はじめに
「頑張っているのに、結果が出ない」「何をすればいいか分からない」
「管理会計 仕事」で検索すると、出てくるのは、財務会計との違いや、損益分岐点の計算方法の解説です。
正しいのですが、読んでも、明日の仕事が変わるイメージは持ちにくいと思います。
私は、前職でGMとして組織を預かっていました。
管理会計は、グロービスの本で理解して、簿記で細かく公式の表に当てはめて身につけました。
この記事では、管理会計を実際の仕事でどう使ってきたかを書きます。
先に結論:管理会計は、数字で人を動かす仕組み
① 管理会計とは、数字を使って判断し、人の行動を変える仕組み
② 大事なのは、数字を見ることではなく「解釈」と「共有」
③ 数字は、行動の共通言語になる
順番に書きます。
管理会計とは
会計には、大きく2つあります。
- 財務会計:会社の外(株主や銀行、税務署)に報告するための会計
- 管理会計:会社の中で、判断して、人を動かすための会計
管理会計をかみ砕くと、ゴールが見える仕組みです。決まった形はありません。
自分たちの仕事に合わせて、見る数字と使い方を決めます。
GMだったころ、私が見ていた数字
見ていたのは、基本的な数字です。
- 売上
- 粗利
- 部門ごとの利益
- 予算と実績の差
- 訪問件数
ただし、ここからが大事です。見ていて「売上が上がっているなー」では、駄目です。
大事なのは「解釈」と「共有」
数字を見たら、必ずこう考えます。
- なぜ、上がっているのか
- どこで、上がっているのか
- ほかにも、広げられないか
この解釈と、みんなへの共有が、一番大事です。数字は、見るだけでは何も変わりません。
解釈して、共有して、初めて人が動きます。
【実体験】数字がない指示で、売上が未達になった
以前、私は組織のトップとして、部下にこう伝えました。「各自、しっかり営業しておいてください。」
私は、1日10件を訪問してくると想定していました。しかし部下たちは、1日2〜3件で十分だと考えていました。
結果は、売上未達です。日報や営業会議でも、収穫のある発言が少ない状態でした。
ここで初めて理解しました。「しっかり」は指示ではない。数字を使わないと、人は動かない。
数字を入れた瞬間に、組織が変わった
改善後は、こうしました。
- 1日10件、営業する
- 1日3案件、持ち帰る
- 訪問先の顧客を、数字で見える化する
結果として、行動量がそろい、言い訳が消え、売上が安定しました。
数字は、行動の共通言語になります。人が集まれば集まるほど、価値があります。
報酬の設計も、管理会計
管理会計は、人を動かせます。たとえば、営業部の報酬を、実際にこういう仕組みにしていました。
数字は、イメージしやすいものにしています。
- 利益100万円 → インセンティブ1%(プラス1万円)
- 利益300万円 → インセンティブ3%(プラス9万円)
- 利益500万円 → インセンティブ5%(プラス25万円)
この仕組みにすると、自然と行動量が増えます。
目標 × 数字 × 行動の設計。これを作るのが、管理会計の役割です。
管理会計を、仕事で使えるようになるには
私は、2段階で身につけました。
①本で、考え方を理解する
最初は、グロービスの本で、管理会計の考え方を理解しました。何のために、どの数字を見るのか。全体像がつかめます。
②簿記で、公式の表に当てはめる
そのあと、簿記で、細かく公式の表に当てはめました。決算書の、BSとPLが読めるようになります。
私は、クレアールで簿記を学びました。
クレアール簿記アカデミーあなたの状況別の答え
頑張っているのに、結果が出ない方へ。
目標に、数字を入れてください。「頑張る」ではなく、「1日10件」です。
部下が、思ったように動かない管理職の方へ。
指示に、数字が入っているか見直してください。私の「しっかり営業して」は、1日2〜3件と受け取られていました。
数字は見ているのに、成果につながらない方へ。
なぜ、どこで、ほかに広げられないか。解釈して、みんなに共有してください。
管理会計を、これから学びたい方へ。
まず本で考え方をつかみ、そのあと簿記で公式の表に当てはめる。私はこの順番でした。
よくあるQ
Q. 管理会計とは、何ですか。
会社の中で、数字を使って判断し、人の行動を変えるための会計です。外に報告するための財務会計とは、目的が違います。
Q. 管理会計は、仕事でどう使いますか。
売上や利益、予算と実績の差を見て、なぜ、どこで、ほかに広げられないかを解釈し、みんなに共有します。
Q. 管理会計を学ぶには、簿記が必要ですか。
考え方は、本で理解できます。私は、そのあと簿記で公式の表に当てはめて、細かく理解しました。
Q. 管理職でなくても、管理会計は役に立ちますか。
役に立ちます。自分の目標を数字にするだけで、行動が変わります。
まとめ:今から出来ること
「管理会計 仕事」は、用語と計算方法の解説で語られています。
- 管理会計は、数字で判断し、人を動かす仕組み
- 大事なのは、数字の解釈と、みんなへの共有
- 「しっかり」は指示ではない。数字を入れると組織が変わる
- 報酬を利益で設計すると、行動が変わる
- 学ぶなら、本で考え方、簿記で公式の表
今日できることは、ひとつです。
あなたの今月の目標を、ひとつだけ数字に変えてください。
それが、あなたの仕事に管理会計を入れる、最初の一歩になります。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
どの数字を見るべきかは、業種や会社、仕事の内容によって違います。
報酬の仕組みは、会社の規則や法律に沿って設計してください。
そして、いちばん大事なことを書きます。
最終的に、どうするかはあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
「あの頃できなかった」ではなく、今からやるだけで未来は変わります。
行動が変われば、結果は必ず変わります。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
この記事を読んだあなたへ
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