はじめに
一次面接で落ち続けて、理由が分からずにいる方へ。
「一次面接 落ちる」で検索してみてください。
出てくるのは、こういう記事です。
- 一次面接で落ちる人の特徴〇選
- 一次面接で落ちる理由と対策
- 一次面接で落ちるのは危険信号
上位には、転職サイトと人材会社の記事が並びます。人材会社のマネージャーが書いた記事もあります。
ですが、事業会社で合否を決めていた面接官が、一次面接で何を聞いていたのか。
そこまで書いた記事は、見当たりませんでした。
私は、中途採用の面接官をしていました。
一次面接から担当し、書類にも目を通し、合否も私が決めていました。20代から50代まで、面接しています。
そして36歳のとき、自分も受ける側に回り、在職中に5社を受けました。
3社から内定をいただきましたが、一次面接で落ちたこともあります。
だから、この記事に書くのは、一次面接で私が実際に聞いていたことです。
先に結論:確認するのは3つ
① 一次面接の入口で聞いていたのは、「何を叶えたくて転職するのか」です
② 落ちる人の答えは、「評価」の話になります
③ 通る人の答えは、「本気」の話になります
順番に書きます。
入口で聞いていたこと
まず、聞かなかったことから書きます。
「なぜ辞めたいのですか」とは、基本的に聞きませんでした。
聞いていたのは、あくまでも前向きな質問です。
「何を叶えたくて、転職活動をされているのですか」
これは、面接の質問に入る前の、雰囲気づくりの質問です。
凍った場を溶かし、話しやすくするためです。
面接の最初の質問は、「会社のホームページは、読んできましたか」です。
ここから面接が始まります。そのあと、すり合わせの質問をします。
「在職中の会社と弊社と比べて、何に可能性を感じていますか」
これは、すり合わせの質問です。
面接官の側は、ストーリー性をもって会話を組み立てています。一つひとつの質問は、ばらばらではありません。
最初の答えが、そのあとの会話の土台になります。
自分では気づけない
ここで、ひとつ知っておいてほしいことがあります。
2つの質問に、叶えたいことの話で答えているか。それとも、評価の話で答えているか。
自分の答えがどちらになっているかは、自分ではなかなか気づけません。
叶えたいことを話しているつもりでも、聞いている側には、別の話に聞こえていることがあります。
だから、面接の前に、社外の人に一度話して確かめてください。
私は、面接の前にエージェントの担当者から助言をもらっていました。一人では見えない点を、先に知ったうえで面接に入れました。
管理職・専門職として実績がある方、年収600万円以上の方は
JACリクルートメント私が使ったときは、すべてにおいて手厚いサポートがありました。
内定をいただいた3社は、すべてここからでした。
まだその年収帯ではない方や、まず求人そのものを幅広く眺めたい方は
落ちる人は「評価」
では、落ちる人の答えは、どうなっていたか。
一言で言うと、「評価」です。
面接の中で質問を重ねていくと、出てくるのは、評価の話でした。
そこには、2つの評価が混ざっています。
- 自分で決められる、自分の評価
- 会社が決める、他者からの評価
言いかえると、変えられることと、変えられないことが混ざっているのです。
そして、その状態のまま、行動もとれていないことが多くありました。
定型業務しか出てこない
それが、はっきり分かる質問があります。
「評価してもらうために、あなたがしたことを教えてください」
こう聞くと、出てくるのは、定型業務ばかりでした。
決められた手順どおりに、決められた仕事をした。それ自体は、大切な仕事です。
ですが、自分で考えて行動する、非定型業務の話が出てきません。
会社からの評価は、自分では変えられません。ただ、決まった手順のない仕事で何をしたかは、自分で選べます。
評価は会社に預けたまま、自分が動いた話がない。
これが、私が一次面接で落とした人の共通点でした。
その話は、こちらに書いています。
いまでも印象に残っている人がいます。
あくまでも私の受け取り方ですが、仕事は最低限で、お金だけ欲しい。年収と制度が整っていれば、それでいい。そう話しているように聞こえた人でした。
そういう人を求める会社も、あると思います。ですが、当時の私の会社は違いました。
能力の問題ではありません。企業と人の、ミスマッチでした。
一次面接で落ちたときは、力が足りなかったのか、合わなかったのかを、分けて考えてみてください。
通る人は「本気」
逆に、通る人の答えは、一言で言うと「本気」です。
たとえば、こういう答えです。
どうしてもやりたい挑戦があって、社内で声を上げた。ですが、通してもらえなかった。
何度も切り口を変えてみたが、納得してもらえなかった。
だからこそ、自分を成長させるために、環境を変えて、目線を変えて挑戦したい。
そこに、自分で考えて動いた跡が残ります。そして、その行動に責任を持っています。
自分で考えて動くことに、本気な人です。
私が面接でいつも見ていた「何を考えて歩んできたか」が、ここにそのまま出ています。
周りは何と言いますか
本気の人の答えには、最後にもうひとつ聞いていました。
「あなたの上司や周りは、あなたに何と言いますか」
これを聞くと、その人の環境、つまり周りの状況が想像できます。
何を見るかは、ケースバイケースです。そのうえで、ここで見ていたのは2つです。
- 求職者への、周りからの評価をのぞいてみる
- 同時に、本人の口から、自責の言葉が出てくるかを見る
決まった正解の言い回しが、あるわけではありません。
口がうまくなくても、採った人はいます。
一次面接で話したことは、最終面接でも見られます。一次と最終で、話す姿にギャップがないか。私は、その差も見ていました。
最終面接の話は、こちらに書いています。
では、通す人の答えに、決め手の一言があったか。
基本的には、キラーワードや、瞬間風速のようなものはありません。
あくまでも、限られた時間の中で、自分をどう表現できるか、会話できるか、売り込めるかです。
一言で決まるのではなく、面接の時間全体で決まっていました。
あなたの状況別の答え
一次面接で落ち続けている方へ。
叶えたいことを聞かれて、評価の話になっていないかを振り返ってください。
自分では気づきにくいので、社外の人に聞いてもらうのが早いです。
本当の理由が、評価への不満だという方へ。
自分で変えられる評価と、会社が決める評価を、分けて書き出してください。変えられる側で何をしたかが、面接の材料になります。
社内で声を上げても、通らなかった方へ。
それは、面接で話せる材料です。何に挑戦して、どう切り口を変えたのかを、言葉にしておいてください。
今の会社と比べる質問に、詰まってしまう方へ。
在職中の会社と比べて、何に可能性を感じているのか。面接の前に、自分の言葉で1行にしておいてください。
よくあるQ
Q. 一次面接では、何を聞かれますか。
会社によって違います。雰囲気づくりに、何を叶えたいかを聞きます。面接の最初の質問は、ホームページを読んできたかでした。
Q. 退職理由は、どう答えればいいですか。
私は、基本的に聞きませんでした。聞いていたのは、何を叶えたくて転職活動をしているのか、です。
Q. 評価されないことが、本当の転職理由です。
その気持ちは分かります。ただ、評価してもらうために自分が何をしたかを、非定型業務で話せるかが分かれ目でした。
Q. 上司や周りは何と言うか、と聞かれたらどうしますか。
正直に答えてください。私はその答えで、周りからの評価と、自責の言葉が出てくるかを見ていました。
Q. 今の会社と比べて、何に可能性を感じるかと聞かれました。
すり合わせの質問です。私は、最初に聞いた「叶えたいこと」と、弊社をすり合わせるために聞いていました。
まとめ:今から出来ること
一次面接で落ちる理由は、特徴〇選と対策で語られています。
- 入口で叶えたいことを聞き、ホームページの質問から面接に入る
- 落ちる人の答えは、評価の話になる
- 評価のためにしたことを聞くと、定型業務しか出てこない
- 通る人は、社内で声を上げて挑んだ本気がある
- 周りは何と言うかで、周りの評価と自責の言葉を見る
今日できることは、ひとつです。
「何を叶えたくて転職活動をしているのか」を、1行で書いてください。
書けたら、社外の人に一度話してみてください。評価の話に聞こえないかが分かります。
JACリクルートメント私が内定をいただいた3社は、すべてここからでした。
年収600万円未満の方や、まず幅広く求人を見たい方は、リクナビNEXT からどうぞ。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
一次面接で何を聞くかは、会社や面接官によって違います。私が見ていたのは、私の面接での基準です。
そして、いちばん大事なことを書きます。
どの会社を受けて、どう答えるかは、最終的にあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
一次面接で落ちると、経歴や話し方のせいだと考えがちです。
ですが、私が一次面接で見ていたのは、評価を他人に預けているか、自分で考えて動いてきたかでした。
叶えたいことを、本気で語れるか。そこから、一次面接は始まります。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
この記事を読んだあなたへ
知識を得た次は、行動に移すとき。
成長・学び・お金・キャリア。あなたが変わるための選択肢を、一つにまとめました。
スキルアップ・投資・転職。どこから始めるかは、あなたが決めていい。
まず「知る」だけでも、景色は変わります。



