はじめに
給料が上がらない。頑張っているのに、報われない。
そう感じている方に、ずばり言います。それは、あなたのせいではありません。業界のせいです。
もちろん、土台としての努力は必要です。そのうえでの話です。
「給料 上がらない 理由」で検索すると、評価制度や会社の業績、スキル不足などの理由が並びます。
私は15年間、専門商社でGM(ゼネラルマネージャー)まで務めました。
昇給も出世も、世間より速いペースでいただいていました。
正直に言うと、「給料が上がらない」という感覚が分かりませんでした。
同僚の愚痴を聞いても、心のどこかで「そこまで仕事に打ち込んでいないからでは」と思っていました。
ですが、転職してまったく別の業界に入ったとき、気づいてしまいました。「これは、業界の問題だったんだ」。
先に結論:確認するのは3つ
① 給料の天井は、業界の収益性で決まります
② 会社の中だけで比べていると、気づけません
③ 頑張り方より、どこで頑張るかを先に変えてください
順番に書きます。
別業種の課長のほうが、給料が高かった
転職して、最初に驚いたことがあります。
前職での私は、GMという役職でした。その給料以上を、転職先の課長クラスの方が受け取っていました。
責任の重さも、決裁権の大きさも、前職のGMのほうが上です。それでも、給料は転職先の課長クラスのほうが上でした。
比べてみないと、分からないことがありました。これは能力の差ではありません。業界の差です。
業界が違うだけで、同じ働き方、同じ責任でも、もらえるお金が変わります。本音で、びっくりしました。
仕事を選べる業界と、選べない業界
前職と今の業界の違いを一言で表すなら、「仕事を受けるか受けないか、選べるかどうか」です。
前職では、取引先から来た仕事を断れませんでした。断ると次がないかもしれない。そういう思い込みの中で、毎日動いていました。
今思えば、あれはパイの奪い合いでした。誰かが得をすれば、誰かが損をする世界です。
今の業界は違います。「この仕事、受けていただけますか」と聞かれます。自分の裁量で、選べるのです。
この差が、業界全体の収益性を変えます。収益性が高い業界ほど、そこで働く人の給料は高くなります。
魚がいる場所といない場所では、釣れる量が変わります。それと同じです。
異業種に転職したときの話は、こちらに書きました。
給料が上がらない、3つの理由
① 業界の収益性が低い
どれだけ頑張っても、業界全体のパイが小さければ、限界があります。利益が出ない構造の中では、給料は上がりにくいです。
会社に必要なものは、間違いなく利益です。
② 会社の中だけで比べている
同僚と比べて「自分は頑張っている」と思っていても、業界が違えば基準が変わります。
私がGMになっても気づかなかったのは、同じ業界の中だけで比べていたからです。
当時の私は、社内外からの「最年少で所長ですか」「今までの方とは違いますね」という言葉に、泳がされていました。
笑 上には上がいます。今は、勘違いしていません。笑
③ 頑張り方を変えようとしている
給料が上がらないとき、多くの人は「もっと頑張ろう」と思います。ですが、魚がいない池でどれだけ頑張っても、魚は釣れません。
頑張り方ではなく、どこで頑張るかを先に変えてください。
業界選びには、ひとつだけ条件がある
やりたいことがある業界なら、やればいいと思います。
ただし、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。その業界で、お金がどこまでもらえるかです。
きれいごとではなく、お金がなければ、選択肢は広がりません。
体験も、時間も、家族との余裕も、お金がなければ手に入らないものがあります。
やりたいことを追いながら、お金の天井も知っておく。この両方を持ったうえで、業界を選んでほしいと思います。
外の給料を知る方法
他の業界でいくらもらえるのかは、外に出て聞かないと分かりません。私は、転職してから気づきました。
エージェントは、会社の内側の情報を持っています。求人票には書いていない、実際の年収の水準を教えてもらえます。
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JACリクルートメント履歴書、職務経歴書の添削、面談の対応、リモートでの打ち合わせ、電話でのやりとり。すべてにおいて、手厚い支えがありました。
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転職活動そのものには、リスクはほとんどありません。
あなたの状況別の答え
頑張っているのに、給料が上がらない方へ。
あなたのせいではないかもしれません。まず、同じ仕事が他の業界でいくらもらえるかを知ってください。
社内では評価されている方へ。
同じ業界の中だけで比べていないか、確かめてください。私は、GMになっても気づきませんでした。
やりたい仕事と、給料の間で迷っている方へ。
やりたい業界でいいと思います。ただ、その業界のお金の天井だけは、先に知っておいてください。
よくあるQ
Q. 今の業界で、給料を上げることはできませんか。
できます。ただし、業界の収益性という天井はあります。
同じ努力をするなら、天井が高い業界のほうが、結果が出やすいのは事実です。
Q. 業界を変えるのは、怖いです。
情報を集めるだけなら、今の生活は何も変わりません。
まず、他の業界ではいくらもらえるのかを知るだけでも、視野が大きく変わります。
Q. 自分に合う業界は、どうやって見つければいいですか。
転職エージェントを使うのがいちばん早いです。求人票には書いていない、実際の年収の水準を教えてもらえます。
まとめ:今から出来ること
- GMより、別業種の課長のほうが給料が高かった
- 給料の天井は、業界の収益性で決まる
- 仕事を選べる業界と、選べない業界がある
- 頑張り方より、どこで頑張るかを先に変える
- やりたい業界でいい。ただ、お金の天井は知っておく
今日できることは、ひとつです。
あなたの今の仕事が、他の業界ならいくらもらえるのかを、ひとつ調べてみてください。
それが、給料が上がらない理由の答えになります。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
給料の水準は、業界や会社、時期によって違います。私が書いたのは、私が経験した2つの業界の話です。
そして、いちばん大事なことを書きます。
最終的に、どうするかはあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
GMだった私は、転職先の課長クラスの給料を見て驚きました。比べてみないと、分からないことがありました。
給料が上がらないと感じているなら、まず外を見てください。あなたの努力が報われる場所は、必ずあります。
ずばり言います。今いる場所が、すべてではありません。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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