はじめに
「免税事業者のままでいいのか、インボイスに登録すべきか」
売上1,000万円以下の個人事業主なら、一度は悩んだはずです。
制度の解説は、税理士や会計ソフト会社の記事にたくさんあります。
補足ですが、この記事は解説ではなく
会社員×個人事業主の私が、実際にどっちを選んだか?
先に結論として、私は登録しました。
その判断の中身を、正直に書いた記事です。
制度の要点だけ、30秒で
詳しい解説は大手に任せて、判断に必要な要点だけです。
売上1,000万円以下なら、消費税の納税が免除される「免税事業者」でいられます。
ただし、免税事業者はインボイス(適格請求書)を発行できません。
取引先が課税事業者の場合、こちらがインボイスを発行できないと、取引先の税負担が増えます。
だから、企業と取引する個人事業主は、選択を迫られます。
- 免税のままでいるか
- 登録して、消費税を納める側になるか
この二択を迫られているという事です。
この制度が、策定されたときは、なかなか世の中の情勢にインパクトがありました。
取引先から、確認されました
私の場合、判断材料は向こうからやってきました。
取引先から、インボイス取得の有無を確認されました。
驚きはなかったです。
そらそうですよね。
私も、会社側で経理なら確認しますので。笑
ここが、会社員×個人事業主の面白いところです。
個人事業主として「確認される側」に立つと同時に、会社員として「確認する側」の事情も分かる。
企業の経理は、取引先がインボイスを発行できるかどうかで、処理も税額も変わります。
確認するのは、当たり前の実務です。
つまり、企業と取引を続けるつもりなら、この確認からは逃げられません。
もちろん、これを理由に取引をうんちゃらくっちゃらと国は、説明しています。
ただ、現実は現実です。笑
国がゴールを決めたら、おおかたそうなる
登録を決めた、もうひとつの理由ですが、こちらの方が、本質かもしれません。
国のやろうとしていることは、これまでもゴールを決めたら、おおかたそうなっています。
経過措置はあるだろうな、と思っていました。
実際、ありました。
でも、経過措置は「ゴールが変わった」わけではありません。
到着時刻が少し遅くなるだけで、向かう先は同じです。
だったら、私の答えはこうなります。
先にやっておく。将来のめんどくさい事を、平準化しておく。
いつかやることが確定しているなら、余裕のある今のうちに済ませる。
期限ギリギリに慌てて対応するより、日常のペースに紛れ込ませてしまう。
年末調整も、確定申告も、私はぜんぶこの考え方でやっています。
情報は、本と動画で集めました
判断の前に、やったことはシンプルです。
本を読みました。
そして、マネーフォワードの利用者向けの動画も見ました。
使っている会計ソフトが、制度対応の解説を出してくれる。
これは、ソフトを使っている人の特権みたいなものです。
登録後の請求書の様式変更も、消費税の申告も、ソフト側が対応してくれるので
身構えていたより負担は小さかったです。
私が使っている会計ソフトの話は、こちらに書いています。
個人事業主にとって必要な機能が搭載!【マネーフォワード クラウド】私も普段から、お世話になりっぱなしです。開業届の作成から青色申告、日々の帳簿付け
そして、銀行やカードまで守備範囲は広く、しっかり網羅しております。
よくある質問
Q1. 副業の売上が小さくても、登録すべきですか?
金額より「取引相手が誰か」で考えてください。取引先が企業(課税事業者)なら、インボイスの有無を確認される可能性が高いです。逆に、お客さんが一般消費者だけなら、急いで登録する必要性は下がります。
Q2. 登録すると、何が増えますか?
消費税の納税義務と、その申告事務です。また、氏名と登録番号が公開されます。負担軽減の措置もありますが、内容と期限は変わっていくので、判断前に国税庁の最新情報を確認してください。
Q3. 免税事業者のままだと、仕事を切られますか?
一律には言えません。経過措置の期間は、取引先も一定の控除を受けられます。ただ、経理の立場で見れば、同じ条件ならインボイスを発行できる相手の方が処理は楽です。長く取引を続けたい相手がいるなら、そこから逆算するのが現実的です。
Q4. 判断のために、まず何をすればいいですか?
取引先に聞くのが最短です。私のように、向こうから確認が来ることもあります。並行して、本を1冊と、使っている会計ソフトの解説を見れば、判断材料は揃います。
まとめ
- 私は、インボイスに登録しました
- きっかけは、取引先からの取得有無の確認。私も経理なら確認する側なので、当然の実務
- 国はゴールを決めたら、おおかたそうなる。経過措置は到着時刻が延びるだけで、向かう先は同じ
- だから先にやって、将来のめんどくさい事を平準化した
- 情報収集は本と、マネーフォワードの利用者向け動画
- 判断の軸は「取引相手が誰か」と「その取引を続けたいか」
副業の税金の全体像は、こちらにまとめています。
さいごに
免税か、登録か。
正解は、あなたの取引相手と、これからの事業の形の中にあります。
ただ、ひとつだけ。
いつかやることが確定しているなら、先にやってしまう。
めんどくさい事は、余裕のあるうちに平準化する。
この考え方は、インボイスに限らず、兼業生活のすべてで効いています。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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