお願いします。

私は、あなたの投資の責任を持てません。

考え方や、私の経験は書けます。でも、決めるのはあなたです。


よくある質問

Q1. 下落中も積立を続けるべきですか?

理屈では、続ける方が有利とされています。安いときに多く買えるからです。ただ、それが耐えられるかは別の問題です。耐えられないなら、そもそも金額が大きすぎるのかもしれません。減らしてでも続ける方が、止めるよりいいと思います。

Q2. ドルコスト平均法は意味がないと聞きました。

ずっと右肩上がりの相場なら、最初に全額入れた方が有利です。それは事実です。ただ、それは後から分かることです。私は、続けられる方法を選びました。

Q3. 毎日チャートを見てしまいます。

私もそうでした。そして5万円損しました。見る回数を減らすのが一番です。私は今、確認するだけで触りません。リバランスもしていません。

Q4. 複利を実感できるまで、どのくらいかかりますか?

数年では実感できません。だからこそ、途中で止める人が多いんです。実感するまで続けられるかどうかが、複利を味方にできるかの分かれ目です。

Q5. 何を積み立てればいいですか?

私はオール・カントリー、妻はS&P500です。どちらでも正解だと思っています。大事なのは、理解してから買うことです。投資の全体像は、こちらにまとめています。


まとめ:続けるためにやること

1. 目的と、使う時期を決める。

20年後なら値動きは通過点。数年後なら、そもそも株式に向きません。

2. 自分の立場を、先に決めておく。

「私は、いつでも長期投資家」。決めておくと、日々の上下で揺れません。

3. 見る回数を減らす。

毎日見ると、感情が動きます。私は5万円損して学びました。

4. 金額を、耐えられる範囲にする。

続けられない金額は、大きすぎるということです。

5. 一度、暴落を経験する。

理屈ではなく体験でしか、平常心は手に入りません。

そして、これから始める人へ

理屈はシンプルです。

まずは口座を作るところからです。


さいごに

ドルコスト平均法も、複利も、正しい理屈です。

でも、正しい理屈を知っていても、人は売ります。私が、そうでした。

半年で5万円損して、コロナショックでも売って、やっと分かりました。

投資はシンプルだけど、奥が深い。

奥が深いのは、商品でも制度でもなく、自分の感情の方です。

今、赤い数字を見て手が止まっている人へ。

目的を思い出してください。そして、自分がどういう投資家なのかを、先に決めてください。

私は、いつでも長期投資家です。

ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。

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