はじめに
時計が、深夜0時を回っていました。
「6時間後には、またここにいるのか」
そう思いながら、仕事をしていた時期がありました。
ふと周りを見渡すと、自分より一回りも二回りも上の先輩たちが、同じように働いていました。
その瞬間、思いました。「自分の将来は、間違いなくこのままだ」。ぞっとしました。
ですが当時は、それが当たり前になっていました。
感覚も思考も止まり、「こうだから仕方ない」という負のスパイラルに、完全にはまっていました。
「仕事 嫌」で検索すると、嫌になる原因や対処法の一覧がたくさん出てきます。
この記事は、一覧ではありません。私がその状況を抜け出したきっかけと、そこから分かった仕事と会社の選び方を書きます。
先に結論:確認するのは3つ
① 損している取引は、続けなくていい
② 「やらなくていい」と嬉しくなったら、無理をしていたサインです
③ 会社も同じ。嫌な会社と取引し続けなくていい
順番に書きます。
売上を見て、利益を見ていなかった
当時の私がやっていたことを、正直に書きます。
顧客ごとに、専用の注文リストや提案書を作っていました。それ自体は、丁寧な仕事だと思っていました。
むしろ、それをきちんとやることが美学だとすら思っていました。
ですが、作業量に見合った利益が出ていたかというと、そうではありませんでした。
売上は見えていても、利益は見えていませんでした。
- この案件を断ると、次がないかもしれない
- 人海戦術でやるしかない
そういう思い込みの中で、走り続けていました。
損している取引は、続けなくていい
その時に知った考え方があります。「撤退の申し入れ」です。
難しく聞こえますが、やっていることはシンプルです。「このままでは続けられません。
条件を見直しませんか」と言える関係を作ることです。
取引は、最初はお互いにとって良い条件でも、時代の流れとともに、どちらかが不利になることがあります。
利益が出ていた仕組みが、いつの間にか損失になっている。現場では、珍しくありません。
そのまま続けるより、話し合いの場を作るほうがいい。それだけのことです。
実際にやってみた結果
この考え方を、実際にやってみたことがあります。うまくいったときと、うまくいかなかったときがありました。
うまくいったとき
相手に、サービスを続けたいという意思がありました。単価を上げてもらうことができ、お互いにとって良い関係に立て直せました。
うまくいかなかったとき
相手が目の前のお金だけを見てしまい、将来よくなるという先の話まで、届きませんでした。
正直、こちらの伝え方が悪かった部分もあると思っています。ただ、申し入れをしたこと自体は、今でも正しかったと思っています。
ひとつだけ助言するなら、出すプランは、数より設計が大切です。どれを選ばれても利益が残るように作ってください。
その提案は、ほかの場面でも使えて、自分を助けてくれます。
「明日からやらなくていい」と思った日
転機は、相手の企業が取引の内容を変えたことでした。その瞬間、率直に思いました。
「明日からこの作業、やらなくていい!」。本音で、嬉しかったです。
ですが、その気持ちに気づいたとき、同時に思いました。
嬉しくなるということは、やらされていたということで、無理をしていたということです。
そして、その無理に、自分では気づけていませんでした。
振り返ると、無駄な時間を使ったと思います。ただ、あの経験があったからこそ、気づけたことでもあります。
仕事が嫌なのは、サインかもしれない
この考え方は、取引だけに使えるものではありません。自分が勤めている会社にも当てはまります。
日曜日の夜に、「明日、仕事に行くのが嫌だな」と思うことはありませんか。
その感覚は、自分が嫌な会社と取引しているということです。
企業が損している取引をやめていいように、嫌だと感じながら毎日通う会社を、続けなくてもいいと思います。
答えはシンプルです。自分が心地よく働ける環境に、移ることです。自分の価値と将来を、より良くする方向に動くだけです。
今の会社に居続けるリスクについては、こちらにも書きました。
最初にやるのは、市場価値を知ること
仕事が嫌だと感じたら、まず、今の自分の市場価値を知ることから始めてください。情報を持つだけでも、視野は大きく変わります。
転職するかどうかは、知ってから決めても遅くありません。転職活動そのものには、リスクはほとんどありません。
管理職・専門職として実績がある方、年収600万円以上の方は
JACリクルートメント私が内定をいただいた3社は、すべてここからでした。
まだその年収帯ではない方や、まず求人そのものを幅広く眺めたい方は
あなたの状況別の答え
毎日、深夜まで働くのが当たり前になっている方へ。
売上ではなく、利益を見てください。損している仕事を、続けなくていいかもしれません。
日曜日の夜に、明日が嫌だと感じている方へ。
それは、嫌な会社と取引しているサインかもしれません。まず、自分の市場価値を知ってください。
取引先に、条件の見直しを言い出せない方へ。
どれを選ばれても利益が残るプランを用意してから、話し合いの場を作ってください。
よくあるQ
Q. 撤退の申し入れをして、取引がなくなったら責任を取れますか。
責任は取れません。でも、見えない敵と戦い続けるのは、もうやめませんか。会社に利益がなければ、何もできません。
あなたの給料も出なくなります。損失が広がるのを止めた判断は、称賛されるべきことだと思います。
Q. 仕事が嫌だと感じたとき、最初に何をすればいいですか。
今の自分の市場価値を知ることから始めてください。転職するかどうかは、知ってから決めても遅くありません。
Q. 転職エージェントは、どこがいいですか。
状況によって変わります。
管理職・専門職の方はJACリクルートメント、まず求人を幅広く見たい方はリクナビNEXTが使いやすいです。
登録しても、転職するかどうかは別です。
まとめ:今から出来ること
- 売上ではなく、利益を見る
- 損している取引は、続けなくていい
- 「やらなくていい」と嬉しくなったら、無理をしていたサイン
- 会社も同じ。嫌な会社と取引し続けなくていい
- 最初にやるのは、市場価値を知ること
今日できることは、ひとつです。
今やっている仕事を書き出して、それぞれ利益が出ているかどうかを、印をつけてみてください。
それが、あなたが続けなくていいものを見つける、最初の一歩になります。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
取引の見直しや転職が合うかどうかは、仕事や会社の状況によって違います。
そして、いちばん大事なことを書きます。
最終的に、どうするかはあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
深夜0時を回っても、当たり前のように職場にいた私は、あのまま続けていたら、一回り上の先輩と同じ姿になっていたと思います。
見えない敵と戦い続けるより、自分が心地よく働ける環境を選ぶ。私は、それでいいと思っています。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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