はじめに
私がやった自己投資の中で、今のところ本物は、ふたつだけです。
「自己投資 おすすめ」で検索してみてください。
出てくるのは、こういう記事です。
- 自己投資におすすめの方法32選
- やってよかった自己投資14個
- 自己投資おすすめ15選
上位に並ぶ数を足すと、78個を超えます。※私、調べです。笑
書いているのは、求人サイト、金融会社、スクール、人材会社です。
そしてもうひとつ、共通点があります。
ほとんどが「20代におすすめ」で書かれています。
私は、そこに当てはまりませんでした。
先に結論:確認するのは3つ
① 自己投資は、探して選ぶものではありませんでした
② 会社で必要だから学んだことが、まったく別のところで効きました
③ 差は、意識するかしないかだけです
順番に書きます。
私の自己投資は、簿記とFPでした
リストから選んだわけではありません。
簿記は会社で必要だったから、学びました。
FPは、お金の総合力を鍛える為です。※今回のテーマは簿記ですのでこちらは次回で
私は専門商社で15年、5つの部署を回りました。
管理職になってからは経営会議に出ていて、月の売上から経常利益までを報告する立場でした。
数字が読めないと、会議で発言ができません。
ですので、BSとPLを読めるように学びました。それだけです。
英会話でも、資格でも、朝活でもありません。目の前の仕事で必要だったものを、必要だから覚えた。
自己投資として始めたつもりは、まったくありませんでした。
嬉しかったのは、係長の一言
ここからが、本題です。
ある日、係長が私のところに来ました。
「解説をしてほしいです。」
BSとPLの読み方を教えてほしい、という話でした。
これを聞いたとき、私は本音で「おっ」と思いました。
日々の内容が伝わったか。と
補足ですがなぜそう思ったのか、書いておきます。
一つ上の課長職になれば、自分が会社の目標数字としてBSを理解し、PLをつくる側になります。
つまりその係長は、いまの自分の仕事ではなく、その先を想像していたということです。
言われたからやるのではなく、先に必要になると分かって取りにきた。
そこに気づけたのが、うれしかったからです。
月2回、実際のBSも解説
有志の会という形にしました。
月2回。実際の自社のBSを見ながら、説明しました。
ブラックボックスは、なしです。
数字を隠しながら「一般的にはこう読みます」と教えても、意味がありません。自分の会社の、本物の数字でやりました。
そして、就業時間内にやりました。
タイムカードを押してからやる、というのは論外です。
自分の組織を強くするための時間です。仕事です。好意でも、おまけでもありません。
いつのまにか自分の管轄以外の人も教えてくださいと、有志の会に入ってこられました。
当たり前ですが、社長の許可も頂いておりむしろ、喜んでおられました。
自社の数字が見られない方へ
ここで、先に補足をしておきます。
私は経営会議に出ており役職もGMでしたので、自社のBSとPLを、実物で扱うことができました。
ですが、その立場にいない方もおられると思います。数字を見せてもらえない会社もあります。
その場合は、学習から入るのが現実的です。
読む対象が自社でなくても、読み方そのものは同じだからです。
学ぶ内容が決まっているので、講座を選ぶのも早く済みます。
「簿記を、しっかり学びたい方」
クレアール簿記アカデミー![]()
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私はここで簿記を学びました。
決算書の数字の意味が分かるようになり、今は高配当株を選ぶときにも役立っています。
「学ぶ内容が決まっていればこの学習サービス」
スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】(私は使っていません)
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私が勧めるとすれば、FPと簿記の組み合わせです。お金のいろはを、まとめて学べます。
「選択できる学習サービス」
スタディング(私は使っていません)![]()
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おすすめの使い方
- 小さな目標を設定する
- 週2〜3回でもOK
- 学んだら必ず実践で、1回使う
ここで違和感を感じたら、そのサービスは合っていません。
違和感がなければ使い倒すのみです。
本音でいい時代になったな~と思います。
こちらは、スマホ1台でスキマ時間に進められます。
どれでも構いません。大事なのは、読めるようになることです。
他社の決算書を、読んでみました
ここで、話が思わぬ方向に進みます。
人に教えるには、自分がちゃんと読めていないといけません。だから私も、CFも含めてあらためて読み込みました。
そのうち、ふと思いました。
他の会社の決算書も、読んでみようか。
上場企業の決算書は、誰でも見られます。読み方が分かるようになっていたので、見てみました。
そこで、二つのことに気づきました。
めちゃくちゃ財務優良な会社が、普通にあるということ。
そして、そういう会社の中に、配当の利率が結構いいところがあるということ。
私はもともと、インデックス投資はしていました。ただ、これは未来のための投資です。
そのとき考えていたのは、今を少し楽にする投資は、ないのかでした。
そして、日本の高配当株にたどり着きました。
会社で必要だから学んだPLとBSが、そのまま銘柄を選ぶ物差しになっていました。
学ぶ本質は、ここにありました
一石二鳥だった、という話ではありません。
気づいたのは、もっと手前のことです。
日々の仕事の中に、学ぶことはいくらでもあります。
差は、意識するかしないかだけです。
同じ会議に出て、同じ資料を見ていても、そこから何を持ち帰るかは人によって変わります。
私が数字を覚えたのは、覚えないと発言できない立場にいたからで、特別な意志があったわけではありません。
ただ、覚えると決めた。それだけの違いです。
そして、覚えたものは、どこで効くか分かりません。
私は、PLとBSが投資で効くとは思っていませんでした。会議で困らないために覚えただけです。
自己投資のリストを32個読んでも、この結論は出てきません。
リストは「何を学ぶか」を教えてくれますが、「いま目の前にあるものを学べ」とは書いていないからです。
なぜ、お金の話を書いたのか
学んで効いたものは、他にもあります。ただ、ありすぎて書ききれません。
そのなかで、これを書いたのには理由があります。
お金は、人生に直結する大きなテーマだからです。
仕事で効いた学びは、たくさんあります。ですが、それは会社の中の話で終わることも多い。
このPLとBSは、会社を出た後の人生にまで届きました。
だから、ここだけ切り出して書いています。
無駄なことは、一つもありません
最後に、いまの考えを書きます。
人生において、無駄なことは一つもない。
そう思っています。
数字を覚えたのも、係長たちに教えたのも、他社の決算書を開いたのも、それぞれの時点では、次につながるとは思っていませんでした。
後から振り返ると、全部つながっていました。
ただ、私が言いたいのは、過去の肯定ではありません。
これから起こることの話です。
これからの未来で起こる良いことも、悪いことも、全部大切にしようと思っています。
悪いことのほうが、学びは多いかもしれません。そして、それがどこで効くかは、そのときには分かりません。
分からないから、大切にする。
自己投資というのは、たぶんそういうことです。
あなたの状況別の答え
何に投資すればいいか分からない方へ。
リストから選ばなくて大丈夫です。いま仕事で「分かっていないな」と感じているものが、すでに候補です。
そこは逃げずに覚えてください。必要だから覚えるのが、一番続きます。
資格を取るべきか迷っている方へ。
資格が悪いとは思いません。ただ、資格のための勉強と、目の前で使う勉強は別物です。
使う予定がない資格より、今日使うものを先に覚えたほうが早いです。
学んでも結果が出ないと感じている方へ。
効くタイミングは、選べません。私も、投資で効くとは思っていませんでした。すぐ結果が出ないことを、無駄だと判断しないでください。
部下に何か教えたい方へ。
就業時間内にやってください。時間外にやると、教わる側も気を使います。組織を強くする時間は、仕事です。
よくあるQ
Q. 20代と40代で、自己投資は変えるべきですか。
私は、年齢よりも立場だと思っています。いまの仕事で何が足りていないかは、年齢では決まりません。
Q. PLとBSは、どこで学べますか。
私は自社の数字で覚えました。本でも学べますが、自分の会社の実物を見るのが一番早いと思います。
合わせて可能なら、簿記の講座で学んでください。無駄にはなりません。
Q. お金をかけないと、自己投資になりませんか。
そんなことはありませんが、私がやったクレアールは、お金がかかっています。
基本的には、リスクとリータンで見るべきです。
Q. 何年くらいで効果が出ますか。
分かりません。私の場合、覚えてから投資に使うまで、何年も空いています。
Q. 学んだことを人に教えると、損をしませんか。
私は逆だと思っています。教えるには自分が正確に理解していないといけないので、一番勉強になるのは教える側です。
有志の会をして、社内研修をして理解しました。
まとめ:今から出来ること
自己投資は、何を選ぶかの問題として語られています。
- リストから選ばなくていい
- いま仕事で必要なものが、すでに候補
- 差は、意識するかしないかだけ
- どこで効くかは、そのときには分からない
- だから、目の前のことを大切にする
今日できることは、ひとつです。
いま仕事で「分かっていないな」と感じているものを、ひとつ決めてください。
そして、覚えてください。
それがどこで効くかは、あとで分かります。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の経験です。
私がPLとBSを覚えられたのは、経営会議に出る立場にいて、必要に迫られたからです。
必要がない環境で同じことをしても、同じようには身につかないと思います。
また、決算書が読めることと、投資で利益が出ることは別の話です。
私は自分の判断で買っていますが、それが正しいとは限りません。投資の判断は、ご自身でお願いします。
そして、いちばん大事なことを書きます。
何を学ぶかは、最終的にあなたが決めてください。
私の言葉で動いて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
係長が「解説をしてほしい」と言いに来た日のことを、いまでも覚えています。
自分のためではなく、その先の立場を想像して取りにきた人でした。
あのとき私が教えたのは、PLとBSの読み方です。
ですが、あの月2回がなければ、私は他社の決算書を開いていません。開いていなければ、いまの投資もありません。
何がどこにつながるかは、そのときには分かりません。
だから私は、これから起こることを、良いことも悪いことも大切にしようと思っています。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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