はじめに
「子どもが生まれたなら、学資保険は入っておけよ」
私にそう勧めてくれたのは、当時60歳の上司でした。
私は素直に入りました。そして、後に解約しました。
上司が間違っていたのか?
いえ、違います。
上司の言葉は、正解でした。ただし、昔の正解でした。
この記事では、学資保険に入って、やめた私が気づいたこと。
そして代わりに作った、我が家の教育費の形を書きます。
上司は、嘘をついていない
まず、はっきりさせておきたいことがあります。
勧めてくれた上司に、悪意はありません。
嘘もついていません。
上司の世代では、学資保険は本当に正解だったんです。
でも、その当時と今では、貯金や投資の土俵が違います。
上司の言葉は、アップデートされていない、過去の話の正解でした。
過去の正解を信じて実行した上司は、正しい。
ただ、それをこれからの若い世代に、当たり前のように伝えるのは不正解です。笑
そして、それを何も考えずに受け取った私が、一番の不正解でした。
我が家の学資代わりは「外貨建て保険」でした
正直に言うと、我が家の教育資金の備えは、学資保険だけではありませんでした。
外貨建て保険にも入っていて、これも教育資金の位置づけでした。
今から思うと、これは目的のない不安による、保険セールスマンに乗ってしまった最悪の投資でした。
- 「お子さまの将来のために!」
- 「教育資金の準備にもなります!」
- 「使わなければ、老後資金へ!」
不安に名前を付けられて、商品を差し出される。
目的を自分の言葉で言えないまま、契約していました。
気づいたことが、ひとつあります。
わざわざ、保険屋を通して投資商品を買わなくてもいい。
自分で、ネット証券から買えます。
保険と投資を混ぜた商品は、保険としても投資としても中途半端で、手数料だけが重い。
それなら、保障は保障、投資は投資で、自分で分けて持てばいいんです。
解約して、我が家が作った教育費の形
学資保険も外貨建て保険も解約して、我が家の教育費はこの形になりました。
ジュニアNISAを3人分(制度終了前の2年間を満額投資 済み。18歳まで保有し、学費に使う予定)
子ども名義の未成年口座で、VTを100万円分ずつ(ネット証券で、自分で買いました)
児童手当は、全額習い事(将来のお金ではなく、今の子どもの経験に使う)
将来のお金は、市場に育ててもらい、今の経験には現金を使う。
保険会社を経由するお金は、この形のどこにもありません。
この形にたどり着いた経緯は、こちらに詳しく書いています。
「不安」ではなく「目的」から始める
学資保険と外貨建て保険の失敗から、学んだことがあります。
不安から入ると、商品を売られる。目的から入ると、手段を選べる。
「なんとなく不安だから、何かに入っておく」だと、セールストークが刺さります。
「18年後に、子ども1人あたりいくら必要か」から始めると
手段は自分で、比べて選べるようになります。
我が家が保険全体をどう見直したか(年間 約 100万円 → 約 3万円)は、こちらです。
よくある質問
Q1. 学資保険、すでに入っています。解約すべきですか?
慎重に考えてください。学資保険は途中解約すると、多くの場合、払い込んだ保険料を下回ります(元本割れ)。契約からの年数や満期までの残り期間によって、続けた方がいい場合もあります。「入らない」と「途中でやめる」は、別の判断です。
Q2. 学資保険なしで、教育費が足りなくなりませんか?
大事なのは「学資保険か否か」ではなく、「いつまでに、いくら必要かを決めて、積み立てが続く仕組みを作ること」です。我が家はその仕組みを、非課税制度とネット証券の口座で作りました。保険という形にこだわる必要はありませんでした。
Q3. 親世代や上司に「学資保険は入っとけ」と言われたら?
その方の時代には、それが正解だったはずです。否定する必要はありません。ただ、貯金と投資の土俵は変わりました。感謝しつつ、判断は今の土俵で、自分ですればいいと思います。
Q4. 投資で、教育費を作るのが怖いです。
その感覚は正しいです。使う時期が決まっているお金を、全額投資に置くのは危険です。我が家も、今の経験に使うお金(児童手当→習い事)と、時間をかけて育てるお金(ジュニアNISA・未成年口座)を分けています。投資の入り口として、口座選びからならこちらをどうぞ。
まとめ
- 学資保険は、当時60歳の上司に勧められて入った。そして解約した
- 上司は間違っていない。昔と今では、貯金と投資の土俵が違うだけ
- 過去の正解を、今の若い世代にそのまま伝えるのは不正解
- 外貨建て保険も教育資金の位置づけだったが、目的のない不安で買った最悪の投資だった
- 保険屋を通して投資商品を買わなくていい。ネット証券で自分で買える
- 我が家の教育費は、ジュニアNISA3人分+未成年口座のVT+児童手当は全額習い事
- 不安から入ると商品を売られる。目的から入ると手段を選べる
さいごに
学資保険に入ったこと自体を、責める必要はありません。
私も入っていました。勧めてくれた人に、悪意はありませんでした。
大事なのは、誰かの時代の正解をそのまま自分の正解にしないこと。
土俵は変わりました。あなたの教育費は、今の土俵で、目的から組み立ててください。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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