はじめに
「自分は、〇〇に向いていない」と思っている方へ。
「あなたは何屋さんですか?」と聞かれて、すぐに答えられない方へ。
「確証バイアス 例」で検索してみてください。
出てくるのは、こういう記事です。
- 確証バイアスとは?具体例でわかりやすく
- 確証バイアスの具体例や対策をわかりやすく解説
- 確証バイアスの実例を教えてください
検索上位は、人事や心理の解説サイトです。
言葉の意味と、よくある例の話が続きます。
私は、専門商社で5つの部署を経験しました。そのうち4つは、自分で選んだ部署ではなく、辞令でした。人事も、その一つです。
そのうえで、正直に書きます。
私が一番思い込んでいたのは、「人事の仕事は、絶対に向いていない」でした。
先に結論:確認するのは3つ
① 確証バイアスは、自分の思い込みに合う情報ばかり集めて、合わない情報を見落とす心の傾向です。
② 私は「人事は向いていない」と思い込んでいました。やってみたら、違いました。
③ 何屋かは、職種ではなく価値で決めます。私は、励まし屋です。
順番に書きます。
確証バイアスとは
まず、言葉の意味です。
都合のいい情報を集める
確証バイアスは、心理学の言葉です。
すでに持っている思い込みや仮説を支えるために、自分に都合のいい情報ばかりを集めてしまう。
そして、合わない情報は見落としてしまう。そんな心の傾向を指します。
自分に向けると、可能性が狭まる
この傾向は、他人や世の中を見るときだけでなく、自分を見るときにも起きます。
- 「自分は、コミュニケーションが苦手」
- 「自分は、内向的だから向いていない」
- 「自分は、血液型的にこういう性格」
一度こう思うと、それを裏づける出来事ばかりが目に入ります。うまくいった場面は、たまたまだと片づけてしまいます。
こうして、本来の可能性を見失うケースが非常に多いです。
私自身も、人事の仕事について、まさにこの状態でした。
人事は向いていないと思っていた
次は、私の話です。
絶対に向いていない
人事への異動は、辞令でした。最初は、「私が人事ですかー」という感じでした。
私は、人事の仕事は苦手だと思っていました。
人を採用する。方向性を示す。研修を通じて、人の成長に刺激を与える。
どれも苦手で、絶対に向いていないと考えていました。
私みたいな人が、人様へ道を示すなんて、とんでもない。本気で、そう思っていました。
やってみたら、違った
ですが、配属されて、いざやってみると違いました。
人間に対して、本気になれたのです。
こんな面白い仕事があるのか、というくらいでした。笑
やっているうちに、自ずとそうなれました。
面接も研修も、みんなが自分を見ています。目の前の人々をどうするか、その真価が自分に問われます。
特に、面接はそうでした。合否をつけるのは私で、目の前の方の人生に大きく関わるからです。
とはいえ、人事に限らず、仕事は業界・業種を問わず、なんでも本気です。
「向いていない」は、やる前の私が集めた情報だけで決めた答えでした。やってみて初めて、合わない情報が目に入りました。
このブログも、同じ
人事をやっていなければ、このブログは運営していません。
正直に言うと、このブログも、リクエストを受けたから「やってみよか」で始めました。今は、本気でやっています。笑
自分の価値は、ひとりで考えるより、社外の人に見てもらうほうが早く分かります。
私の場合は、経歴を登録したところ、向こうから求人が届く形になりました。
管理職・専門職として実績がある方、年収600万円以上の方は
JACリクルートメント私が使ったときは、すべてにおいて手厚いサポートがありました。
内定をいただいた3社は、すべてここからでした。
まだその年収帯ではない方や、まず求人そのものを幅広く眺めたい方は
人事の仕事で、組織を動かした話は、こちらに書いています。
求められているのは、人柄
続いて、部下の思い込みを外した話です。
真面目な人ほど、比べる
管理職のとき、部下の「自分には無理」という思い込みを外す場面は、何度もありました。
だいたい、みんな真面目で、想像力が豊かです。だから、過去の自分や、周りの人と比べてしまいます。
比べるほど、「やっぱり自分はダメだ」という情報ばかりが集まります。これも、確証バイアスです。
そこじゃないんです
そんなとき、私はこう伝えていました。
「あなたに求められているのは、そこじゃないんです。あなたという人柄です。」
周りと同じことができるかではありません。その人だから出せる価値を、見てほしいのです。
何屋かを決める3つの掛け算
ここからは、自分の価値を言葉にする方法です。
何で、誰に、どんな結果
シンプルに、この3つで考えてください。
- 何で:価値を出しているもの(数字を作る、仕組みを作る、人を動かす)
- 誰に:価値を届けている相手(上司、部下、顧客、チーム)
- どんな結果:出している成果(売上を伸ばす、業務効率を上げる、問題を解決する、営業利益に寄与する)
この3つを掛け合わせると、自分は何屋かが見えてきます。長い言葉でもいいですが、短い言葉で言い切れる方が伝わります。
例えば、「組織の仕組み作り屋」「損益分岐点を下げる屋」「問題を見つけて改善する屋」。
ポイントは、職種ではなく、価値で表現することです。
私は、励まし屋
私自身は、励まし屋です。
なんとか人が明るく前を向けるように、背中を押すのが大好きです。
もちろん、大前提は、自分の意志で考えて、行動してもらうことです。私がするのは、背中を押すところまでです。
何屋かを、面接の自己紹介でどう話していたかは、こちらに書いています。
思い込みを外す方法
最後に、確証バイアスから抜ける方法です。
行動して、振り返る
正直に言うと、考えるだけでは見つかりません。おすすめは、行動×振り返りです。
新しい仕事や苦手なこと、任されたことに、まず行動してみる。
そして、何がうまくいったか、何が苦手だったか、どこで評価されたかを言葉にしてみる。
この繰り返しで、自分の輪郭がはっきりしてきます。私が人事で気づけたのも、やってみたからでした。
行動するための考え方は、こちらに書いています。
あなたの状況別の答え
「自分は向いていない」と思っている方へ。
その答えは、やる前に集めた情報だけで決めていませんか。一度やってみると、合わない情報が見えてきます。
苦手だと思う部署に、異動が決まった方へ。
私も、人事は辞令でした。やっているうちに、見え方が変わります。まずは、目の前の仕事に本気になってみてください。
自分が何屋か、答えられない方へ。
何で、誰に、どんな結果、の3つを書き出してください。最初は曖昧で大丈夫です。
周りと比べて、落ち込んでしまう方へ。
あなたに求められているのは、周りと同じことではありません。あなたという人柄です。
新入社員の方へ。
自分の型を、早く決めすぎないでください。最初は、何屋でもない状態でいいと思います。
中堅・ベテラン社員の方へ。
「自分はこういう人間」という決めつけが、成長を止めます。環境が変われば、求められる何屋も変わります。
よくある質問
Q. 確証バイアスとは、何ですか。
自分の思い込みに合う情報ばかり集めて、合わない情報を見落とす心の傾向です。
Q. 確証バイアスの例を教えてください。
私の例では、「人事は向いていない」と思い込んでいたことです。やってみたら、こんな面白い仕事があるのかと思いました。
Q. 確証バイアスは、どうすれば外せますか。
行動して、振り返ることです。考えるだけでは、思い込みに合う情報しか集まりません。
Q. 苦手だと思う仕事を任されたら、どうすればいいですか。
まず、やってみてください。私も最初は「私が人事ですかー」でしたが、やっているうちに、自ずと本気になれました。
Q. 自分の強みが、わかりません。
職種ではなく、価値で考えてください。何で、誰に、どんな結果を出しているか、です。
まとめ:今から出来ること
確証バイアスは、言葉の意味と、よくある例で語られています。
- 確証バイアスは、思い込みに合う情報ばかり集める心の傾向
- 自分に向けると、可能性が狭まる
- 私は「人事は向いていない」と思い込んでいた。辞令でやってみたら、面白かった
- 真面目な人ほど、周りと比べて「自分には無理」と思う
- 求められているのは、あなたという人柄
- 何屋かは、何で・誰に・どんな結果、の掛け算。私は励まし屋
今日できることは、ひとつです。
「自分は〇〇に向いていない」と思っていることを、1つ書き出してください。
その横に、そう思う理由を書きます。理由が、やる前の思い込みだけなら、それが確証バイアスです。
自分の経歴が社外でどう見えるかは、外の人に読んでもらうと分かります。
JACリクルートメント私が内定をいただいた3社は、すべてここからでした。
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注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
向き不向きは、人や環境によって違います。合わない仕事を、無理に続ける必要はありません。
そして、いちばん大事なことを書きます。
どの仕事に挑戦するかは、最終的にあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
確証バイアスは、言葉の意味とよくある例で語られがちです。
ですが、私にとっては、「人事は向いていない」という思い込みが外れた話でした。
補足ですが、ここまで読めたということは、自分の思い込みに向き合う準備ができている。ということだと思います。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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