iDeCoのデメリット、10年続けた私に効いたのは「資金拘束」でした ~月2.3万円で始めて、今は1万円です~

株式投資・資産運用
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はじめに

iDeCoを始めるか、続けるかで迷っている方へ。

「iDeCo デメリット」で検索すると、出てくるのはこういう記事です。

  • iDeCoのデメリット〇選
  • iDeCoが向いていない人
  • iDeCoはやめとけと言われる理由

書いているのは、多くが証券会社や金融機関です。

そして最後は、「向いている人は、早めに始めましょう」で終わります。

私は10年ほど前に、楽天証券でiDeCoを始めました。月2万3,000円から始めて、今は月1万円です。

中身は、全世界株のインデックスです。100%、株式です。

以前、NISAのデメリットを、自分の生活で採点したことがあります。今回は、iDeCoです。

先に書いておくと、iDeCoの採点は、始めた頃と今とで変わりました。お金を学んで、考え方が変わったからです。


先に結論:確認するのは3つ

① 10年続けて効いたデメリットは、資金拘束でした

② 元本割れが怖かったのは、意味を理解していなかったからです

③ やめた方がいいのは、余剰資金がない人です

順番に書きます。


始めた理由は控除でした

iDeCoを始めた理由は、2つです。

ひとつは、資産形成です。

もうひとつは、会社員でも何か控除を受けられないかと考えていたからです。

当時の私は、「税金が安くなる」という言葉に惹かれて始めました。投資のことは、ほとんど理解していませんでした。

ここからは、よく言われる5つのデメリットを、始めた頃の私と、今の私で採点していきます。


採点「60歳まで引き出せない」

始めた頃の私:全然OK。そして、今の私:OK。

ただ、資金を拘束してしまったな。と思っています。

iDeCoは、原則60歳まで引き出せません。

始めた頃は、老後のお金なのだから、引き出せなくて当然だと思っていました。

ですが、お金を学んでからは、見え方が変わりました。

60歳まで動かせないお金は、その間、ほかのことには一切使えません。

そのお金があれば、別の使い方ができたかもしれない。そう考えるようになりました。

採点:今の私には、効いています。5つの中で、いちばん効いているのがこれです。


採点「口座管理手数料」

始めた頃の私も、今の私も、同じ答えです。

それが、ルールだからです。

iDeCoには、口座の管理手数料がかかります。

ですが、手数料がかかることは、最初から決まっています。決まっていることに、不満を言っても仕方がありません。

採点:私には、効いていません。


採点「元本割れ」

始めた頃の私:嫌だなー。損したくないなー。

今の私:当時は、元本割れの意味を理解していなかったなー。

ここは、正直に書きます。

始めたばかりの頃、私はiDeCoで持っていたゴールドとコモディティを売りました。「全然上がらないな」という理由だけです。

結果、始めて半年で5万円のマイナスです。笑

元本割れが嫌で、損をしたくなくて、自分で損を確定させていました。

今なら分かります。

長く持つ前提の投資で、途中の値下がりは起きるものです。

怖かったのは、元本割れそのものではありません。その意味を、理解していなかったことでした。

今は、全世界株のインデックスを積み立てて、触らずに持っています。

採点:今の私には、効いていません。効いていたのは、当時の私の理解不足でした。

iDeCoの口座を、どこで開くか迷っている方は

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私は、ここでiDeCoを始めました。スマホで管理しやすく、積立の設定も簡単でした。


採点「受け取り時の税金」

始めた頃の私も、今の私も、同じ答えです。

それが、ルールだからです。

iDeCoは、受け取るときに税金がかかる場合があります。

ただ、ここは「ルールだから」で終わりにはできません。

いつ、どう受け取るか。出口は、考えないといけない。そう思っています。

採点:今はまだ、効いていません。ですが、これから考えないといけない宿題です。

言い方は悪いですが、正直めんどくさいです。笑


採点「転職とDCの手続き」

始めた頃の私も、今の私も、同じ答えです。

そんなことは、ありません。

転職や、会社の企業型DCとの関係で、手続きが面倒だと書かれていることがあります。

ですが、私は、iDeCoの手続きが面倒だと感じたことは、始めた頃も今もありません。

採点:私には、効いていません。


税金が戻った実感

5つの採点とは別に、正直に書いておきたいことがあります。

iDeCoの掛金は、所得控除になります。制度としての節税メリットは、たしかにあります。

ですが、本音を言うと、所得控除で税金が戻った実感は、ほぼありません。

私にとって、インパクトが大きかったのは、ふるさと納税でした。

ただ、ふるさと納税は、先に払っているだけなんですけどね。笑

控除を受けたいと思って始めた私が、10年たって、控除の実感がほぼない。

これも、始めた頃には分からなかったことです。


2.3万円から1万円へ

私は、iDeCoの掛金を減額したことがあります。

月2万3,000円から始めて、今は月1万円です。

減額した理由は、今のお金を、一番先の将来へ送りすぎだと思ったからです。

iDeCoもNISAも、いい制度です。

ですが、インデックス投資には弱点があります。今が、よくならないことです。

積み立てたお金は、将来のためのお金です。今の生活を、豊かにはしてくれません。

特にiDeCoは、資金拘束があり、出口戦略を間違えると損をします。

だから、優先順位を考えて、iDeCoを一番最後にしました。減額して運用を続けています。

我が家では、お金の置き場所を、目的で分けています。

iDeCoは、老後資金です。

NISAは、15年以上あとに来る、大きな出費に備えるお金です。

そして今は、夫婦でNISAのほうを優先しています。

iDeCoとNISAのどちらを先にするかを聞かれたら、私はNISAと答えます。理由は、いちばん効いているデメリットと同じ、資金拘束です。


やめた方がいい人

では、iDeCoはやめた方がいい人がいるのか。

います。余剰資金がない人です。

ニュースで、「NISA貧乏」「iDeCo貧乏」という言葉を見たり聞いたりします。

ですが、投資は、いつでも余剰資金でやるものです。

もっと言うなら、ゼロになってもいいお金でやるものです。

iDeCoは、60歳まで引き出せません。余剰資金ではないお金を入れてしまうと、生活が苦しくなっても、そのお金は使えません。

制度が悪いのではありません。入れるお金を、間違えているのだと思います。


12月からの制度改正

最後に、制度の話をひとつだけ書いておきます。

2026年12月から、iDeCoの制度が変わります。

企業年金のない会社員の場合、掛金の上限が月2万3,000円から、月6万2,000円に引き上げられます。

加入できる年齢も、70歳未満まで広がります。

上限が上がると、もっと入れた方がいいのでは、と思うかもしれません。

ですが、ここまで書いてきたとおりです。

入れていいのは、余剰資金だけです。上限が上がっても、入れるお金の考え方は変わりません。

制度の細かい内容は、加入している金融機関や、公式の情報で確かめてください。


あなたの状況別の答え

iDeCoを始めるか、迷っている方へ。

まず、そのお金が余剰資金かどうかを確かめてください。私がやめた方がいいと思うのは、余剰資金がない人です。

元本割れが怖くて、迷っている方へ。

私も怖くて、自分で損を確定させました。怖いなら、怖くない金額まで下げて始めてください。

iDeCoをやめようか、迷っている方へ。

やめる前に、減額という選択肢もあります。私は、今のお金を将来へ送りすぎだと思い、月2万3,000円から1万円に減額しました。

節税目当てで、始めようとしている方へ。

制度としての節税メリットはあります。ですが、私は10年続けて、税金が戻った実感はほぼありませんでした。


よくあるQ

Q. iDeCoのデメリットで、一番大きいのは何ですか。

私にとっては、60歳まで引き出せない資金拘束でした。始めた頃は全然OKでしたが、今は効いています。

Q. iDeCoは、やめた方がいいですか。

余剰資金がない人は、やめた方がいいと思います。投資は、いつでも余剰資金でやるものです。

Q. iDeCoの掛金は、減らしてもいいですか。

私は減額しました。今のお金を、一番先の将来へ送りすぎだと思ったからです。優先順位を考えて、iDeCoを一番最後にしています。

Q. 元本割れが怖いです。

私も、始めた頃は怖かったです。今思うと、元本割れの意味を理解していませんでした。

Q. iDeCoとNISAは、どちらを優先すればいいですか。

私は、NISAと答えます。我が家も今は、夫婦でNISAを優先しています。

Q. 所得控除で、どれくらい税金が戻りますか。

制度上の節税メリットはあります。ただ、私は実感がほぼありませんでした。ふるさと納税のほうが、インパクトは大きかったです。


まとめ:今から出来ること

iDeCoのデメリットは、〇選と向いていない人で語られています。

  • 10年続けて効いたデメリットは、資金拘束
  • 手数料と受け取り時の税金は、ルール。ただし、出口は考える
  • 元本割れが怖かったのは、意味を理解していなかったから
  • 所得控除で税金が戻った実感は、ほぼなかった
  • 今のお金を、一番先の将来へ送りすぎない
  • やめた方がいいのは、余剰資金がない人

今日できることは、ひとつです。

iDeCoに入れようとしているお金、または入れているお金が、余剰資金かどうかを確かめてください。

60歳まで使わなくても困らないお金か。ゼロになっても、生活が変わらないお金か。

それが、あなたにとってのiDeCoのデメリットが、効くかどうかの答えです。

楽天証券で口座開設する

私は、ここでiDeCoを始めて、10年続けています。


注意(必ず読んでください)

ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。

iDeCoのデメリットがどれだけ効くかは、収入や家族構成、働き方によって違います。

制度の内容は、変わることがあります。この記事の制度の話は、2026年10月時点で確認した内容です。

始める前に、必ず金融機関や公式の情報で確かめてください。

そして、いちばん大事なことを書きます。

iDeCoを始めるか、続けるか、やめるかは、最終的にあなたが判断してください。

私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。

自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。


さいごに

iDeCoのデメリットは、制度の中にあるように見えます。

ですが、私の場合、効いていたのは、いつも自分の側でした。

始めた頃は、元本割れの意味を理解していなかった。今は、資金を拘束したことに気づいた。

デメリットの効き方は、お金を学ぶと変わります。

だからこそ、入れるのは余剰資金だけ。私は、そう考えています。

ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。

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