はじめに
昨日言われたことが、今日はもう変わっている。上司の方針がコロコロ変わって、振り回されている。
「朝令暮改 上司」で検索する方は、きっとそんな状態だと思います。
私は、振り回される側も、方針を変える側も経験しました。正直に言うと、学ぶ前は、朝令暮改をする人や会社が苦手でした。
行動を変えられることに、強いストレスを感じていたからです。
この記事では、両方の立場を経験した私が思う、朝令暮改の上司との向き合い方を書きます。
先に結論:問題は、変えることではない
① 不信につながるのは、変えた理由を説明しないこと
② 振り回されている原因は、多くの場合「会話不足」
③ 隠す上司は、それ相応の処遇を受ける。でも、理解してあげることも必要
順番に書きます。
朝令暮改は、本当に悪なのか
朝令暮改は、方針がコロコロ変わって信用できない、というネガティブな意味で使われがちです。
でも、もともとは昔の書物から生まれた言葉です。当時と今では、情報の量も、変化のスピードも、まったく違います。
今は、変化することが当たり前の時代です。
私は、朝令暮改そのものよりも怖いのは、間違いに気づいても変えられないことだと思っています。
周りの目が気になる、非難されたくない、プライドが邪魔をする。
そうして「これは違う」と感じながら、そのまま進み続けてしまう。
よく見られたい、一貫した人間だと思われたい。
この「印象管理の誘惑」に引っ張られて選択を誤ると、結果的に悪い方向へ進んでしまいます。
方針を変える側だった私が、やっていたこと
私も、GMだった頃に方針を変えたことがあります。そのときは、素直に、正直に伝えました。
- 間違っていたなら、間違っていたと認める
- なぜ間違ったのか、理由と考えを伝える
- そこから、どうするのかを伝える
この手順を飛ばすからこそ、不信につながります。変えること自体ではなく、理由を言わずに変えることが、部下を振り回します。
振り回される側だった私が、やっていたこと
私も、上の人の朝令暮改に振り回されたことがあります。そのときは、変わった理由と、上の人の解釈を聞いていました。
理由と解釈が分かれば、次に何をすればいいかが見えてきます。
振り回されている原因は、会話不足
上司の朝令暮改に振り回されている部下に、ひと言アドバイスするなら、こう言います。会話が足りていないと思います。
なぜ変わったのか。何が変わって、何は変わらないのか。それを聞けていない、または上司が伝えていない。
どちらにしても、会話が足りていない状態です。
だから、変わったときは、理由を聞いてください。責めるためではなく、次に動くためにです。
隠す上司と、理解してあげること
理由を隠して、方針だけを変える上司もいます。そういう上司は、いずれ、それ相応の処遇を受けると思いますよ。
ただし、理解してあげることも必要だと思います。上司も、上から方針を変えられているかもしれません。
状況が変わって、変えざるを得なかったのかもしれません。
振り回されて大変なのは、本当です。それでも、相手の立場を一度想像してみると、受け止め方が変わります。
「人にどう思われるか」に縛られないために
一貫していると思われたい、という気持ちは誰にでもあります。上司も、部下も同じです。
人にどう思われるかより、自分が納得できる判断をする。その考え方を学べる本です。無理に読む必要はありません。
こういう本もある、と知るだけで十分です。
嫌われる勇気
幸せになる勇気
あなたの状況別の答え
上司の朝令暮改に、振り回されている方へ。
変わった理由を聞いてください。何が変わって、何は変わらないのかが分かれば、次に動けます。
理由を聞いても、答えてくれない上司の方へ。
隠す上司は、いずれそれ相応の処遇を受けます。ただ、上司も上から変えられている可能性はあります。
自分が方針を変えなければいけない、上司の方へ。
素直に、正直に伝えてください。間違っていた理由と、そこからどうするかです。
一度決めたことを、変えるのが怖い方へ。
怖いのは、間違いに気づいても変えられないことです。変えることは、学んだ結果です。
よくあるQ
Q. 朝令暮改の上司は、悪い上司ですか。
変えること自体は、悪いとは思いません。理由を説明せずに変えることが、不信につながります。
Q. 上司の朝令暮改に、どう対処すればいいですか。
変わった理由を聞いてください。振り回される原因の多くは、会話不足です。
Q. 上司として方針を変えるとき、どう伝えればいいですか。
間違っていたなら認め、理由と考えを伝え、そこからどうするかを伝えます。この手順を飛ばさないことです。
Q. 朝令暮改の意味は何ですか。
朝に出した命令を、夕方には改めるという意味です。方針がすぐ変わることを指します。
まとめ:今から出来ること
「朝令暮改 上司」は、上司への不満で語られがちです。
- 問題は、変えることではなく、理由を説明しないこと
- 方針を変える側は、素直に正直に、理由とこれからを伝える
- 振り回される原因の多くは、会話不足
- 隠す上司は、それ相応の処遇を受ける
- それでも、上司の立場を理解してあげることも必要
今日できることは、ひとつです。
次に方針が変わったら、「なぜ変わったのか」をひと言聞いてください。
それだけで、振り回される側から、一緒に動く側に変わります。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
上司との関係は、職場や人によって違います。
理由を聞ける状況でない場合や、心身に不調がある場合は、一人で抱えず、信頼できる人や専門家に相談してください。
そして、いちばん大事なことを書きます。
最終的に、どうするかはあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
朝令暮改は、必ずしも悪ではありません。人にどう思われるかより、自分が納得できる判断をすること。
振り回される役割の方は、大変ですけどね。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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