配当金は、全部使っています ~インデックスで未来を買い、高配当株で「今」を買う~

株式投資・資産運用
記事内に広告が含まれています。

はじめに

投資の世界には、はっきりした常識があります。

「配当金は使わずに、再投資をして複利を効かせる」

証券会社のコラムを読めば、だいたい似たことが、書いてあります。

効率で考えれば、まったく正しいです。異論はありません。

そのうえで、私の答えを書きます。

配当金は、全部使っています。

  • 旅行
  • 外食
  • 家電
  • プレゼント

1円も再投資していません。笑

もちろん、ちゃんと前提があります。今回は、その話をします。


きっかけは「今が、全然楽しめない」

私の投資は、インデックスが先でした。

全世界株式を毎月コツコツ。

そして、一通り積み立ての設定が終わって、一息ついたときに、ふと思ったんです。

伝統的な商品を買う投資は、すばらしい。

でも、今がぜんぜん楽しめないのではないか。

積み立ては、20年後の自分のためのお金です。

今日の生活は、1ミリも変わりません。

しかも私は、昔とは変わっていました。

浪費家から、倹約家になっていたんです。

固定費を見直して、保険をやめて、無駄を削って。

削るのは、うまくなった。でも、今を気軽に楽しむお金が欲しいと思いました。

そこで探しました。配当金みたいに、入ってくる投資商品はないか。

それが、日本の高配当株を始めた理由です。

あくまでも気軽に使ってしまえるという点が、大事です。

投資そのものの土台は、こちらに書いています。


我が家の役割分担

整理すると、こうです。

インデックス投資は、将来への資産運用

 → 今のお金を、将来の自分へ送っている感じです。

日本の高配当株は、現在の生活をよくするためのもの

 → 配当金は、すべて使います。

どちらが優れているか、という話ではありません。役割が違うだけです。

未来に送るお金と、今を良くするお金。

両方あるから、どちらも安心して振り切れます。


銘柄の選び方:決算書とセクター分散

「どうやって銘柄を選んでいるんですか?」

私の軸は、2つだけです。

  • 会社の決算書を見ること
  • セクターごとに分散すること

誰かが紹介していた。とかニュースやサイトで見た。

そういうことは、もちろんあります。

でも、それはあくまでも、きっかけです。

最終的には、企業の数字を分析して買います。

そして、はっきり書いておきます。

世間が好きな優待とか、大手企業とかは、無視です。

優待が魅力的でも、数字が悪ければ買いません。

名前を知らない会社でも、数字が良ければ買います。

株主優待や知名度は、企業の実力ではありません。

決算書は、嘘をつきにくい。(あくまでもにくいです。)

セクターを分けているのは、同じ景気の波で全部が沈まないようにするためです。


それでも「バイバイ」する日があります

決算書は嘘をつきにくい。

そう書きましたが、正確に言うと、中には決算をごまかす企業もあります。

その内容が明るみに出たときは、私の自分ルールではすぐバイバイです。

実際に、何社か経験しています。

数字を信じて買っているので、その数字が偽物だったなら、買った理由そのものが消えます。

情は持ち込みません。即、売ります。

そして、もうひとつの別れ方が、あります。

TOB(株式公開買付け)です。

しっかり選定できていると、たまに起こります。

買収されて上場廃止になれば、こちらの意思とは関係なく、持ち続けることはできません。

金額の面では、むしろ得をすることが多いです。

それでも、こちらは寂しいお別れです。

なぜなら、私は一度買った株を、売るつもりがないからです。

配当を出し続けてくれる限り、ずっと持っていたい。

そう思って選んでいるので、こちらから手放す前提がありません。

  • 不正で去るか
  • 買収で去るか

私の手元から株が消えるのは、基本的にはこの2つだけです。


配当金は、毎月入ってきます

受け取りのリズムも書いておきます。

配当金は、毎月もらっています。

そして、6月と12月が、他の月と比べて多いです。

日本企業は3月決算が多いので、その期末配当が6月ごろに集中します。

中間配当は12月ごろ。だから、この2か月は、臨時ボーナスみたいになります。

毎月どこかの会社から入金がある。

この「入ってくる感じ」が、私が欲しかったものでした。

積み立ては、出ていくだけです。しかし、配当金は、入ってきます。

同じ投資でも、体感がまるで違います。


配当金で買ったもの

実際、何に使ったか。

  • 旅行
  • 外食
  • 家電
  • プレゼント

補足ですが、旅行の行き先は決めていません。

妻や子どもの行きたいところに、都度、行く感じです。

「ここ行きたい」と言われて、行ける。

配当金があると、この一言に「いいよ」と即答できます。

ちなみに、正直な本音をひとつだけ

大型連休は避けたいです。無茶苦茶、混みますので。笑

配当という自由なお金があると、混んでいない時期を選ぶという贅沢もできます。

お金の使い方そのものについては、こちらに書きました。


「再投資すべき」への、私の答え

さて、本題です。

「配当は再投資して、複利を効かせるべき」

これに、正面から答えます。

目的によると思っています。

再投資は、もちろん大切です。効率も良いです。

資産を最大化したいなら、その通りにするべきです。

ただし、私の持論は

インデックス投資をしている前提で考えるなら、高配当株の配当金は、全額全力で使うべきです。

未来のための複利は、インデックスがもう回してくれています。

そこに配当金まで足して、全部を未来に送ってしまったら、いつ使うのでしょうか。

今、この瞬間に、お金をサービスや価値と交換したいじゃないですか。

子どもが「行きたい」と言う年齢は、永遠には続きません。

体力も、時間も、若い時の方が、多いはずです。

死ぬときに一番お金があっても、後悔が残ると思います。

そしてもうひとつ、未来のことは分かりませんが

私の選んだ銘柄が、企業努力で成長すれば、ちょっとした自分年金にもなります。

今を楽しませてくれて、将来も助けてくれるかもしれない。

悪くない話だと思っています。


よくある質問

Q1. 高配当株のデメリットは何ですか?

3つあります。ひとつ、減配や無配のリスク。配当は企業の義務ではないので、業績が悪化すれば減ります。ふたつ、配当を受け取るたびに約20%の税金がかかること。みっつ、高配当の企業は成熟していることが多く、株価の大きな成長は期待しにくいこと。だから私は、資産形成の主役はインデックスに任せています。

Q2. 高配当株の初心者は、何から始めればいいですか?

順番を間違えないことです。まず生活防衛資金、次にインデックスでの積み立て。その土台ができてから、余裕資金で高配当株です。逆にすると、「今を楽しむお金」ではなく「生活のためのお金」を株に置くことになり、値動きに耐えられなくなります。

Q3. NISAで買わないんですか?

私のNISA枠は、インデックス(全世界株式)に使っています。だから高配当株は課税口座です。配当に税金はかかりますが、それでも構いません。NISA枠を使い切ったから投資しない、ではなく、目的があるなら課税口座でも投資する。枠は手段であって、目的ではないからです。

Q4. いくらから始められますか?

金額より、順番です。Q2に書いた土台ができているなら、無理のない範囲で1銘柄からでも構いません。私も最初から今の形だったわけではありません。ちなみに口座は、手数料と使いやすさで選んでください。私が銀行をやめてネット証券にした話は、こちらです。


まとめ

  • 配当金は全部使っている。旅行・外食・家電。再投資はしない
  • きっかけは「伝統的な投資は素晴らしいが、今がぜんぜん楽しめないのではないか
  • 浪費家から倹約家になったが、今を楽しむお金が欲しかった
  • 役割分担は明確。インデックスは将来の自分へ、高配当株は今の生活へ
  • 銘柄は決算書とセクター分散で選ぶ。誰かの紹介はきっかけまで。優待や大手という理由は無視
  • 手放すのは2つだけ。
  • 決算の不正が明るみに出たときは即バイバイ(実際に何社か経験)
  • TOBという寂しいお別れ一度買った株は、売るつもりがない
  • 配当は毎月入る。6月と12月が多い
  • 使い道は妻や子どもの行きたいところ。大型連休は避ける。混むので。笑
  • 再投資すべきかは目的によるインデックスをやっている前提なら、配当は全額全力で使うべき
  • 今この瞬間に、お金を価値と交換したい。死ぬときに一番お金があっても後悔が残る
  • 銘柄が成長すれば、ちょっとした自分年金にもなる

現在の私の戦術、および戦略です。

この自分年金は、下手な保険よりも効果抜群だと思います。

合わせて、この決算書を読むための力が、たまにいう簿記の知識です。


さいごに

投資の記事は、たいてい「増やす方法」を書いています。

でも、増やした先に何があるかは、あまり書かれていません。

私は、削るのが上手になりました。保険をやめて、固定費を見直して、無駄を落としてです。

その先に欲しかったのは、使えるお金でした。

未来に送るお金は、インデックスが運んでくれています。

だから、配当は今日のために使います。

今日の家族の「行きたい」に、いいよと言うために。

ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。

この記事を読んだあなたへ

知識を得た次は、行動に移すとき。
成長・学び・お金・キャリア、あなたが変わるための 選択肢を一つにまとめました。

スキルアップ・投資・転職——どこから始めるかは、 あなたが決めていい。
まず「知る」だけでも、景色は変わります。

自分の意志で、最初の一歩を踏み出す

タイトルとURLをコピーしました