はじめに
異業種に転職して、最初に驚いたことがあります。
言葉が通じませんでした。
日本語のはずなのに、意味がわかりません。
社内の会議でも、お客さんとの会話でも、知らない言葉が次々に出てきました。
15年間、ある業界で積み上げてきた経験。
それが、別の業界では「初心者」からのスタートでした。
この記事では、異業種転職して最初にぶつかった「言葉の壁」と
そこから、見えた業界の違いを正直に書きます。
一歩踏み出すかどうか、迷っている人へのヒントになれば幸いです。
「キリ」がわからなかった
転職して、お客さんと話していたときのことです。
「キリ」という言葉が出てきました。
正直に言います。わかりませんでした。
でも、わかったふりは、しませんでした。
その場で、聞き返しました。
「すみません、教えてください。」
正直に教えてくださいのスタンスです。恥ずかしいとは、思いませんでした。
知らないことを知らないと言う方が、ずっと大事だと思っていたからです。
これは、若かりし頃の失敗と反省が活きております。
そして、その場で、お客さんが丁寧に教えてくれました。
もちろんその場で、理解できました。
その場で解決しないと、後でしっぺ返しを食らう
このとき、強く感じたことがあります。
その場で解決できることは、時間がかかっても対応しておく。
これをしないと、後で余計に時間がかかったり、大きなしっぺ返しを食らうことになります。
もちろん、内容によります。
ですが、わからない言葉・わからない概念は、その場で解決するに越したことはありません。
わかったふりをして次に進むと、後からズレが大きくなります。
最初の小さなズレが、後で取り返しのつかない大きなズレになることがあります。
「キリ」がわからなかったとき、その場で聞き返したことが、後の自分を助けました。
これは、身近な事でもあると思います。
妻に「何食べたい?」と聞かれて、答えずにそのままにしておくと大抵、大変なことになります。
私だけでしょうか?笑
社内でも、知らない言葉ばかりだった
戸惑ったのは、お客さんとの会話だけではありません。
社内でも、知らない言葉が次々に出てきました。
- AW
- アーク
- シャーリング
- サブロク
- ファイバー
- ピローブロック
- レベル
- 平行キー
言葉は、聞き取れます。
でも、まず、それを使う目的と手段が、全くわかりません。
前職では、当たり前だった業界用語が、新しい業界では、全く別の用語になっていました。
社外でも同じです。
- 職人さんとの会話
- 道具や資材の名前
- 特に建築用語
最初は、全くわかりませんでした。
相談を受けても提案が、できません。なんなら相談で、道具の内容が分かる感じです。
桁が4つ増えた
言葉の壁以上に驚いたことがあります。
扱う金額の桁が、4つ増えました。
前職で扱っていた金額の単位と、転職先で扱う金額の単位の差です。
お尻にゼロが、4つ増える感覚です。
コンビニで180円のおにぎりを買う感覚と、軽自動車を買う感覚くらいの違いです。
最初は、その金額の大きさに、実感が持てませんでした。
数字としては理解できても、感覚としてピンと来ませんでした。
これも、業界が変わったことで、初めて気づいたことでした。
同じ「営業」という仕事でも、扱う金額の規模が全く違います。
業界によって、ビジネスのスケール感そのものが変わります。
知らないことを、知らないと言える強さ
振り返って思うことがあります。
異業種転職で、一番大切だったのは、知識ではありませんでした。
知らないことを、知らないと言えること。
これでした。
社会人経験のキャリアがあると、つい「わかっているふり」をしたくなります。
プライドが、邪魔をすることもあります。
でも、わかったふりをしていたら、その場では乗り切れても、後で必ずズレが出てきます。
「教えてください」と言えることが、結果的に一番早い道でした。
ただし、何でもかんでもはダメです。あくまでも出来る事前の下調べは、必要です。
よくある質問
Q. 異業種転職して、前職の経験は活かせましたか?
活かせました。
ただし、言葉や用語、業界の仕組みは一からのスタートでした。
経験そのものより、経験から得た「考え方」が活きた感覚です。
Q. 知らない言葉が出てきたとき、その場で聞いてもいいのでしょうか?
聞いた方がいいです。
その場で解決すれば、その場で終わります。
わかったふりをすると、後で何倍もの時間が、かかることがあります。
Q. 業界によって扱う金額の規模が違うことに、最初から気づけますか?
気づきにくいです。
求人票や面談だけでは、実際の金額感はわかりにくいものです。
転職エージェントに、業界ごとの規模感を聞いてみるのもおすすめです。
まとめ
異業種転職して、最初にぶつかったのは言葉の壁でした。
- 「キリ」がわからず、正直に聞き返した
- その場で解決しないと、後で大きなしっぺ返しを食らう
- 社内も社外も、知らない言葉ばかりだった
- 扱う金額の桁が4つ増えた。コンビニのおにぎりと軽自動車くらいの差
- 知らないことを知らないと言える強さが、一番大切だった
社会人の経験年数は、無駄になりません。
ただし、最初は知らないことばかりです。
それを受け入れることが、新しい業界での第一歩でした。


さいごに
「すみません、教えてください。」
その一言を言えたことが、今につながっています。
知らないことを、知らないと言う。それだけのことが、一番難しくて、一番大切でした。
桁が4つ増えた世界で、最初は戸惑うことばかりでした。
でも、その戸惑いの分だけ、視野が広がりました。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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