はじめに
転職の面接で、自己紹介を何と言えばいいか迷っている方へ。
「転職 面接 自己紹介」で検索してみてください。
出てくるのは、こういう記事です。
- 1分で好印象を作る構成と例文
- 自己紹介の正しい仕方と回答例
- 自己紹介のテンプレート
上位に並ぶのは、転職サイトと人材会社です。並んでいるのは、ほとんどが例文です。
私は、中途採用の面接官をしていました。面接の最初には、自己紹介をお願いしていました。
そして36歳のとき、自分も在職中に5社を受け、3社から内定をいただいています。
だから、この記事に書くのは、例文ではありません。
面接官として自己紹介をどう聞いていたかと、受ける側でどう準備していたかです。
先に結論:確認するのは3つ
① 自己紹介は、凍った場を溶かすウォーミングアップでした。面接の最初の質問は、そのあとです
② それでも、休みの日に何をしているかは、気にしていました
③ 台本ではなく単語で準備し、最後は感謝で締めてください
順番に書きます。
自己紹介は準備運動
私の面接は、こういう流れでした。
まず、私が自己紹介をします。
次に、求職者の方に自己紹介をしていただきます。
そのあとに、「何を叶えたくて、転職活動をされているのですか」と聞きます。
ここまでは、まだ面接の質問ではありません。雰囲気をつくるための質問です。
言ってみれば、凍った場を溶かす役割です。求職者の方が、話しやすくなるようにしていました。
自己紹介で、合否の材料を探していたわけではありません。ウォーミングアップのようなものです。
正直に言うと、自己紹介の中身で、本音で印象に残っている人はいません。
もちろん、「そんなこと言う?」という人はいました。笑
自己紹介も、まずは聞くところからです。
もちろん、自己紹介の中身をしっかり見る面接官もおられると思います。ここに書くのは、私の場合です。
休みの日に何をしているか
それでも、気にしていたことがひとつあります。
土日などの休みの日に、何をしているかです。
学習をしているなら、いい習慣がついていると感じます。家族と過ごしている、ギャンブルをしている。答えは、人それぞれです。
意外と、休日時間を何に使っているかは、アピールになります。
仕事の経歴は、職務経歴書に書いてあります。ですが、休みの日の時間の使い方は、書類には出てきません。
自己紹介が終わってからが本番で、そこで会社をどれだけ調べてきたかが出ます。
私は、受ける会社の状況や注意点を、面接前にエージェントから教えてもらっていました。
管理職・専門職として実績がある方、年収600万円以上の方は
JACリクルートメント私が使ったときは、すべてにおいて手厚いサポートがありました。
内定をいただいた3社は、すべてここからでした。
まだその年収帯ではない方や、まず求人そのものを幅広く眺めたい方は
自己紹介のあとの流れ
自己紹介と「何を叶えたくて」で場が温まったら、面接に入ります。
面接の最初の質問は、これです。
「会社のホームページは、読んできましたか」
聞き方は、「読んでくれました?」くらいの、さらっとしたものです。
私の頭の中では、叶えたいことを聞いたあとなので、それを弊社で叶えたいなら読んできていますよね、という流れがあります。
ただ、それを口に出して問い詰めることはしません。
それでも、面接はここからスタートです。ここでダメなら、そのあとは会社説明で終わります。
そして、本音を書きます。
ここで読んできていない、あるいは怪しい返答だったとき、私は心の中でこう思っていました。
人生の大切な時間を使って、何のために面接に来たんや。ここにいるみんなの時間の大切さを、理解しているか。
きつい言い方に聞こえるかもしれません。ですが、こちらも本気です。本気なら、当たり前のことです。
読んできたかどうかで、面接の始まり方が変わりました。
「何を叶えたくて」と聞いていた話は、一次面接の記事にも書いています。
ホームページの質問への答えで、面接がどう変わったかは、こちらに書いています。
このブロックの内容は、面接官の方には共感してもらえると思います。
ですので、求職者の方は行間を理解して頑張ってね!という私のメッセージでもあります。笑
台本は書かない
ここからは、受ける側の話です。
在職中に5社を受けたとき、自己紹介がない企業もありました。面接官から求められた企業では、もちろん話しています。
準備で気をつけていたのは、ひとつです。
紙に、台本のように書いて準備しないことです。
台本を覚えると、セリフが飛んだときに、頭が真っ白になります。
だから私は、話したい単語だけを並べて準備していました。単語を言う感じで、あとはその場で言葉にします。
単語には、キーワードを混ぜていくようにしました。
たとえば、「会社で決算書を読みたいがために学習した簿記で、高配当株投資にはまっています」。
仕事と、学びと、休みの日の過ごし方が、ひとつの話の中でつながります。こうした言葉を、意図して入れていきました。
例文を覚えても、意味はありません。
面接官が覚えているのは、何を言ったかより、その人の様子です。
話がうまくなくても構いません。口下手でも、自分の言葉なら本気は伝わります。
自分がどういう人か
話すときに意識していたのは、ひとつだけです。
自分がどういう人かを、伝えることです。
以前、「あなたは何屋さんですか」という記事を書きました。何屋かは、職種ではなく、価値で表現します。
自分が何屋かを見つける方法は、こちらに書いています。
最後は感謝で締める
そして、自己紹介の最後は、感謝で締めていました。
「今日は、このお時間をいただきまして、ありがとうございます」
そう伝えたとき、面接官の方も、しっかり挨拶と会釈を返してくれたことは、覚えています。
逆に、台本のように「はい」とだけ返す方もいました。
この会社は、これからの採用で苦労するだろうな。そう思いました。
あいさつは、受ける側だけのものではありません。面接官の側も、見られています。
面接官の側にいたから、分かることがあります。面接の時間は、会社の人たちが仕事の時間を割いて作っています。
受け答えとあいさつを、最初から最後まで崩さない。
その最初の場面が、自己紹介です。
自己紹介で合否は決めていません。ですが、話し方の丁寧さは、最初の1分から伝わります。
あなたの状況別の答え
自己紹介の中身に迷っている方へ。
自分が何屋かを、価値で考えてください。
自己紹介で、緊張してしまう方へ。
自己紹介は、ウォーミングアップです。少なくとも私は、そこで合否を決めていませんでした。
自己紹介を求められなかった方へ。
自己紹介がない会社もあります。私が受けた5社にもありました。
そのときは、自分がどういう人かを、ほかの質問への答えの中で伝えてください。
面接まで、時間がない方へ。
ホームページだけは、目を通してから行ってください。自己紹介のあとに、聞かれるかもしれません。むしろ、この内容を絡めると面接官には、ささります。
よくあるQ
Q. 自己紹介で、面接官は何を見ていますか。
私の場合は、ウォーミングアップでした。凍った場を溶かすためです。ただ、中身を見る面接官もおられると思います。
Q. 自己紹介では、何を話せばいいですか。
自分がどういう人かです。休みの日に何をしているかも、意外とアピールになります。
Q. 自己紹介は、台本を作って覚えたほうがいいですか。
私は、台本は書きませんでした。セリフが飛んだときに真っ白になるので、単語だけで準備していました。
Q. 自己紹介は、どう締めればいいですか。
最後に、時間を取ってもらったお礼を伝えていました。
Q. 自己紹介のあとは、何を聞かれますか。
会社によって違います。私は、何を叶えたいのかを聞いて、場を温めていました。
まとめ:今から出来ること
転職面接の自己紹介は、1分の構成と例文で語られています。
- 自己紹介は、凍った場を溶かすウォーミングアップ
- 休みの日に何をしているかは、意外とアピールになる
- 自己紹介のあと、最初に聞いていたのはホームページの話
- 台本ではなく、単語で準備する
- 自分が何屋かを話し、最後は感謝で締める
今日できることは、ひとつです。
あなたが何屋かを表す単語を3つと、休みの日にしていることを1つ、書き出してください。
それが、あなたの自己紹介の材料になります。
JACリクルートメント私が内定をいただいた3社は、すべてここからでした。
年収600万円未満の方や、まず幅広く求人を見たい方は、リクナビNEXT からどうぞ。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
聞き方は、会社と面接官ごとに違います。自己紹介の中身をしっかり見る面接官もおられます。
そして、いちばん大事なことを書きます。
どの会社を選ぶかは、最終的にあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
自己紹介の例文を探していると、正解の言い回しがあるように思えてきます。
ですが、面接官の私にとって、自己紹介は準備運動でした。本題は、そのあとです。
自分がどういう人かを、自分の言葉で話す。そして、最後に感謝を伝える。それで十分です。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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