はじめに
対処法11選を読んでも、まだ迷います。
「上司と合わない」で検索すると、出てくるのはこういう記事です。
- 上司と合わないと感じる6つの理由。
- 原因究明が必須。
- 11の対処法。
- してはいけないNG行動5つ。
書いているのは、転職エージェントです。
そして最後は、たいてい転職サイト診断への誘導で終わります。
原因を分析すること自体は、悪くありません。
ただ、分析した後、結局どうすればいいのかが書かれていません。
私も上司として、合わない部下がいました。そして、部下として、合わない上司にもいました。
両方の経験から、書きます。
先に結論:この3つです

1⃣ 価値観が100%合うことは、そもそもありません
兄弟でも合わないのだから、上司と合わなくて当然です。
2⃣ 手段を選ぶ前に、決めることがあります
自分がどうありたいか、です。
3⃣ 態度は変えません。伝え方だけ変えます
好き嫌いで、仕事の渡し方は変えません。
順番に書いていきます。
価値観が、100%合うことはありません
まず、前提から書きます。
上司も部下も、会社の関係者以外でも、人間には合う合わないがあります。
その正体は、価値観です。そして、価値観が100%合うことは、そもそもありません。
育ってきた環境が、みんな違うからです。兄弟でも、価値観は違います。笑
だから、「上司と合わない」というのは、異常なことではありません。
むしろ、合う方が珍しいくらいです。
これくらいの距離感で、考えるべきだと思います。
私にも、合わない部下がいました
正直に書きます。
「この部下とは合わないな」と感じたことは、あります。
価値観が違えば、そう感じるのは自然です。否定しません。
そのとき、私がやっていたのは2つです。
当たり前ですが、態度は、変えません。
好き嫌いで対応を変えると、それは相手に伝わります。そして、組織が壊れます。
ただし、伝え方は変えます。
同じことを伝えるにも、響く言葉は人によって違います。
まず、相手のことを理解しようとします。理解しないまま伝え方を変えることはできません。
能力値に対して、渡すべきものを渡します。
合わないからといって、チャンスを与えないのは論外です。
そこは役者としての対応です。個人的な好き嫌いと、仕事上の評価は分けます。
ただし、どちらの立場の方がチャンスをもらえるかは、考えた方がいいと思います。
私も、合わないと思われていました
逆の立場も書きます。
部下から「この上司とは合わない」と思われていた自覚は、あります。
そこも同じです。役者として、営業として対応します。
相手が合わせてこないからチャンスを与えない、というのは
こちらが、絶対にやってはいけないことです。
手段の前に、決めることがあります
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
上位の記事は、対処法を並べます。
- 自分から歩み寄る。
- 距離を置く。
- 第三者に相談する。
どれも手段です。
でも、手段を選ぶ前に、決めることがあります。
自分が、どうありたいか。
手段は、目標が決まってから選ぶものです。
「じゃあどうするか」を考えて行動するしかありません。
自分が合わせに行くのも一つ、合わせないのも一つです。
どちらが正解ということはありません。大事なのは、自分がどうありたいかという目標です。
目標が決まっていないまま手段だけ選ぶと、その場しのぎになります。
そして、また同じことで悩みます。
異動や転職は、基本的にナシです
「合わない」を理由に、異動や転職を考えるのはどうか。
基本的には、ナシだと思っています。
合わない人は、次の場所にも必ずいます。そこから逃げ続けることになります。
ただし、これはきれいごと抜きで書きますが、そういう対応をする人も、実際にいます。
否定はしません。
ただ、それは「自分がどうありたいか」を考えた結果の選択であってほしいと思います。
あなたの状況別の答え
■上司の言動にストレスを感じている
まず、自分がどうありたいかを決めてください。
それから、合わせるか、合わせないかを選んでください。
■歩み寄ろうとしても、うまくいかない
価値観は100%合いません。
歩み寄るのは、合わせることではなく、理解しようとすることです。
■自分が上司の立場で、合わない部下がいる
態度は変えないでください。
伝え方だけ変えて、能力に応じて渡すべきものは渡してください。
■異動や転職を考えている
それが「どうありたいか」から出た答えなら、いいと思います。
ただ、逃げの選択になっていないか、一度確認してください。
■もう限界だと感じている
この記事の内容は、いったん忘れてください。
心身に不調が出ている場合は、下の注意書きを読んでください。
よくあるQ
Q1. 上司に合わせるべきですか?
正解はありません。
自分がどうありたいかで決めてください。
Q2. 合わない上司とは、距離を置くべきですか?
それも一つの手段です。
ただ、目標を決めてから選んでください。
Q3. 上司が合わせてくれないのはおかしいですか?
おかしくありません。
合わせるかどうかも、相手が決めることです。
Q4. 報連相がしづらいのも、合わないせいですか?
それは別の話です。
報連相については、こちらに書きました。
まとめ:今から出来ること
- 「上司と合わない」は、異常ではないと理解する。
価値観が100%合う人はいません。
- 自分がどうありたいか、を先に決める。
手段は、そのあとです。
- 合わせるか、合わせないかを選ぶ。
どちらも、正解になり得ます。
- 自分が上司の立場なら、態度を変えない。
伝え方だけ変えてください。
- 異動や転職は、逃げになっていないか確認する。
どうありたいかから出た答えなら、いいと思います。
注意(必ず読んでください)
ここに書いたのは、私が上司としても部下としても経験したことと、その中での考えです。
会社の規模、業種、関係性によって、状況は変わります。
また、上司との関係で眠れない、食欲がないといった状態が続いている場合は
この記事の内容は当てはまりません。
まず休むことそして、医師や専門機関に相談することを優先してください。
パワーハラスメントに該当する言動がある場合は
社内の相談窓口や労働問題を扱う専門機関に相談してください。
最後に決めるのは、あなたです。
あなたの人生を、あなた以上に大切にできる人はいません。
さいごに
上司と合わない。それは、おかしいことではありません。
価値観が100%合う人間なんて、そもそもいないからです。
上位の記事は、原因を分析して、対処法を並べます。
ただ、それを読んで手段を選んでも
根っこにある問いに答えていなければ、また同じところで悩みます。
自分は、どうありたいのか。
合わせに行くのか、合わせないのか。距離を置くのか、理解しようとするのか。
手段は、そこが決まってから選ぶものです。
私は、上司としても、部下としても、合わない相手がいました。
それでも、態度は変えませんでした。
伝え方を変えて、相手を理解しようとして、能力に応じて渡すべきものを渡しました。
それが正解かどうかは分かりません。ただ、自分がどうありたいかから出した答えでした。
そして、もしあなたが「もう合わせるのは限界だ」と思うなら
それも、あなたがどうありたいかから出た答えなら、いいと思います。
そのとき、自分がいまどう評価されているかを、知っておいて損はありません。
私がそれを知ったのは、営業所の所長をやっていたときでした。
軽い気持ちで登録して、面談で言われた一言に、その場で固まりました。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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