新人が放置されるのは、忙しいからではありません ~準備していないだけです~

キャリア・転職の考え方
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はじめに

書いている人が、3種類に分かれています。

「新人 放置」で検索すると、出てくる記事は3つに分かれます。

人事システムを売っている会社

 OJTで放置されていると感じる理由、退職させないOJTの管理方法

退職代行と転職サービス

 それはパワハラかもしれません。辞めるという選択肢もあります

個人ブログ

 放置される原因と、対処法3つ

そして、どの記事も「放置されている側」に向けて書かれています。

逃げるか、自分で動くか。

私は、放置していた側でも、放置されていた側でもありません。

私は、新人が来る前に準備を終えていました。

一度、視点を変えながら読み進めてください。


先に結論:この3つです

1⃣ 放置は、忙しさではなく準備の問題です

 来る前に決めておけば、起きません。

2⃣ 「余裕がない」と言う人に、新人を任せてはいけません

 任せた側のミスです。

3⃣ それでも放置されているなら、こちらから動くしかありません

 新人でも、社会に出ればひとりの社会人です。

順番に書いていきます。


新人が来る前に、準備は終わっています

まず、私がやっていたことを書きます。

新人が入ってくる前に、ほぼ準備は完了しています。

具体的には、こういうことです。

  • 研修の日程
  • 同行のスケジュール
  • どの業務に携わってもらうか
  • 誰に任せるか。そして、その目的は何か

これを、入社日より前に決めてあります。

だから、放置は起きません。

放置が起きるのは、当日になって「さて、この子に何をやってもらおうか」と考え始めるからです。

その状態だと、当然こうなります。忙しい日は後回しになる。誰が見るかも決まっていない。

気づいたら1週間、席に座って資料を眺めているだけ。

これは、忙しさのせいではありません。準備をしていないだけです。

最初にやるのは、仕事を教えることではありません

もう一つ書いておきます。

私が新人に対して最初にやっていたのは、業務を覚えさせることではありません。

まず、場に慣れてもらうことから始めます。

誰がいて、どんな空気で、どこに何があるのか。

そこが分からないうちに業務を投げても、質問すらできません。

質問できない状態を作っておいて「聞いてこない」と言うのは、こちらの問題です。


誰に任せるか

ここが、いちばん厳しいところです。

私がよく聞く、放置の理由として必ず出てくる言葉が

「教育担当者に余裕がない」でした。

その人たちに、私は何もいう事はありませんが

そんな人には新人を任せません。任せるこちらが、そもそもミスしています。

余裕がない人に新人を預けたら、放置になるのは当たり前です。

それは、その人のせいではありません。

任せた側の人選ミスです。

新人が放置されているとき、責められるのはたいてい教育担当者です。

ただ、その人にその役割を渡したのは、上の人間です。

それでも任せる場合は、言語化してもらいます。

人手の都合で、余裕がない人に任せざるを得ないこともあります。

そのときは、その人自身にどうなりたいのかを言語化してもらいます。

「忙しいから無理です」で終わらせません。

忙しい中でこの役割を持つことが、その人にとって何になるのか。

そこを本人の言葉にしてもらいます。

そして、気づきは必ず渡します。

新人を放置する人は、他人からも助けてもらえなくなります。

自分が誰も助けなかった人に、周りは手を貸しません。

結果として、本人も周りも不幸になります。

だから、そこはしっかり気づきを渡します。理由を聞いて、自己認知として本人に返します。

そのうえで受け取るかどうかは、本人が決めることです。


放置されている側として

ここからは、いま放置されている本人に向けて書きます。

厳しいことを言います。

相手からは、ほぼ来ません。

これは新人だからではありません。上司と部下でも同じです。待っている側には、何も来ません。

こちらから、主体的に動くしかありません。

もう一つ、大事なことがあります。

あなたは、もうプロとして見られています。

確かに、あなたは新人です。年数も歴も浅く、知識が少ないのは事実です。

それは誰でも理解しています。ただ、社会に出れば、ひとりの社会人です。

たとえば、家電量販店にテレビを買いに行ったとします。

そこで店員さんに、こう言われたらどうでしょうか。

「私、新人なのであまりよく知りません。」

え?となりますよね。

お客さんから見れば、あなたはプロです。入って何日目かは関係ありません。

だから、恥をかいてでも聞くしかありません

分からないことを分からないままにしておくと、そのままお客さんの前に立つことになります。

聞くのは、恥ずかしいです。何回も聞くのは、もっと恥ずかしいです。

それでも、聞いてください。

恥をかくことについては、こちらに書きました。


あなたの状況別の答え

放置されていて、何をすればいいか分からない

 こちらから聞いてください。

 「何をすればいいですか」ではなく「これをやってみたいのですが、いいですか」と聞くと

 答えが返ってきやすくなります。

■聞いても「自分で考えて」と言われる

 その職場は、準備をしていません。あなたの能力の問題ではありません。

 そのうえで、自分で動ける範囲を探してください。

■新人を放置してしまっている

 忙しさのせいにしないでください。来る前に決めていなかっただけです。

 いまからでも、誰が見るか・何をやってもらうか・目的は何かを決めてください。

■教育担当を任されたが、余裕がない

 上に言ってください。

 それは、あなたの責任ではなく、任せた側の問題です。

放置されて、もう限界だと感じている

 心身に不調が出ているなら、この記事の内容は当てはまりません。

 下の注意書きを読んでください。


よくあるQ

Q1. 放置はパワハラですか?

 法律の話は、この記事では扱いません。

 ただ、意図的な無視や仲間外れが続いているなら、それは別の問題です。

 専門機関に相談してください。

Q2. 何日くらい放置されたら、おかしいと思っていいですか?

 日数ではありません。準備がされていたかどうかです。

 初日に予定表が出てこない時点で、準備されていません。

Q3. 忙しい職場では、仕方ないのでは?

 忙しさと準備は、別の話です。

 忙しいからこそ、先に決めておくものです。

Q4. 自分から動いたら、迷惑がられませんか?

 なりません。

 むしろ、動く新人は覚えられます。


まとめ:今から出来ること

上司・受け入れ側の方へ

  1. 誰が見るか、何をやってもらうか、目的は何かを紙に書く。

   来る前に決まっていないと、放置になります。

  1. 余裕がない人に、任せない。

   放置は、その人ではなく任せた側のミスです。

  1. 最初は業務ではなく、場に慣れてもらう。

   質問できない状態で、質問を待たないでください。

新人の方へ

  1. こちらから聞く。

   相手からは、来ません。

  1. 恥をかいてでも、分からないままにしない。

   お客さんは、あなたをプロとして見ています。


注意(必ず読んでください)

ここに書いたのは、私が新人を受け入れる側として経験したことと、その中での考えです。

会社の規模、業種、体制によって、状況はまったく変わります。

意図的な無視、暴言、仲間外れといった行為が続いている場合は

この記事の内容は当てはまりません。

社内の相談窓口や、労働問題を扱う専門機関に相談してください。

また、眠れない、食欲がない、朝起きられないといった状態が続いている場合も同じです。

まず休むこと、そして医師や専門機関に相談することを、何よりも優先してください。

最後に決めるのは、あなたです。

あなたの人生を、あなた以上に大切にできる人はいません。


さいごに

新人が放置される職場には、共通点があります。

忙しいのではなく、決めていないんです。

  • 誰が見るのか
  • 何をやってもらうのか
  • その目的は何なのか

それを入社日より前に決めていれば、放置は起きません。

そして、いま放置されている側の人へ。

その状況は、あなたのせいではありません。ただ、待っていても変わらないのも事実です。

こちらから動いてください。恥をかいても構いません。動いた人は、必ず覚えられます。

そのうえで、動いても何も返ってこない職場なら

それは、あなたが選ぶ場所ではないのかもしれません。

自分が外でどう見られるのかは、社内にいる限り分かりません。

私がそれを知ったのは、営業所の所長をやっていたときでした。

軽い気持ちで登録して、面談で言われた一言に、その場で固まりました。

ジェイエイシーリクルートメント

ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。

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