はじめに
「転職エージェントって、なぜ無料なんだろう。」
最初に、そう思いました。
世の中に「無料」と書いてあるものは、大抵どこかで、誰かがお金を払っています。
- 無料保険
- 無料診断
- 送料無料
- 窓口や展示場
どれも、本当の意味で無料ではありません。特に無料診断は、カモリスト作成に、協力しているだけのケースがあります。
本音でいうと、人が動くことにお金は必要です。あなたが会社で仕事をして「今日はただ働きね!」と言われることはありません。笑
「転職エージェント 仕組み」で検索してみてください。
出てくるのは、こういう記事です。
- 転職エージェントの報酬の仕組みとは
- 転職エージェントの仕組み・無料の理由
- 報酬と利益構造を、運営側から解説
検索上位は、人材会社が自ら書いた解説です。
報酬の相場と、無料の理由の話が続きます。
私は、36歳で転職したとき、転職エージェントを使いました。仕組みは、エージェントから直接説明を受けて知りました。
そのうえで、正直に書きます。
仕組みと商流がわかった瞬間に、こう思いました。「なるほど。無料とは言いようだ。だったら、使い倒そう。」
先に結論:確認するのは3つ
① お客さんは企業です。入社が決まると企業が報酬を払うので、求職者は無料です。
② 仕組みを知ると、エージェントとは利害が一致していると分かります。見え方が変わります。
③ デメリットは、担当者との相性、急かされること、自分は商品であること。準備は棚卸しです。
順番に書きます。
転職エージェントが無料な理由
まず、お金の話です。
お客さんは、企業
結論から言います。転職エージェントのお客さんは、企業です。
求職者であるあなたは、無料でサービスを受けられますが、それは企業側が費用を負担しているからです。
仕組みはシンプルです。求職者が転職エージェント経由で企業に入社すると、企業がエージェントに報酬を支払います。
お金と人の流れ
- 1.あなたが無料で登録する
- 2.エージェントが求人を紹介し、応募・面接をサポートする
- 3.あなたが入社する
- 4.企業がエージェントに報酬を払う
報酬は、入社する方の年収をもとに計算されます。想定年収の30〜35%ほどが相場とされています。
無料とは言いようだ
無料診断が無料ではないのと同じで、転職エージェントも本当の意味では無料ではありません。これが「無料の正体」です。
ただ、費用を負担しているのが企業である以上、求職者にとっては、完全無料でプロのサポートが受けられます。
だったら、使い倒さない理由がありません。
管理職・専門職として実績がある方、年収600万円以上の方は
JACリクルートメント私が使ったときは、すべてにおいて手厚いサポートがありました。
内定をいただいた3社は、すべてここからでした。
まだその年収帯ではない方や、まず求人そのものを幅広く眺めたい方は
仕組みを知ると、見え方が変わる
この仕組みを理解してから、エージェントの使い方が変わりました。
エージェントも仕事としてやっている
当たり前ですが、彼ら彼女らは、求職者のために無償で働いているわけではありません。入社が決まることで、初めて報酬が発生します。
つまり、あなたが良い会社に入るほど、エージェントの報酬も増えます。利害が一致しているから、彼らは本気で動きます。
これが「使い倒すべき理由」です。
募集している時点で、困っている
企業は、エージェントに高い報酬を払ってでも、人材を求めています。
求人票に「順調に成長中」と書いてある会社も、実は人材に困っています。大手企業も、例外ではありませんでした。
募集を掛けている段階で、その会社は困っている。私は、そう感じました。
厳しく聞こえるかもしれませんが、自分のところでしっかりと育成と教育ができていれば、募集しなくていいからです。
もちろん、こういう目的を達成できる人が欲しい、と思って採用することもあります。その人も、違う会社で経験を積んできた人です。
その人が今の会社に納得していれば、基本的には辞めていません。成長や挑戦という志は、今の会社を卒業することでもあります。
いわば、大学生が小学生に戻らないのと同じ理屈です。
もっと多くの人が転職にチャレンジすれば、日本全体が良くなるとも思いました。
転職エージェントのデメリット
良いことだけ書いても、意味がありません。デメリットも正直に書きます。
担当者との相性がある
私は実際に、担当者の変更をお願いしました。合わないと感じたら、遠慮なく変更を申し出てください。
あなたの人生です。遠慮は不要です。
ただし、相手が動いてくれない理由を考えることは、学びになります。
担当者を変えたら、対応が変わった話は、こちらに書いています。
転職を急かされることがある
私自身は、急かされたことはありません。ただ、仕組みを考えると、起こりうることです。
エージェントにとっては、入社が決まることで報酬が発生します。だからこそ、転職を急かしてくる場合があります。
エージェントの意見は参考にしつつ、判断と決断は、常に自分でする。この姿勢が大切です。
あなたは「商品」でもある
転職エージェントのお客さんは、企業です。求職者であるあなたは、企業に紹介される商品という側面があります。
つまり、自分を売り込む意識が必要です。
- 言葉遣い
- 態度
- 準備
エージェントへの対応も、面接と同じ気持ちで臨んでください。
仕組みを知った上で、やった準備
仕組みを理解してから、準備の質が変わりました。
キャリアの棚卸し
一番力を入れたのは、キャリアの棚卸しです。希望的観測ではありません。
- 自分は何をしてきたか
- 何ができて
- 何ができないか
過去の経験を、具体的な行動の数で整理しました。「やってみたい」ではなく、「やってきた」で話せる状態を作りました。
商品の説明ができるか
エージェントとの面談は、いわば自分を売り込む機会です。
あなたは、これから世に出る商品です。商品の説明ができない人が、売れないのと同じです。
準備した人と、していない人では、エージェントの動き方が変わります。
エージェントも人間です。「この人なら紹介できる」と思ってもらえる人に、良い求人が集まります。
面談で「低く見積もってです」と言われた話は、こちらに書いています。
あなたの状況別の答え
「無料」が怪しいと感じている方へ。
無料の正体は、企業が払う報酬です。仕組みを知ってから使えば、怖くありません。
担当者と合わないと感じている方へ。
変更をお願いしていいです。私も、お願いしました。
急かされている気がする方へ。
決めるのは、あなたです。入社が決まると報酬が出る仕組みを、思い出してください。
何から準備すればいいか、分からない方へ。
棚卸しです。「やってきた」で話せる状態を作ってください。
転職するか、まだ決めていない方へ。
情報収集だけでも、十分です。
よくある質問
Q. 転職エージェントの報酬は、誰が払いますか。
企業です。入社が決まると、企業が年収をもとにした報酬を払います。求職者は無料です。
Q. 転職エージェントと転職サイトの違いは何ですか。
転職サイトは、自分で求人を検索して応募するタイプです。
転職エージェントは、担当者がついてサポートしてくれるタイプで、非公開求人や企業の内側の情報が得られます。
Q. 登録したら、すぐ転職しなければいけませんか。
そんなことはありません。登録して、情報収集だけでも十分です。今の自分の市場価値を知るだけでも、視野が大きく変わります。
Q. 返事を急かされたら、どうすればいいですか。
一度持ち帰って大丈夫です。返事を急ぐ理由が、あなたの側にあるのか、エージェントの側にあるのかを考えてみてください。
Q. 複数のエージェントに登録してもいいですか。
はい、2〜3社が適切です。1社だと求人の幅が狭くなり、多すぎると連絡対応だけで疲弊します。
私が実際に使った会社の比較は、こちらに書いています。
まとめ:今から出来ること
転職エージェントの仕組みは、報酬の相場と、無料の理由で語られています。
- 無料の正体は、企業が報酬を支払う仕組み
- 報酬は、想定年収の30〜35%ほどが相場
- 仕組みを知ると、使い倒さない理由がない
- 募集を掛けている時点で、その会社は困っている
- 担当者が合わなければ、変更を申し出ていい
- 自分は商品。キャリアの棚卸しが、最大の準備
- 転職するかどうかは、情報を知ってから決める
批判的思考をもつことは、大切です。ただ、仕組みがわかったなら、あとは使い倒すだけです。
今日できることは、ひとつです。
面談の前に、担当者に聞きたいことを1つ決めてください。
例えば、「この求人は、なぜ募集が出ているのですか」。答えから、その会社の困りごとが見えてきます。
まず一社、話を聞いてみるなら
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注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
報酬の割合や、サポートの中身は、エージェントや契約によって違います。担当者との相性も、人それぞれです。
そして、いちばん大事なことを書きます。
どのエージェントを使うか、転職するかは、最終的にあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
「無料とは言いようだな。」
そう思った瞬間に、使い方が変わりました。
転職エージェントの仕組みは、報酬の相場と無料の理由で語られがちです。
ですが、私にとっては、エージェントとの付き合い方を決める話でした。
知ってから、使い倒してください。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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