はじめに
「あなたは何屋さんですか?」
この質問に、すぐ答えられますか?
もし即答できるなら、この記事は読む必要はないかもしれません。
でも、少しでも詰まったなら、それはチャンスです。
なぜなら今回は、「自分の価値を言語化する力=自己認知」についての話だからです。
なぜ答えられないのか
結論から言うと
自分を正確に理解できていないからです。
多くの人は
- 会社の肩書き
- 役職
- 仕事内容
で自分を説明しようとします。
でもそれは「何をしているか」であって、「何を提供できる人か」ではありません。
そして、ここで重要なのが「自己認知」です。
簡単に言うと、自分を知る力です。
- 強み
- 弱み
- 価値観
- 思考のクセ
これらを客観的に把握することになります。
ただし、これが意外と難しいです。
なぜなら、人は思い込みで自分を見てしまうからです。
自分をズラす確証バイアス
ここで一つ、重要なキーワードがあります。
「確証バイアス」というものです。
これは、「自分の思い込みを正しいと信じてしまう心理」のことです。
例えば
- 「自分は、コミュニケーションが苦手」
- 「自分は、内向的だから向いていない」
- 「自分は、血液型的にこういう性格」
こういった思い込みに引っ張られて、本来の可能性を見失うケースが非常に多いです。
転職や環境の変化で、苦手や向いていない事を受け入れたら
案外、すんなりといったことがあると思います。一度、振り返ってみてください。
新入社員がハマる落とし穴
- 言われたことだけやる
- 評価を気にしすぎる
- 「自分にはまだ早い」と思う
要点は、自分の“型”を早く決めすぎるという事です。
本音で、これが一番もったいないです。
最初はむしろ、何屋でもない状態でいいと思います。
中堅・ベテラン社員がハマる落とし穴
- 経験で判断する
- 昔の成功体験に引っ張られる
- 「自分はこういう人間」と決めつける
この思考停止が、アップデートという成長を止めてしまいます。
本当に、これがリスクだと思います。
環境が変われば、求められる何屋も変わるので対応できなくなります。
「何屋さんか」を定義する方法
ここが一番重要です。
シンプルに、この3つで考えてください。
① 何で価値を出しているか
例えば
- 数字を作る
- 仕組みを作る
- 人を動かす
② 誰に価値を提供しているか
例えば
- 上司
- 部下
- 顧客
- チーム
③ どんな結果を出しているか
例えば
- 売上を伸ばす
- 業務効率を上げる
- 問題を解決する
- 損益分岐点を下げる
- 営業利益に寄与する
以上のこの3つを掛け合わせると、“自分は何屋”かが見えてきます。
この答えは、長いワードでもいいですが短いワードで言い切れる方が、伝わりやすいです。
これを言語化できれば、自己紹介や面接、経歴の棚卸時にも使えます。
具体例として
- 「組織の仕組み作り屋」
- 「営業特攻屋」
- 「損益分岐点を下げる屋」
- 「人の強みを引き出す屋」
- 「問題を見つけて改善する屋」
ポイントは、職種ではなく“価値”で表現することです。
最もおすすめの発見方法
正直に言うと、考えるだけでは見つかりません。
おすすめはこちらです。
とにかく行動 × 振り返り
新しい仕事や苦手なこと、任されたことに対して行動してみる。
そして
- 何がうまくいったか
- 何が苦手だったか
- どこで評価されたか
これらを言語化してみる。
この繰り返しで、自分の輪郭がはっきりしてきます。
もう一歩、踏み込むのであれば「情」と「理」も使ってください。
▶ 情と理のバランスが成長を決める ~行動するためのシンプルな考え方~
まとめ
考えて行動すれば、答えは後からついてきます。
「あなたは何屋さんですか?」
この問いの正解は一つではありません。
でも、あえて答えるなら、価値を提供できる自分を言語化できているかです。
最初は曖昧でいいと思います。
でも
- 行動する
- 振り返る
- 言語化する
これを繰り返すことで、自分だけの答えが見えてきます。
さいごに
ここまで読んでいただいた方は、最初の問いに対する見方が少し変わったはずです。
補足ですが、ここまで読めたということは、確証バイアスに気づけている可能性が高いです。
最初の数行で離脱した人は、「これは自分には関係ない」と判断してしまったかもしれません。
良い悪いではなく、“問いに向き合うかどうか”で差がつくということです。
このような何でもない小さな積み重ねが、後に人生の大きな差となり現れます。
そして最後になりますが
未来は、もう「待つもの」ではありません。選ぶものです。
幸運も同じです。偶然ではありません。準備していた人にしか、見えない。
だから、今動く「今日が最強のスタート日」だから。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
おすすめ書籍
自分の強みを言語化したい人へ
→ 「何屋か」を見つけるルートです。
普遍的な価値観を身につけたい人へ
→ 7つのブレない軸を作ることが出来ます。
