はじめに
先に結論を言います。
我が家に、医療保険はありません。
子どもは3人います。それでも、医療保険はすべて解約しました。
ガン保険も、外貨建て保険も、ありません。
残したのは、掛捨ての生命保険だけです。
「子どもが3人もいて、無責任じゃないの?」
そう思った方にこそ、読んでほしい記事です。
私がどう考えて、この形にたどり着いたか。正直に書きます。
昔の私は、しっかり加入していました
偉そうに書き始めましたが、昔の私は違いました。
- 医療保険
- ガン保険
- 外貨建て保険
しっかり入っていました。笑
理由は単純で、勉強不足だったからです。
「先進医療にも備えられます」とか「保障が手厚いプランです」みたいな
保険会社の言葉巧みなマーケティング戦略と、フロントの営業マンの保険を売る能力はすごいです。
私は、完全に圧倒されていました。
「子どもが3人いるなら、保険は厚くしておくべき」
この言葉のまま、何も考えていませんでした。
今思えば、完全な思考停止の状態でした。
きっかけは、紙に書き出したこと
変わったきっかけは、お金の総合的な勉強です。
特に、FPの勉強は為になりました。
そして、ふと家計を見直すタイミングで、やったことがあります。
「そもそも、何のために、何に備えているのか」
これを、紙に書き出して整理したんです。
保険ごとに、目的と備える対象を並べていく。
すると、答えは自分で出ました。
「私の場合、掛捨ての生命保険以外は、不要やん」
拍子抜けするくらい、シンプルな結論でした。
我が家の答え:国の制度 × 掛捨ての生命保険
整理して見えたのは、日本の公的制度の強さでした。
会社員の私には、高額療養費制度があります。
医療費がどれだけかかっても、1ヶ月の自己負担には上限があります。
働けなくなっても、傷病手当金があります。
つまり、医療費の大部分は、すでに国の制度でカバーされている。
私が民間の保険で備えるべきは、「私が死んだとき、家族の生活を守るお金」だけです。
それは、掛捨ての生命保険がいちばん安く、確実に果たしてくれます。
まとめると、国の制度と、掛捨ての生命保険の掛け合わせ。
我が家には、これでOKでした。
ガン保険に加入しても、ガンは治らない
ガン保険を解約するとき、自分に問いかけた言葉があります。
「ガン保険に加入しても、ガンは治らない」
治療をするのは病院で、治療費の大部分は公的保険と高額療養費制度がカバーします。
ガン保険が保証してくれるのは「お金の一部」であって、「治ること」ではありません。
だったら、保険料として払い続けるお金を貯蓄と投資に回して
何にでも使える形で備えた方が、我が家には合理的でした。
「国の制度が、いつまでもつか分からない」への答え
解約を考えたとき、営業マンにこう言われました。
「国の制度がいつまでもつか分かりませんから、民間の保険で備えておくべきですよ」
一瞬、なるほどと思いました。でも、よく考えると変なんです。
国の制度が改悪されることは、あるかもしれません。
でも、もし国の制度自体が破綻するような事態になったら
民間の保険会社だけが、無事に制度を保てる理由がないんです。
国より保険会社の方が頑丈だと考える根拠は、どこにもありません。
このセールストークに気づいたとき、迷いは消えました。
大事な注意:これは「我が家の」結論です
ひとつだけ、正直に書いておきます。
これは、我が家の場合の結論です。
貯蓄の状況、働き方、家族の事情によって、答えは変わります。
自営業の方は傷病手当金がないので、会社員の私とは前提が違います。
大事なのは、誰かの結論をそのまま採用することではなく
「何のために、何に備えるのか」を自分で紙に書き出すことです。
かみ砕いて言うと、自分の頭で考えるという行為です。
私が保険の見直しに至った経緯は、こちらに書いています。
よくある質問
Q1. 高額療養費制度って、実際どれくらい守ってくれるんですか?
年収約370万〜770万円の会社員なら、1ヶ月の医療費の自己負担上限は約8万7千円です(医療費100万円の場合)。さらに直近12ヶ月で3回以上上限に達すると、4回目からは月44,400円まで下がります。事前に限度額適用認定証を用意するか、マイナ保険証を使えば、窓口での支払い自体を上限までに抑えられます。
Q2. 高額療養費制度の対象外の費用もありますよね?
あります。個室を希望した場合の差額ベッド代(平均で1日約6,700円)、入院中の食事代(1食460円)、先進医療の技術料は対象外です。我が家は、ここは保険ではなく貯蓄で、備えると決めました。月々の保険料を貯蓄に回せば、使わなかった年の分は丸ごと残ります。
Q3. 働けなくなったときは、どうするんですか?
会社員には傷病手当金があります。業務外の病気やケガで働けない間、給与の約3分の2が、最長1年6ヶ月支給されます。ここも国の制度が、すでに備えてくれている部分です。
Q4. 見直したいけど、何から始めればいいですか?
紙とペンを用意して、入っている保険を全部書き出してください。そして、1本ずつ「何のために、何に備えているのか」を書き添える。目的が言えない保険、国の制度と重複している保険が見えてきます。私はこの作業だけで、結論が出ました。
まとめ
- 我が家は医療保険・ガン保険・外貨建て保険をすべて解約。残したのは掛捨ての生命保険だけ
- 昔は勉強不足で、営業とマーケティングに圧倒されて加入していた。
- 「子ども3人なら厚く」で思考停止していた。
- きっかけはFPの勉強と、「何のために何に備えるのか」を紙に書き出したこと
- 結論は「掛捨ての生命保険以外、不要やん」
- ガン保険に加入しても、ガンは治らない
- 国の制度が破綻するなら、民間の保険会社だけ無事でいられる理由がない
- ただし、これは我が家の結論。あなたの答えは、あなたの紙の上にある
保険料の仕組み(なぜ保険は高いのか)を知ると、さらに見え方が変わります。
さいごに
保険を解約するのは、勇気が要りました。
「もしものことがあったら」という不安は、ゼロにはなりません。
でも、不安のまま払い続けるのと、仕組みを理解して備え方を選ぶのとでは
同じ「備える」でも意味がまったく違います。
紙に書き出す。それだけで、あなたの答えは見えてきます。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
この記事を読んだあなたへ
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