はじめに
「働きながらの転職活動って、どれくらいかかるんだろう。」
そう思って検索された方が、多いのではないでしょうか。
先に、私の数字を書きます。
転職エージェントに登録してから、入社を決めるまで、全体で4ヶ月でした。
一般的に「転職活動の期間は3〜6ヶ月」と言われますので、短くも長くもありません。ごく普通の期間です。
ただ、この記事でお伝えしたいのは、期間の長さではありません。
私は5社を受けました。そして、そのうち3社から内定をいただきました。
数を撃ったわけではありません。受かるために受けたわけでもありません。
この記事では、在職中の転職活動で実際にかかった期間と、私が5社を受けた本当の理由を書きます。
結論から言うと、面接に行っていたのは、見極めるためでした。
かかった期間と、受けた社数
まず、数字を全部出します。
- 登録から入社を決めるまで:全体で4ヶ月
- 1社目の内定が出るまで:約2ヶ月
- 応募した企業:5社
- 面接まで進んだ企業:5社
- 内定をいただいた企業:3社
- 在職中に活動
補足すると、2ヶ月で出たのは「1社目の内定」です。転職活動が2ヶ月で終わったわけではありません。
そこから、さらに2ヶ月かけています。
5社は同時並行で進めました。条件を見ながら、こちらから辞退した企業もあります。
当時は専門商社に15年勤めており、役職もいただいていました。仕事を辞めてから探したわけではなく、働きながらの活動です。
5社とも、入社するつもりでした
ここは先に、はっきりさせておきたいところです。
私は5社とも、入社するつもりで受けています。
力試しで受けたわけではありません。場数を踏むためでもない。他社が自分にいくらの評価をつけるか知りたかったわけでもありません。
面接を受けるということは、そこで働いてやりたいことがある、ということです。
私にとって、この方程式は変わりません。
だから5社とも、本気でした。
1社目の内定で決めなかった理由
2ヶ月で内定が出たのなら、そこで終わってもよかったはずです。
実際、そこで決めていれば、活動期間は2ヶ月で済みました。
でも、私は受け続けました。
結果として、受けていくうちに決まっていきました。
最初から答えがあって、それを確認しに行ったのではありません。見ていくうちに、輪郭がはっきりしてきた、という感覚に近いです。
15年いた会社のことを、私は「よく知っている」と思っていました。でも、知っていたのは、その会社のことだけです。
他を見ていないのに、良いとも悪いとも言えないはずなんです。
面接官も、見られています
転職活動の記事を読むと、ほとんどが「面接に受かるためのコツ」を書いています。
準備は、もちろん大切です。私もしました。
ただ、面接の場で起きているのは、それだけではありません。
面接官も、見られています。
どれだけ取り繕っても、わかるものがあります。
ここは面接する方は、ご注意ください。
見ていたのは、ハードとソフト
具体的に何を見ていたのか。会社のハードとソフトです。
ハードは、目に見えるもの。
- デスクの配置。
- 誰がどこに座っているか。
- 上長の席がどこにあるか。
- フロアがどう区切られているか。
- 服装が統一されているかどうか。
ソフトは、空気のほうです。
- 雰囲気が明るいか。
- 和気あいあいと仕事をしているか。
- 社訓があるか。
- すれ違う社員に挨拶があるか。
どれも、気にして考えないと感じ取れません。
面接の受け答えに集中していたら、まず見落とします。
そして、ここが大事なところなのですが、これらは良し悪しではありません。
社訓があるから良い会社、ということはありません。服装が自由だから風通しがいい、ということもありません。
私が見ていたのは、それが意図されたものかどうかでした。
誰かが決めて、そうしているのか。
それとも、誰も決めていないのに、なんとなくそうなっているのか。
同じ光景でも、意味がまったく違います。
会社の常識が非常識なこともある
これは、悪口ではありません。
どの会社にも起こることです。
長くいれば、その場所のやり方が当たり前になります。それが外から見てどう映るかは、外に出てみないとわかりません。
そして、いま自分がいる会社にも、同じことが起きています。
15年いれば、その会社の常識が、自分の常識になります。
私は前職で、4つの部署を見てきました。エリア課長を経て、GMや所長という立場で、通算100人以上と関わっています。
組織を作る側にいたので、余計に見えてしまうんです。
ここは風通しがいいな。ここは上長が現場を見ていないな。ここは意思決定が上で止まっているな。
そういうものが、建物に入った瞬間から伝わってきます。
辞退の基準は、ひとつだけでした
では、何を基準に辞退したのか。
一緒に働きたいと思える人がいるかどうか。これだけです。
条件は、もちろん大事です。年収も、就業規則も、任される仕事の内容も。私も全部見ました。
でも、それは紙の上で比べられます。
一緒に働きたい人がいるかどうかは、その場に行かないとわかりません。
そして最後は、人の魅力が一番だと思っています。
制度が整っていても、そこに惹かれる人がいなければ続きません。
逆に、この人と働きたいと思えたなら、多少の不足は自分で埋めにいけます。
ハードとソフトを見ていたのも、結局はここに行き着きます。
デスクの配置も、社訓も、挨拶があるかどうかも、そこに一緒に働きたい人がいるかを判断するための材料でした。
私が面接に行っていたのは、受かるためではありません。
ここで働けるかどうかを、見に行っていました。
だから5社受けたんです。そして、そこがないと感じたところは、こちらから辞退しました。
「時間がない」と言う人へ
在職中の転職活動は、時間がないから難しいと言われます。
私もよく聞かれました。働きながら、どうやって面接の時間を作ったんですか、と。
逆に、お聞きしたいことがあります。
自分の人生の大切なことに対して、時間も取れない、作れないのですか。
私がやったことは、特別なことではありません。一歩一歩、確実に時間を見つけて進めただけです。
5社に同時並行で応募して、5社とも面接と筆記試験を受けました。在職しながらです。
テクニックを書こうと思えば書けます。でも、書きません。
時間の作り方を探している間は、たぶんまだ、自分の中でそこまで本気になっていないからです。
本当に人生で大切だと思ったとき、人は時間を作ります。
私も、そうでした。
見極めるには、自分の位置を知る
ここまで「見極めるために受けた」と書いてきました。
ただ、正直に言うと、見極めるためには前提が要ります。
自分が、いまどのあたりにいるのか。それを知らないと、比べることができません。
私自身、活動を始める前は、自分の市場価値を正確には知りませんでした。
エージェントから求人票を見せてもらったとき、年収欄の数字に、いい意味で驚きました。
ひとつではありません。並んでいる求人が、どれもです。
そのとき、本音でこう思いました。
ある意味、今の会社に安く雇われているんだな、と。
念のため書いておくと、前の会社に不満があったわけではありません。15年いた会社です。成長できる環境を与えてもらいました。
任せてもらった仕事もありました。4つの部署を見て、100人を超える人と関わる経験もさせてもらいました。
その機会があったから、あの年収欄が成立しているとも言えます。
安く雇われていた、も事実。育ててもらった、も事実。どちらも本当です。
ただ、ひとつだけ確かなことがあります。
見なければ、一生気づきませんでした。
自社の評価しか知らなければ、自分がいくらで見られているのかは、永久にわかりません。比べる相手がいないからです。
これは、能力の問題ではありません。確かめたかどうかの問題です。
そして、自分の位置がわからないまま面接に行くと、相手の提示をそのまま受け取るしかなくなります。
それは、見極めているようで、見極められている状態です。
ハイクラス転職やキャリアアップを目指す方には
JACリクルートメント- 管理職
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- 年収アップ
- 外資系
などを目指す方には、相性が良いと思います。
また、幅広く求人を見ながら自分の可能性を知りたい方は
知る方法については、別の記事に詳しく書いています。
自分の位置を確かめる方法は、こちらに書きました。
まとめ
この記事で書いたことを、整理します。
- 在職中の転職活動は、全体で4ヶ月かかった
- 1社目の内定は約2ヶ月。ただし、そこで終わらせなかった
- 5社に同時並行で応募し、5社面接、3社内定
- 受けた5社すべてに、入社するつもりで行っていた
- 面接官も見られている。ハードとソフトは、取り繕っても隠せない
- 見るべきは良し悪しではなく、それが意図されたものかどうか
- その会社の常識は、世の中の非常識ということもある
- 辞退の基準は、一緒に働きたいと思える人がいるかどうか
- 条件は紙の上で比べられる。人の魅力は、行かないとわからない
- 求人票の年収欄を見て、今の会社に安く雇われていたと気づいた
- 安く雇われていたも、育ててもらったも、どちらも事実
- 時間は、大切だと思えば作れる
期間は、結果として決まります。
短く終わらせることを目標にすると、比べる前に決めることになります。
それは、たぶん逆だと思います。
さいごに
働きながらの転職活動は大変だ、とよく言われます。
私が動いたときも、同じことを言われました。
でも実際にやってみると、5社受けて5社とも面接まで進み、3社から内定をいただきました。私が特別だったわけではありません。
15年かけて積み上げたものを、社外の基準で見てもらっただけです。
そして、その基準は、登録しないと見えません。
転職するかどうかは、その後の話でいいと思います。まず、比べられる状態を作る。
それだけで、見えるものが変わります。
私が実際に使って、最終的にこの会社に決めたのがJACリクルートメントでした。
そして、入社した後のことも書いています。正直、最初の3ヶ月はしんどかったです。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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