はじめに
転職して、最初に驚いたことがあります。
前職でGMだった私より、転職先の課長クラスの方の方が、給料が高かったのです。
責任の重さも、決裁権の大きさも、前職のGMの方が上でした。
それでも、給料は転職先の課長クラスの方が高かった。
比べてみないと、わからないことがありました。
これは能力の差ではありません。
業界の差です。もちろん、還元してくれる会社という大前提もあります。
この記事では、なぜ同じ努力でも業界によって年収が大きく変わるのか
転職して気づいた本当の理由を書きます。
囚人のジレンマが起きている業界がある
前職で、ずっと感じていたことがあります。
同じ商品を同じ相手に、価格とサービスだけで、契約を取りに行く。
そして、競合も同じことをする。
すると、当たり前のように値下げ合戦が、始まります。
必然的に、利益が削られていきます。
これは経済学で言う「囚人のジレンマ」に近い状態です。
お互いが協力すれば、全員が得をするはずなのに、競争するから全員が損をする。
限られたパイを取り合う構造の中では、どれだけ頑張っても業界全体の収益性が上がりません。
収益性が上がらなければ、給料の天井も上がりません。
原資がないのに、ない袖は振れません。
「引き出しが増える」という感覚
今の業界に転職して、仕事の感覚が変わりました。
同じものを売る行為でも、全然違うのです。
前職は、「同じ商品を同じ相手に提案する」でした。
今の業界は、違います。
相当品という考え方、得意・不得意に適応できます。
同じ性能のもので、この用途にはこれ。でも、作業性を上げたいならこれ。
知識と経験から、引き出しが増えていく感覚があります。
お客さんの課題に合わせて、最適な提案ができる。
「どこの何に目をつけるか」が、価値になる仕事です。
これは、囚人のジレンマを回避できる構造です。
限られたパイを取り合うのではなく、新しい価値を一緒に作っていく。
この違いが、業界の収益性の差につながっています。
「年収の天井」は、ほぼ存在する
ここで、一つ整理します。
どの業界で働くかによって、年収の天井が決まっています。
同じ営業職でも、業界が違えば平均年収は、数百万円単位で変わります。
同じ管理職でも、業界が違えば、同じ責任でも給料が大きく違います。
これは個人の能力の問題ではありません。
業界全体の収益性の問題です。
囚人のジレンマが起きている業界では、頑張っても天井が低いと思います。
引き出しが増えていく業界では、頑張るほど天井が上がります。
魚がいる場所といない場所では、釣れる量が変わります。
それと同じです。
あくまでも私の経験と体験より理解しました。
同じ人間が、業界を変えただけで年収が上がった
ここが、一番の面白い所です。私の実体験を正直に話します。
転職後の年収は、前職より約10%高い状態からスタートしました。
特別なスキルが、急に増えたわけではありません。
ものすごい実績が、あったわけでもありません。
変わったのは、業界だけです。
さらに驚いたことがあります。
前職でGMだった私より、転職先の課長クラスの方が、給料が高かった。笑
責任も決裁権も前職の方が、大きかったのですが
それでも給料は、転職先の課長の方が高かったです。
これが、業界の収益性という天井の差です。
同じ人間が、場所を変えただけで、評価が変わりました。
頑張り方より、どこで頑張るかが重要でした。
補足ですが、2年目からもきっちりと昇給させて頂き
賞与は、よくニュースで見る「誰がこんなにもらってんねん!」と
思う夏季の賞与の全国平均額以上でした。笑
本音で、社会人になって初めて経験しました。
なぜ会社の中だけで、比べると気づけないのか
私が、GMになっても気づかなかった理由があります。
会社の中だけで比べていたからです。
同じ業界・同じ会社の中で比べている限り、業界の天井は見えません。
「うちの会社は、他より給料が高い」と思っていても、それは同じ業界内での話です。
別の業界と比べたとき、初めて天井の高さの違いがわかります。
転職活動をすると、この比較が自然にできます。
- 求人票を見る
- エージェントと話す
- 他業界の年収水準を知る
それだけで、今の自分がどの天井の下にいるかがわかります。
よくある質問
Q. 年収を上げるには、業界を変えるしかないですか?
業界を変えることが最も効果的ですが、唯一の方法ではありません。
ただし、同じ業界・同じ会社の中だけで年収アップを目指すには限界があります。
まず、自分の市場価値を知ることから始めてみてください。
Q. 業界を変えると、今までの経験が無駄になりませんか?
なりません。
私は異業種に転職して、前職の経験が別の形で評価されました。
むしろ、転職者ならではの視点が、強みになることがあります。
キーワードは、ノーペイン・ノーゲインです。
Q. どの業界が年収が高いですか?
一概には言えませんが、収益性が高い業界ほど給料が、高い傾向があります。
転職エージェントに登録して、実際の求人の年収水準を確認するのが最も確実です。
意外と見落としがちなのが、収益性が高いとはハードな職場ではありません。
むしろ、ソフトで業務効率化が、進んでいる可能性があります。
まとめ
同じ努力でも、業界によって年収が100万円以上変わります。
- 囚人のジレンマが、起きている業界では天井が低い
- 引き出しが増えていく業界では、頑張るほど天井が上がる
- 同じ人間が、業界を変えただけで、年収が上がることがある
- 会社の中だけで比べていると、天井の高さの違いに気づけない
- まず情報を集めることから始める
頑張り方より、どこで頑張るかが重要な場合があります。
まず外を見てください。
あなたの努力が報われる場所は、必ずあります。
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さいごに
転職先の課長の給料を見せて頂いた時に、思いました。
「比べてみないと、わからないことがあった。」
囚人のジレンマを回避できる業界に来て、初めてわかりました。
引き出しが増えていく仕事は、頑張ることが楽しい。
同じ努力でも、場所が違えば結果が変わります。
まず情報を集めることから始めてみてください。
知るだけで、景色が変わります。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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