はじめに:「当たり前」で片付けられても、明日は来ます
「仕事 楽しくない」で検索すると、出てくる答えはこうです。
- 楽しくないのは当たり前
- 原因は○個
- 対処法は〇個
- 合わないなら転職を
大手の転職サービスが、ほぼ同じ形で書いています。
そして検索窓には、こう出ます。
- 「仕事 楽しくない 当たり前」
- 「仕事 楽しくない 割り切る」
みんな、割り切り方を探しています。
でも、割り切り方を教えてくれる記事は少ないです。
書いているのが転職サービスだからです。割り切られたら、転職してもらえません。笑
私は営業を15年やりました。そのあと異業種に移って、今3年目です。
正直に書きます。
私は、基本的に楽しかったです。
「当たり前だから我慢しろ」でもなく、「合わないから辞めろ」でもありません。
楽しくない時期には、はっきりした理由がありました。
先に結論:確認するのは、この3つです

① あなたは、そのルールを知っていますか
ルールを知らない試合は、退屈です。
能力や相性の問題ではありません。
② 自分の行動と結果が、結びついていますか
楽しさの正体は、ここにあります。
ゲームでもずっと同じ1-1では、飽きてきます。
③ 考える力・行動・自由を、奪われていませんか
ここに当てはまるなら、話が別です。
あなたのいる環境の問題です。
①ルールを知らない試合は、退屈です
私が楽しくないと感じた時期を振り返ると、共通点がありました。
自分が、まだ理解できていない時期です。
スポーツに置き換えると、分かりやすいと思います。
ルールを知らないスポーツの試合を見ても、楽しくありません。
周りが盛り上がっているから、なんとなく一緒に盛り上がる。
でも、何が起きたのかは3秒後に気づく感じです。
「今の、点が入ったんだ」と、周りの反応を見てから理解する。
仕事も、まったく同じです。
自分が今どういう場に立っていて、何が評価されて、何が失敗なのか。
それが分かっていない状態で、面白くなるはずがありません。
新人が仕事を楽しめないのは、才能の問題ではありません。
ルールブックをまだ、理解できていないだけです。
そして、ここが大事なところです。
「合っていないのかも」と考える前に、「まだ知らないだけかも」を疑ってください。
転職メディアは、ここを飛ばして「合わないなら環境を変えましょう」と書きます。
ルールを知らないまま場所を変えても、また同じ3秒の遅れが始まります。
怒られている時期なら、なおさらです
楽しくない時期が、怒られたり叱られたりしている時期と重なっている人は多いと思います。
そのときにやることは、耐えることではありません。
なぜ怒られているのかを、考えることです。
それが、次の一歩です。
理由が分かった瞬間、同じ出来事の見え方が変わります。
ルールが1つ増えたということだからです。
そして、私が15年続けられた理由も、ここに関係しています。
それも含めて、自分の人生だからです。
楽しい時期も、怒られた時期も、分からなくて退屈だった時期も。
全部が自分の人生の一部です。切り離して「あの時期は無駄だった」とは、私は思いません。
②楽しさの正体は、行動と結果が結びつくこと
「いつ楽しいと感じますか」と聞かれたら、私の答えははっきりしています。
自分が行動したことによって、結果が出たときです。
そして、ここが大事です。
プラスの結果でも、マイナスの結果でも、楽しいです。
上手くいけば嬉しい。
上手くいかなくても、「これをやるとこうなるのか」が分かる。
どちらにしても、1つ前に進んでいます。
逆に言うと、楽しくない状態とはこういうことです。
自分が何をしても、結果が変わらないように見えている状態。
言われたことをやるだけ。
自分の判断が入っていないから、結果が出ても自分のものになりません。
だから、楽しくないと感じたときに試す価値があるのは、これです。
小さくていいので、自分の判断を1つ入れてみる。
- やり方を少し変える。
- 順番を変える。
- 相手を変えてみる。
- そして、結果を見る。
プラスでもマイナスでも、そこに自分がいれば、面白くなります。
③それでも辞めたいなら:自責か、他責か
GM時代、「仕事が楽しくないので辞めたい」という相談は受けました。
私は、迷わず送り出しました。止めていません。
ただし、送り出す際に、1つだけ考え方を渡しました。
その人が、自責で考えているか、他責で考えているかの内容です。
自責の人は、基本的に何があっても大丈夫です。
次の場所でも、自分でルールを覚えて、自分で判断を入れていきます。
他責の人へは、気づきを出来るだけ渡しました。
- 環境が悪い
- 上司が悪い
- 会社が悪い
その前提のまま場所を変えても、同じことが起きます。
そして、正直に書きます。
私は部下に対しても、できる限り同じように気づきを与えるようにしていました。
でも、そもそもの考え方の土台や意志が違うと、私には不可能です。
人の土台は、他人が入れ替えられるものではありません。
気づくかどうかは、本人の側にあります。
だから、どちらも迷わず送り出しました。それがその人の人生だからです。
ここに当てはまるなら、話が別です
ここまで「まだルールを知らないだけかも」と書いてきました。
ただし、例外があります。
私は今の仕事も楽しいです。昔も、今も、これからも楽しいと思っています。
では、どうなったら楽しくなくなるのか。
自分に置き換えて考えると、答えははっきりしています。
考える力と、行動と、自由を取られたときです。
- 考えることを求められない
- 提案しても、通らない。試すことすら許されない
- やり方が全部決められていて、判断の余地がない
この状態なら、ルールを知っても楽しくなりません。
なぜなら、②で書いたとおり、楽しさは自分の行動と結果が結びつくことで生まれるからです。
行動できないなら、結びつきようがありません。
これは、あなたの問題ではありません。環境の問題です。
ここに当てはまる人は、割り切る努力をしなくていいと思います。
あなたの状況別の答え
入社1〜3年目の人
まだルールを覚えている途中です。3秒遅れているのは普通です。
「合っていない」と判断するには早いです。まず、なぜ怒られたのかを1つずつ潰してください。
営業職の方は、私が15年やって最初の3年で見た景色を書いています。
壁にぶつかる時期と、越える人の違いも書きました。
何年もやっているのに楽しくない人
自分の判断が入る余地があるかを見てください。
言われたことだけをやる状態が続いているなら、小さくていいので判断を1つ入れてみてください。
それでも変わらないなら、別の話になります。
考える余地も、動く自由もない人
環境の問題です。
あなたの努力の問題ではありません。
場所を変える選択肢を、真剣に見ていいと思います。
他責になっている自覚がある人
厳しいことを書きます。
そのまま場所を変えても、同じことが起きます。
ただし、自覚がある時点で、もう他責ではありません。そこから変えられます。
よくあるQ
Q1. 仕事が楽しくないのは、当たり前ではないんですか?
私は、当たり前ではないと思っています。
楽しくないなら、理由があります。ルールを知らないか、自分の判断が入っていないか、環境がそれを許していないか。「当たり前」で片付けると、その3つのどれなのかが分からないままです。
Q2. 好きなことを仕事にすれば楽しくなりますか?
そうとは限りません。
好きなことでも、ルールを知らなければ退屈です。逆に、興味がなかった分野でも、ルールが分かって自分の判断が入れば、面白くなります。
Q3. 楽しくない時期は、どのくらい我慢すればいいですか?
期間の基準はありません。
ただ、「なぜ怒られたか」「何をすると結果が変わるか」が1つずつ分かっているなら、進んでいます。何も増えていない状態が続いているなら、そこは考えどきです。
Q4. 辞めたいと上司に言ったら、止められました。
止めるかどうかは、上司の都合です。
私は迷わず送り出していました。あなたの人生に責任を持つのは、上司ではありません。この本音を言ってくれる人は、あなたの周りにどれだけおられますか?笑
まとめ:今日やること
- 自分がこの仕事のルールを説明できるか、口に出して言ってみる
- 最近怒られたことについて、なぜかを1つだけ言語化する
- 今週、自分の判断を1つだけ入れてみる(やり方・順番・相手)
- その結果を見る。プラスでもマイナスでも構いません
- 考える力と行動と自由が奪われていないか、確認する
楽しくないのは、まだ知らないだけかもしれません。
ただし、知る余地も動く余地もない場所なら、それは環境の方の問題です。
外に選択肢があるかを知っておきたい方は、仕組みを先に読んでおいてください。
なぜ無料で使えるのか、から書いています。
注意(必ず読んでください)
ここに書いたのは、私の経験と考えです。
業界も、会社の規模も、あなたの立場も違えば、答えは変わります。
心身の不調が続いている場合は、この記事の内容は当てはまりません。
医師や専門機関に相談してください。
最後に決めるのは、あなたです。
あなたの人生を、あなた以上に大切にできる人はいません。
さいごに
私は、営業も、今の仕事も、基本的に楽しいです。
才能があったからではありません。
ルールを覚えて、自分の判断を入れて、結果を見てきただけです。
そして、楽しくなかった時期も含めて、全部が自分の人生でした。
「当たり前だから」で終わらせないでください。理由が分かれば、明日から変えられます。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
この記事を読んだあなたへ
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