はじめに
口座を開くと、赤い数字が並んでいる。昨日より、また下がっている。
「このまま持っていて、大丈夫なのか」「いま売れば、まだ傷は浅いのでは」その気持ち、痛いほど分かります。
私は、売りました。コロナショックのときです。不安に耐えられず売って、一時的に安心しました。そして、市場は回復しました。
持っていた人が勝ちました。本当に、悔しかったです。
この記事では、なぜ私が売ってしまったのか、そして今、暴落しても平常心でいられる理由を書きます。
売るべきか迷っている方が、自分で判断できるように書きます。
先に結論:長期投資なら、暴落で売らない
① 長期投資のつもりなら、暴落で売る理由はない
② 売りたくなるのは、知識不足と感情のせい
③ 売るか売らないかは、暴落の前に決めておく
ただし、近いうちに使うお金を投資に入れているなら、話は別です。それは後で書きます。
私の失敗:コロナショックで売りました
正直に書きます。コロナショックのとき、私は売りました。
- 毎日、資産が減っていく
- ニュースは、暗い話ばかり
- このまま、全部なくなるんじゃないか
この不安に耐えられず、売却しました。これ以上減らない。その安心感は、確かにありました。
でも、市場は回復しました。売った直後は正しい判断だと思っていたのに、数か月後には間違いだったと分かる。
しかも、自分の資産で証明されてしまう。
持ち続けられなかった理由は、はっきりしています。完全な、知識不足です。
暴落が何なのか、過去に何度起きたのか、そのあとどうなったのか。何も知らないまま、値動きだけを見ていました。
暴落で売りたくなる3つの理由
①損を、これ以上見たくない
人は、減っていく数字を見続けることに耐えられません。売れば、それ以上は減らない。その安心が欲しくなります。
②他人の情報に、影響される
SNS、YouTube、ニュース、日常の会話。暴落のときは、暗い話ばかりが目に入ります。
③自分の感情を、コントロールできない
相場が良い時期は「自分、投資うまいかも」。相場が悪い時期は「ここで売ってしまおう」。この瞬間が、一番危険です。
暴落で売ると、何が起きるか
長期投資の本質は、時間×複利です。途中で売ると、複利が止まります。そして、いつ買い戻すかという、新しい悩みが生まれます。
本来、長期投資は長距離走です。暴落で売った瞬間、短距離走に変わります。これは、戦略が崩れているということです。
今は、暴落しても平常心でいられます
あの失敗から、私は変わりました。今は、暴落しても平常心でいられます。
理由は、大きな暴落を経験して、乗り切れたからです。下がって、不安になって、それでも持ち続けて、戻った。
この一周を、自分の資産で体験しました。本で読んだのではありません。実際に経験したから、次も耐えられると分かります。
そして、ひとつの心構えを持てるようになりました。「私は、いつでも長期投資家だ」この一言です。
今日の値動きがどうであれ、私は長期投資家である。そう決めているので、日々の上下で立場が変わりません。
売るか売らないかを、毎回考えない。考えなくていいように、先に決めておく。これが、私にとっての答えでした。
暴落の前に決めておく、3つのルール
感情に勝つには、仕組みを使うしかありません。私のルールは、これだけです。
- 10年以上は、売らない
- 積立を、止めない
- 相場を、見すぎない
忘れているくらいが、ちょうどいいです。
ビジネスでは「考えて行動しましょう」と言っている私も、インデックス投資では「買ったあとは何もしないでください」です。
売るべきなのは、こんなとき
ただし、暴落でも売るべきときがあります。
- 近いうちに使う予定のお金を、投資に入れている
- 生活防衛資金まで、投資に入れてしまっている
この場合は、暴落の前に、そもそも置き場所が間違っています。3年以内に使うお金は、貯蓄に置いてください。
投資は、15年以上使わないお金でやるものです。
暴落に強くなるために読んだ2冊
投資は、感情ではなく「構造」で考える必要があります。
バビロン大富豪の教え
お金の原理原則を学べる1冊です。なぜ貯まらないのか、なぜ増えないのか。投資以前の土台が整います。
敗者のゲーム
なぜプロでも市場に勝てないのか、なぜ長期投資が有効なのか。「動かない強さ」が理解できます。
あなたの状況別の答え
いま、暴落で売るか迷っている方へ。
そのお金は、15年以上使わないお金ですか。そうなら、売る理由はありません。私は売って、後悔しました。
近いうちに使うお金を、投資に入れている方へ。
それは、置き場所が間違っています。暴落が落ち着いたら、貯蓄に移すことを考えてください。
毎日、値動きを見てしまう方へ。
見すぎないでください。積立の設定をしたら、忘れているくらいがちょうどいいです。
暴落が怖くて、投資を始められない方へ。
暴落は、何度も起きてきました。売るか売らないかを、始める前に決めておいてください。
よくあるQ
Q. 株価が暴落したら、売るべきですか。
長期投資のつもりなら、私は売りません。コロナショックで売って、回復したあとに後悔しました。
Q. 暴落のとき、積立は止めた方がいいですか。
私は、止めません。下がっているときは、同じ金額で多くの口数を買えます。
Q. 利益が出たので売って、別の商品に乗り換えるのはどうですか。
危険だと思います。長期投資の途中で、競技を変えているのと同じです。
Q. 暴落でも平常心でいるには、どうすればいいですか。
売るか売らないかを、先に決めておくことです。私は「いつでも長期投資家だ」と決めています。
まとめ:今から出来ること
「株価 暴落 売るべきか」は、相場の見通しで語られがちです。
- 長期投資のつもりなら、暴落で売る理由はない
- 売りたくなるのは、知識不足と感情のせい
- 私は、コロナショックで売って後悔した
- 10年以上は売らない、積立を止めない、相場を見すぎない
- 近いうちに使うお金は、そもそも投資に入れない
今日できることは、ひとつです。
紙に、「私は長期投資家だ」と書いてください。そして、そのお金をいつ使うかを、その下に書いてください。
それが、暴落のときにあなたを支える答えになります。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
投資には、元本割れのリスクがあります。暴落のあと、いつ回復するかは誰にも分かりません。
どう判断するかは、あなたのお金の目的や生活によって違います。
そして、いちばん大事なことを書きます。
最終的に、どうするかはあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
もし今、売ろうか迷っているなら、一度だけ考えてください。
「それは戦略ですか?感情ですか?」答えは、あなたの中にあるはずです。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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