はじめに
「営業、向いてないかもしれない」
そう思って検索したあなたへ。
出てくるのは、「向いてない人の特徴○○選」みたいな記事ばかりだったと思います。
私は営業職を15年やりました。
そして正直に言うと、最初の3年は、ずっと「向いてないかも」と思っていました。
この記事は、特徴リストや傾向記事ではありません。
15年やった人間の実際の判断基準を書きます。
補足ですが、社会人になってからも営業は、継続的にやっております。
1年目:日本語はわかるが、中身までたどり着けない
私の1年目は、こうでした。※特に新入社員の時や転職当初です。
お客さんとの共通内容の会話が、できない。
- 商談の場に座っている。
- 言葉は聞こえている。
- 日本語だから、意味もわかる。
でも、中身までたどり着けない。
何をしていいのか、わからない。
そして、何が分からないのかが、分からない。
これが1年目です。向いてないと思って当然の状態でした。
2〜3年目:必ず、大きな壁にぶち当たる
1年目を越えると、少し会話ができるようになります。
そして、2年目から3年目で、必ず大きな壁にぶち当たります。
これは、私だけの話ではありません。
15年以上見てきて、ほぼ全員がここでぶつかります。
「向いてない」と検索する人の多くが、たぶん今、この壁の前にいます。
じゃあ、その壁を越える人と、越えない人の違いは何か。
当たり前を、当たり前にできるか。
ここがポイントでした。特別な才能ではありません。
向き不向きを、人の軸で判断しない
自分自身が営業職を15年やって、いちばん伝えたい判断基準がこれです。
向いている・向いていないを、他人の軸で判断しないことです。
- 上司に言われた。
- 同期と比べた。
- ネットの「向いてない人の特徴」に当てはまった。
これらは全部、他人の軸です。
自分が、やりたいと思ってこの仕事を選んだのなら
納得のいくまで一度、やり通すことだと思います。
もちろん、やっているうちに違うことがしたくなれば、それはそれです。
それは「向いてない」ではなく、「他にやりたいことができた」という、まったく別の話です。
補足:どの仕事を選んでも、営業は必要です
ひとつ、大事な補足があります。
どの仕事を選んでも、大きく見たときに営業は必要です。
商品を売る仕事だけが、営業ではありません。
- 社内で企画を通すのも
- 自分の価値を会社に認めさせるのも
- 副業で個人として仕事をもらうのも
全部、営業です。
「営業から逃げる」という発想自体が、実はどこにも逃げ場のない発想なんです。
自分が何屋さんなのか、という話は、こちらに書いています。
「本当に向いてない人」はいるのか
15年以上、現場で多くの営業にかかわる方々を見ています。
もちろん管理職として、営業職の部下も見ています。
禁断の問いとして、「本当に向いてない人は、いるのか?」
正直に答えます。
営業に向いてない人は、「あきらめた人」です。
いる・いないでは、ありません。それが、私の答えです。
- コミュニケーションが苦手だから、ではありません。
- 数字が嫌いだから、でもありません。
- ましてや、営業職に向いてないからでもありません。
営業職だけに、まとめずに言いますが
そもそも主体的に行動できない人は、一度自問自答した方がいいと思います。
たった一度の、自分の人生です。
私は一度、自分の部下に、「あなたは、営業に向いていない」とはっきり言いました。
今から思えば、受取手との関係が、構築されていたからよかったですが
なかなか、当時は強烈な言葉だったと思います。
しかし、それから見違える程、自己変容し
いまや大企業の会社のエースです。※実名は割愛します。
大事なところは、自問自答しあきらめなかった事だと思います。
成果が出る「あと一歩」が、いちばんしんどい
私の経験から、ひとつだけ言えることがあります。
成果が出る、あと一歩のところが、実は一番しんどい。
そして、そこでやめたくなります。
不思議なもので、いちばん苦しいのは、いちばん近づいたときなんです。
だから多くの人が、果実の直前で手を離します。
そこを続けて、乗り越えられると
成果の果実が、手に入ります。
「続けること」に意味があって、自分が納得できるまで、やれることはやってみる。
それが、15年営業をやった私からの答えです。
よくある質問
以下の内容は、現場でよく相談される内容です。
Q1. 3年やっても成果が出ません。それでも続けるべきですか?
「当たり前を当たり前にできているか」を先に確認してください。連絡を返す、約束を守る、準備をする。特別なことではなく、そこが抜けたまま3年経っている人は多いです。それができていて、なお納得がいかないなら、次を考えるタイミングかもしれません。
Q2. 上司に「お前は営業に向いてない」と言われました。
それは人の軸です。あなたの人生を、その人が引き受けてくれるわけではありません。判断は自分でしてください。「続ける」or「続けない」はあなた自身が判断し決断してください。
Q3. 営業職を辞めて他の職種に行けば、楽になりますか?
どの仕事を選んでも、大きく見れば営業は必要です。職種を変えれば「売り込む相手」が変わるだけで、自分の価値を伝える仕事からは逃げられません。逃げる転職より、やりたいことがある転職を勧めます。
Q4. 私は営業職を辞めるべきでしょうか?
その答えは、この記事にはありません。ただ、判断の材料として「自分の市場価値」を知っておくことは無駄になりません。今の自分が外からどう見えるかを知ってから決めても、遅くないです。
実際に使ったエージェントの比較はこちら
まとめ
- 私も営業15年以上。最初の3年は「向いてないかも」と思い続けた
- 1年目は、お客さんとの共通の会話ができない。何が分からないのかも分からない
- 2〜3年目で、必ず大きな壁にぶつかる。越える鍵は「当たり前を当たり前にできるか」
- 向き不向きを、人の軸で判断しない。やりたいと思って始めたなら、一度やり通す
- どの仕事を選んでも、大きく見れば営業は必要
- 「本当に向いてない人」=やめた人、あきらめた人
- 成果が出るあと一歩が、一番しんどい。そこを越えると、果実が手に入る
最終的な心の答えは、自分の中にいつもあります。
さいごに
15年前の私に言えることがあるとしたら、ひとつだけです。
「向いてないかも」と思っているその状態が、普通です。
1年目で会話にならないのも、3年目で壁にぶつかるのも、全員が通る道でした。
違いが出るのは、そこからです。
たった一度の、自分の人生です。
他人の軸ではなく、自分の軸で決めてください。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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