はじめに
管理職になりたくない人は、約8割いるそうです。
「昇進したくない」で検索すると、出てくるのは円満な断り方の例文集です。
要点は、角を立てずに、上手に辞退する方法みたいです。
私の答えは、まったく違います。
断るのは、ナシです。
私は打診されてGMになり、しんどい思いもして、最後は納得して次に進みました。
その全部を経験したうえで、こう考えています。
補足ですが、今の方がGM時代よりも責任があります。笑
そして、なぜそう言い切るのか、正直に書きます。
そもそも、断る選択肢がなかった
私は打診されて、役職に就きました。
正直に言うと、役職への昇進で「断る」という選択肢は、そもそも私にはありませんでした。
避けるとか、辞退するとか、考えたこともなかったんです。
むしろ、当時の私はこう思っていました。
この会社で、社長になる。
本気でした。笑
今振り返ると、若さもあったと思います。
でも、その「上を目指す前提」があったから、打診されたときに迷いがなかった。
むしろ、即答で「はい、やります。」しか選択肢にありませんでした。
正直、しんどかったです
きれいごとを書くつもりはありません。
世間で言われる「責任だけが重くて報われない」
- 給与も
- 時間も
- 人間関係も
全部、その通りでしんどかったです。
そのなかで、いちばんきつかったことは、責任でも残業でもありませんでした。
演じなければならないことです。
中間の管理職ですから、上と下の間に立ちます。
男としては、違うと思っていても、役者としては、正解と言わないといけない。
そういう役職であり、立ち位置でした。
自分の本音と、立場としての発言が、いつも一致するわけではない。
これがいちばん、消耗しました。
だから「管理職になりたくない」という気持ちは、よく分かります。
実際に、きついですからね。
それでも、やってよかったことばかり
でも、振り返ると、こうなります。
やってよかったと思うことばかりです。
転職した先の職場での会話でも、副業で人と向き合うときでも
経験や考え方が、全部つながってきます。
- 人を預かった経験
- 組織を動かした経験
- 板挟みの中で、判断してきたこと
- 退路を断ち、決断してきたこと
要点は、業績と育成です。
これらは、業界が変わっても、会社が変わっても、そのまま使えました。
仕事の経験は、仕事の中だけで終わりません。
このことは、こちらの記事でも書いています。
だから私は「断るのはナシ」と言います
ここが、この記事の結論です。
まずは、一歩踏み出すことをおすすめします。
やってみて駄目なら、役職を降りることはできます。
納得したうえで、次の場所へ進むこともできます。
でも、逆はできません。
やらずに避けると、将来、取り返しのつかないしっぺ返しを食らうことになります。
厳しく言います。個人的に、断るのは「ナシ」です。
わざわざ自分の可能性にふたをするのは、もったいない。
経験しないまま「向いていない」と決めるのは、判断ではありません。
ただの想像です。
やってから「向いていなかった」と言うのは、経験です。
この2つは、まったく違います。
次に進むのは、いつでもできる
私は最終的に、GMという役職を繋いで、次に進みました。
転職を決めたからです。逃げたのではなく、やり切ったうえでの決断でした。
そのときの話は、こちらに書いています。
大事なのは、次に進むのはいつでもできるということです。
一度受けたら一生背負う、という話ではありません。
やり切ったうえで、次の場所を選び直せばいい。
だからこそ、最初から避ける必要がないんです。
受けて、やって、納得して次へ。この順番なら、あなたの手元には経験が残ります。
避け続けた人の手元には、何も残りません。
よくある質問
Q1. 本当に向いていない場合は、どうするんですか?
やってから判断してください。向き不向きは、やる前には分かりません。私も演じることが苦手だと知ったのは、やってからです。そして苦手だと分かった後も、その経験は今に活きています。
Q2. 断ったら、評価が下がりませんか?
会社は「この人はここまで」と判断します。それ自体は事実として受け止めるしかありません。ただ、私が問題だと思うのは会社の評価ではなく、自分の選択肢が減ることです。断ることのコストは、社内の評価より、自分の経験値に効いてきます。
Q3. 家庭の事情で、どうしても受けられません。
事情がある人は、無理をしなくていいと思います。この記事で言いたいのは「怖いから避ける」のはやめた方がいい、ということです。理由が「怖さ」なのか「本当の事情」なのか、そこは正直に分けてください。
Q4. 昇進を断って、今の会社に残るべきでしょうか。
その前に、自分の市場価値を確認してください。社内の役職を断るかどうかより、社外から見て自分がどう評価されるかを知る方が、判断材料としてはるかに使えます。
まとめ
- 私は打診されてGMに。断るという選択肢は、そもそもなかった。
- 当時は本気で社長になるつもりだった
- 正直、しんどかった。給与も時間も人間関係も。いちばんきついのは「演じること」
- 男としては違うと思っていても、役者としては正解と言わないといけない立場だった
- それでも振り返れば、やってよかったことばかり。転職先でも副業でも考え方がつながる
- 結論、断るのはナシ。まず一歩踏み出す
- やって駄目なら降りられるし、納得して次に進むこともできる。
- やらずに避けると、取り返しのつかないしっぺ返しを食らう
- わざわざ自分の可能性にふたをするのは、もったいない
本音で私が、オファーを断らない人間だという事もあるかもしれませんが
打席に立って、バットを振る事は大切だと思います。
さいごに
「管理職になりたくない」
その気持ちは、本当によく分かります。私も、しんどい時期を過ごしました。
でも、しんどさを知っているからこそ言えることがあります。
しんどさの中で得たものは、会社を辞めても、業界が変わっても、あなたから消えません。
避けて守ったものは、その場では楽ですが、何も残らない。
一歩、踏み出してみてください。
合わなければ、やり切ったうえで次へ進めばいいだけです。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
この記事を読んだあなたへ
知識を得た次は、行動に移すとき。
成長・学び・お金・キャリア、あなたが変わるための
選択肢を一つにまとめました。
スキルアップ・投資・転職——どこから始めるかは、
あなたが決めていい。
まず「知る」だけでも、景色は変わります。




