はじめに
管理職の面接を控えていて、何を聞かれるのか不安な方へ。
「管理職 面接 質問」で検索すると、出てくるのはこういう記事です。
- 管理職の面接でよく聞かれる質問〇選
- 質問ごとの回答例
- 採用担当者向けの、見極めの質問
書いているのは、多くが転職サイトと転職エージェントです。
そして最後は、「回答例を参考に、準備しておきましょう」で終わります。
私は中途採用の面接官をしていて、合否も決めていました。管理職候補の方の面接もしてきました。
そして36歳のとき、自分も管理職の立場から転職して、面接を受ける側に回りました。
社内の昇格面接も、受ける側と面接官の側、どちらも経験しています。
そのうえで、先に書きます。
私が最初に聞いていたのは、難しい質問ではありません。「会社のホームページは、読んできましたか」です。
先に結論:確認するのは3つ
① 最初に聞いたのは「ホームページは読みましたか」でした
② 次に「どこが目に留まったか」、そして「どうなりたいか」を聞きます
③ 正解のない質問で見ているのは、意志と行動です
順番に書きます。
面接は、お付き合いと同じ
この記事は、ひとつの前提で読んでください。
面接は、男女のお付き合いと同じです。
お付き合いの経験がない方は、親子や、友達との関係に置き換えてもかまいません。
相手のことに興味があって、付き合ってほしい。口ではそう言うのに、相手のことを何も知らない。
この状態で、お付き合いはなかなか成立しませんよね。
面接も、同じです。
ここから書く質問は、すべてこの前提でつながっています。
私が聞いた質問の順番
求職者の方に、私が聞いていた質問の順番です。
まず、会社のホームページを読んできたかを聞きます。
次に、読んだ中で、どの内容が目に留まったかを聞きます。
そのあとに、あなたはどうなりたいのか。なぜ、そうしたいのかを聞きます。
要は、ありたい姿です。過程の話でも、結果の話でもかまいません。
相手を知っているか。相手のどこに惹かれたか。そして、自分はどうありたいか。
お付き合いで言えば、ごく当たり前の順番です。
7割は合っていないと
なぜ、最初にホームページなのか。
私は、企業も個人も、100%ではなくても、70%くらいはマッチしていなければいけないと考えています。
たとえば、「技術職の仕事がしたい」と言われても、技術職のない会社なら、そもそもミスマッチです。
「子どもがいるので、土日に休みを取りたい」と言われても、土日が仕事で平日休みの会社なら、それは叶えられません。
当たり前やん、と思われたかもしれません。
ですが、意外と、この当たり前を理解しないまま面接に来られる方がいました。
こちらが説明して、「ここで理解しました」と言われたことが、何度もあります。
だから、はじめにホームページや求人情報を読んできたかを聞いていました。
読んでいない方には、正直、「読んできてよ」と思いながら、不合格の門が開いていました。
答えで決まる入口
同じ「ホームページは読んできましたか」という質問でも、答えによって、そこからの面接が変わります。
- 読んできていない。限りなく、不合格に向かいます。
- 読んできて、印象に残ったページを具体的に言える。ここで面接がスタートし、採る方向へ向かいます。
- 読んできたが、具体的に言えない。面接はスタートしますが、採らない方向からのスタートです。
あとは、総合点です。
ただ、どこからスタートするかは、この最初の質問で決まっていました。
お付き合いで言えば、相手のことを知ろうとしたかどうかは、最初の会話で伝わってしまうと思います。
ホームページや求人情報は、自分で読めます。
そのうえで、外からは見えない会社の内側を知れると、目に留まるページの読み方も変わってきます。
私の場合は、企業の内側の情報を教えてくれる担当者の姿勢が、信頼につながりました。
管理職・専門職として実績がある方、年収600万円以上の方は
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まだその年収帯ではない方や、まず求人そのものを幅広く眺めたい方は
ありたい姿を聞く理由
3つ目の質問、「あなたはどうなりたいのか」です。
ここで聞きたいのは、立派な目標ではありません。ありたい姿です。
過程の話でもいいですし、結果の話でもかまいません。
そして、その答えが、さきほどの「目に留まったページ」とつながっているかどうか。
相手を知ったうえで、自分はこうありたい。それが、この会社なら叶えられそうだ。
ここまでつながれば、70%のマッチは、面接の場で確かめられます。
正解のない質問
管理職の面接では、「どんな管理職になりたいですか」のような、正解がなさそうな質問もあります。
私は、聞く側でも、聞かれる側でも経験しています。
私は、この手の質問は、自分の意志があるかどうかを確かめるものだと思っています。
そして、個人的には、行動まで出来るかを見ていましたし、聞かれていたと思います。
もうひとつは、企業と合うかどうかを確かめる、大切な質問でもあります。
だとすれば、回答例を覚えるより先に、準備することがあります。
自分はこうありたい。そのために、こう動いてきたし、こう動く。そして、それがこの会社のこの部分と合っている。
この3つがつながっていれば、それが、意志と行動への答えになります。
昇格面接の本音
最後に、社内の昇格面接の話です。
私は、昇格面接を受ける側も、面接官の側も経験しています。
面接官として見ていたのは、基本的には、本人がどうしたいかです。
そして、本音で言えば、この人に任せていいか、任せられるか。見ているのは、それだけです。
ここからは、人事の経験があるからこそ書ける部分です。笑
昇格面接の中には、合格はすでに決まっているけれど、危機感を持ってもらうための動機づけとして行われるものもあったりします。
会社としては、あまり気づかれたくない部分かもしれません。笑
ですが、仮にそうだとしても、やることは同じです。
自分はどうしたいのか。そして、任せてもらえるだけの意志と行動を見せられるか。
転職の面接でも、昇格面接でも、聞かれていることの根っこは変わりません。
あなたの状況別の答え
管理職の面接で、何を聞かれるか不安な方へ。
まず、会社のホームページと求人情報を読んでください。私が最初に聞いていたのは、それを読んできたかどうかでした。
ホームページは読んだけれど、何を話せばいいか分からない方へ。
目に留まったページを、ひとつ決めてください。具体的に言えるかどうかで、面接のスタート地点が変わります。
「どんな管理職になりたいか」の答えに迷っている方へ。
正解はありません。ありたい姿と、そのための行動と、その会社と合う部分。この3つをつなげてください。
社内の昇格面接を控えている方へ。
見られているのは、この人に任せていいか、任せられるかです。自分がどうしたいかを、本音で話してください。
よくあるQ
Q. 管理職の面接で、最初に何を聞かれますか。
私は、最初に会社のホームページを読んできたかを聞き、そのあと、どこが目に留まったかを聞いていました。
Q. ホームページを読んでいないと、不利ですか。
私が担当した面接では、限りなく不合格に向かいました。読んできたうえで、具体的に言えるかどうかが入口です。
Q. 「どんな管理職になりたいか」には、どう答えればいいですか。
私は、意志があるか、行動まで出来るかを見ていました。回答例より、自分のありたい姿と行動を話してください。
Q. 会社と自分の希望は、どこまで合っていればいいですか。
私は、100%でなくても、70%くらいは合っていなければいけないと考えています。
Q. 昇格面接では、何を見られますか。
基本的には、本人がどうしたいかと、この人に任せていいか、任せられるかです。
まとめ:今から出来ること
管理職の面接の質問は、質問〇選と回答例で語られています。
- 面接は、お付き合いと同じ。相手を知らずに、付き合ってほしいとは言えない
- 私が最初に聞いたのは、「ホームページは読みましたか」
- 次に、「どこが目に留まったか」と「どうなりたいか」
- 企業と個人は、70%くらいはマッチしていなければいけない
- 正解のない質問で見ているのは、意志と行動
今日できることは、ひとつです。
受ける会社のホームページを開いて、目に留まったページをひとつ選んでください。
そして、なぜ目に留まったのかを、1行で書いてください。
それが、面接官だった私が最初に聞いていた質問への、あなたの答えになります。
JACリクルートメント私が内定をいただいた3社は、すべてここからでした。
年収600万円未満の方や、まず幅広く求人を見たい方は、リクナビNEXT からどうぞ。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
面接で何をどの順番で聞くかは、会社や面接官によって違います。私が書いたのは、私の聞き方です。
昇格面接の話も、私が経験した範囲のことです。すべての会社に当てはまるわけではありません。
そして、いちばん大事なことを書きます。
転職するかどうか、どの会社を選ぶかは、最終的にあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
面接は、お付き合いの入口です。
相手のことを知ろうとする。相手のどこに惹かれたかを伝える。そして、自分はどうありたいかを話す。
管理職の面接でも、それは変わりません。
回答例を覚えるより先に、相手のホームページを開いてください。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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