はじめに
この記事は、異業種転職して3年目のときの日記を、言語化したものです。
36歳で、15年勤めた業界を離れて、3年が経ったころの話です。
「異業種転職 後悔」で検索すると、出てくるのはこういう記事です。
- 異業種転職でよくある失敗事例
- 異業種転職のデメリット
- 後悔しないための注意点
書いているのは、多くが転職サービスの会社です。
先に答えを書きます。私は、異業種転職を後悔していません。「失敗したかも」と思ったことも、正直ありません。
ただ、異業種に移って後悔している人がいるのも事実です。
面接官だった私が見てきた中で、その人たちには、はっきりした共通点がありました。
この記事では、私が後悔していない理由と、後悔する人の共通点、そして3年で気づいたことを、正直にまとめます。
先に結論:大事なのは3つ
① 後悔するかどうかは、転職先より、考え方で決まる
② 後悔する人の共通点は、他責思考
③ 形のあるものは手放す。形のないものは残る
順番に書きます。
私が後悔していない理由
「失敗したかも」と思ったことは、正直ありません。
万が一、そう思ったとしても、結局は前を向いて頑張るしかありません。考えるだけ無駄、というやつです。
年収は、転職直後に約10%上がりました。
ですが、後悔していない理由は、年収ではありません。立場が変わって、見える景色が全部変わったからです。
「もったいない」と言われた
辞めるとき、周りからは「安泰なのに」「もったいない」と、たくさん言われました。
言わなかった人を覚えているくらいです。言わなかったのは、妻と、かねてから親交のある5名ほどでした。
ですが、私は安泰だと思ったことが、一度もありません。
安泰だと考えた瞬間、自分が行動しなくなり、成長が止まると思っているからです。役職に関係なく、そう考えていました。
残った自分と、転職した自分を比べて、答え合わせをすることはできません。
ただ、死ぬときに間違いなく後悔する要因は、消せました。
妻への相談から、年収が上がったときのことまでは、こちらに書きました。
異業種転職して3年で気づいた5つのこと
①給料を決めていたのは「能力」ではなく「業界」だった
転職して、最初に驚いたのはこれでした。前職でGMだった私より、転職先の課長クラスの方が、給料が高かったからです。
責任も決裁権も、前職の方が大きかったのに、です。変わったのは、業界だけでした。
同じ努力でも、業界によって年収の天井が違います。頑張り方より、どこで頑張るかが重要でした。
間違いなく、学生の頃に世の中を勉強していなかった自分のせいです。
②会社を辞めた日、空が大きく見えた
最後の出勤日、快晴の空が、いつもよりやけに大きく見えました。
15年間、その業界の枠の中で、景色を見ていました。その枠を引き算した瞬間、見える範囲が一気に広がりました。
それだけ、視野が狭くなっていることに、気づけていませんでした。
③「キリって何ですか?」キャリアが初心者に戻った日
異業種に転職して、最初にぶつかったのは言葉の壁でした。
知らないことは、その場で聞く。わかったふりをすると、後で大きなしっぺ返しを食らいます。
そして、扱う金額の桁が4つ増えました。コンビニのおにぎりを買う感覚と、軽自動車を買う感覚くらいの差です。
そりゃー儲かるわ、と思いました。
④お客さんからの語尾が変わった
1〜2年目は、こう聞かれていました。
- 「わかる?」
- 「覚えられた?」
3年目になると、こう聞かれるようになりました。
- 「こうしたい。」
- 「どうすればいい?」
確認される対象から、相談される対象に変わりました。点だったものが、線につながった瞬間でした。
いつでもこの瞬間は、気持ちの良いものです。
⑤同じ人間なのに、評価だけが変わった
前の職場では、評価面談に納得できませんでした。
転職先では、同じ自分が、評価される側になりました。評価は、その場所での結果でしかありませんでした。
もちろん大前提として、人を大切にする文化かどうかも関係します。
手放したもの、残ったもの
異業種転職で、何も失わなかったわけではありません。
形のあるものは、失ったり、手放したりしています。15年勤めた会社での、GMという役職もそのひとつです。
ただし、形のないものは、いつでも私の中にあります。
失うものが怖くて動けない方は、手放すのは形のあるものだけ、と考えてみてください。
異業種転職で後悔する人の共通点は、他責思考
面接官だった私が見てきた中で、後悔する人の共通点は、ひとつです。他責思考です。
- 環境が悪い
- 上司が悪い
- 会社が悪い
- 時代が悪い
異業種転職は、最初は分からないことだらけです。言葉も、扱う金額も、仕事の進め方も違います。
そこで、うまくいかない理由を外に置いた時点で、後悔が始まります。転職先を変えても、同じことが起きます。
他責の正体については、こちらに詳しく書きました。
転職前に、やっておけばよかったこと
よく聞かれますが、特にありません。
常に、昨日の自分を超えるつもりで毎日を生きています。足りないことは、気づいたときに、その都度やるだけです。
「あれをやっておけば」と振り返る時間があるなら、今日やればいい。私はそう考えています。
後悔しないために、最初にやること
まず、自分の市場価値を知ることです。
今の業界の中だけで見えている景色と、外から見た景色は違います。転職サービスに登録するだけでも、その違いが見えてきます。
ハイクラス転職やキャリアアップを目指す方には
私が使ったときは、すべてにおいて、手厚いサポートがありました。
JACリクルートメント管理職・ミドル層の転職を考えている方には、特に勧めます。
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あなたの状況別の答え
異業種転職を、迷っている方へ。
後悔するかどうかは、転職先では決まりません。決めるのは、うまくいかないときの考え方です。
異業種に転職して、後悔し始めている方へ。
後悔の理由を、1行で書いてみてください。主語が会社や上司になっていたら、それは他責です。
失うものが怖い方へ。
手放すのは、形のあるものだけです。形のないものは、どこへ行っても残ります。
年収が下がるのが不安な方へ。
私は約10%上がりましたが、下がる場合もあると思います。まず、外から見た自分の位置を知ってください。
よくあるQ
Q. 異業種転職して、後悔したことはありますか。
ありません。最初の戸惑いは多かったですが、3年経ったあのとき、全部「景色が変わった」という経験につながっていました。
Q. 異業種転職で、後悔する人の共通点は何ですか。
面接官だった私が見てきた中では、他責思考です。うまくいかない理由を、環境や会社のせいにしてしまう人です。
Q. 異業種転職に向いている人は、どんな人ですか。
分からないことを、その場で聞ける人だと思います。
プライドより、その場で解決することを優先できる人は、異業種でも早く景色が変わります。
Q. 異業種転職で、年収は下がりませんでしたか。
私の場合は、転職直後に約10%上がりました。下がる場合もあると思います。
転職の「失敗」とは何かについては、こちらに書きました。
まとめ:今から出来ること
「異業種転職 後悔」は、失敗事例とデメリットで語られています。
- 後悔するかどうかは、転職先より、考え方で決まる
- 後悔する人の共通点は、他責思考
- 形のあるものは手放す。形のないものは残る
- 分からないことは、その場で聞く
- やっておけばよかったことは、今日やる
今日できることは、ひとつです。
今の仕事でうまくいっていないことを、1行で書いてください。そして、その主語が誰になっているかを見てください。
それが、あなたが異業種転職で後悔するかどうかの、最初の答えになります。
注意(必ず読んでください)
ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。
転職先の業界や会社、年齢やタイミングによって、結果は違います。
年収が上がるとは限りません。下がる場合もあります。
転職サービスの内容は、変わることがあります。登録する前に、必ず公式の情報で確かめてください。
そして、いちばん大事なことを書きます。
最終的に、どうするかはあなたが判断してください。
私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。
自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。
さいごに
15年いた業界を離れた日、空が大きく見えました。3年経って、見える景色は、全部変わりました。
補足ですが、そのころには、月曜日がますます好きになっていました。※土・日・祝日休みです。
この文章を読んで、違うと思われた方へ、一言だけ。
「その会社や働き方、環境を選んでいるのは、あなたです。」
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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