はじめに
子どものお小遣い、どうしていますか。
- 定額制
- 報酬制
- その他など
ネットには、それぞれのメリット・デメリットがあふれています。
我が家の答えは、はっきりしています。
最初から、労働対価型です。
働いた分だけ、お小遣いになります。
この記事では、我が家の価格表をそのまま公開して、なぜこの形なのか、正直に書きます。
我が家の価格表を、公開します
まず、実物をお見せします。
我が家の、お手伝いの大まかな価格表です。
- 畑と花の水やり 50円
- お風呂掃除 300円
- 部屋の片づけ 100円
- 庭掃除 50円
- そのほかの手伝いは、時価にて
金額は、どうやって決めたか。
感覚です。笑
「これくらいなら、仕事をやるかなー」という、その感覚で決めました。
厳密な相場も、計算式もありません。
親子でちょうどいいと思える金額。それで十分だと思っています。
ちなみに「そのほかは時価」がポイントで
いつもと違う手伝いは、その場で値段が決まります。これも立派な、交渉の練習です。
労働対価型にしている理由
なぜ、定額制ではなく、労働対価型なのか。
答えは、シンプルです。
お金は、働いて得るものだと、体で覚えてほしいからです。
毎月決まった額が自動で入ってくる感覚より
「風呂を掃除したから、300円もらえた」の方が、お金とのつながりが実感できます。
我が家の金融教育の全体像は、こちらに書いています。
子どもたちに、起きていること
価格表を貼って、実際どうなっているか。
面白いことが起きています。
水やりは、毎日あります。回数があるので、じゃんけんで順番を決めています。
お風呂掃除は、順番にやったり、気づいた人がやったり。
取り合いになることもあれば、譲り合うこともある。
この中で、お金に対しての感覚を、少しずつ学んでくれればと思っています。
- 誰かがやれば、誰かの取り分が減る
- やらなければ、もらえない
- 気づいて動いた人が、得をしやすい
これ、大人の世界とまったく同じですよね。
特にビジネス面においてもまさしく、この形です。
「報酬がないと動かない子になる」問題
労働対価型の話をすると、必ず言われます。
「報酬がないと、動かない子になりませんか?」
正直に言います。
私は、そもそもそれを弱点だと思っていません。
動機は、大事です。
どんな人も、どんな会社も、最初の一歩目は「お金が欲しいから」で始まっています。
もちろん、人の為に社会の為にという一歩目もあるかもしれません。
ただし、私は、お金がないと継続できないと思うからです。
例えば、新卒の就職活動を考えてみてください。
仕事のやりがいも大事ですが、どうしても、条件が始まりの合図になります。
それは、悪いことでしょうか。
もちろん、仕事の報酬は、本来は仕事そのものです。
その副産物として、お金が得られる。
でも、その入り口が「お金が欲しい」であることを、恥じる必要はありません。
入り口はお金でよくて、続けるうちに、やりがいや意味が育っていく。
子どもも、同じだと思っています。
誤解されがちなので、ひとつ事実を
お金の話をすると、決まって出てくる一般論があります。
「今の若い世代は、年金なんてもらえない」
これも、事実を見てほしいんです。
公的年金を運用しているGPIFは、過去24年間の累積収益が155兆円を超えています。
運用資産は約250兆円、直近5年だけでも約98兆円を増やしています。
一般論の「もらえない」と、運用の実態は、まるで違います。
補足ですが、もらえる金額が、減る可能性はもちろんあります。
ただ、子どもに伝えたいのは、こういうことです。
一般論をうのみにせず、自分で事実を確かめる。
お小遣いも、年金も、根っこは同じです。
お金から目をそらさず、事実を見て、自分で考え、行動する。この行為です。
ただし、この形は「今」の話
最後に、大事なことを書いておきます。
労働対価型は、今の我が家の形です。
これから子どもが大きくなるにつれて、手段は柔軟に変えていくつもりです。
- 部活
- 学業
- 青春時代
学生のときにしかできないこと、その時期にしか打ち込めないことが、あります。
その内容に応じて、お小遣いの形も変えていきます。
なぜなら、学生時代に、お金を時間と交換してほしくないからです。
お金のために、打ち込むべきことの時間を削る。
それは、私自身が働き方で悩んだテーマでもありました。
お金は大事。でも、時間はもっと大事です。
そのバランスを、成長に合わせて教えていきたいと思っています。
くれぐれも資本主義を否定しているわけでは、ありません。
よくある質問
Q1. 労働対価型は、何歳から始めればいいですか?
我が家は、子どもがお手伝いに興味を持ったときからです。年齢で区切るより、「やってみたい」と思ったタイミングが始めどきだと思います。金額は、親子でちょうどいいと思える感覚で大丈夫です。
Q2. 金額の決め方が分かりません。
我が家は完全に感覚です。「これくらいなら子どもがやるかな」という額。相場を調べる必要はありません。高すぎると家計が負担になり、安すぎるとやる気が出ない。その間の、ちょうどいいところを探ってください。
Q3. きょうだいで取り合いになりませんか?
なります。我が家は、水やりをじゃんけんで決めています。でも、その取り合いや譲り合いこそ、お金と労働の感覚を学ぶ機会だと思っています。親が全部きれいに割り振らなくていいんです。
Q4. 定額制と、どちらがいいですか?
正解はありません。我が家は「働いて得る」を体で覚えてほしくて労働対価型にしています。ただ、お金の管理能力を養うなら定額制にも良さがあります。家庭の方針で選べばいいと思います。大事なのは、形より「お金の話をタブーにしないこと」です。
まとめ
- 我が家のお小遣いは、最初から労働対価型
- 価格表を公開:水やり50円、風呂掃除300円、部屋の片づけ100円、庭掃除50円、その他は時価
- 金額は感覚で決めた。「これくらいならやるかな」でいい
- 子どもたちは、じゃんけんや譲り合いの中で、お金の感覚を学んでいる
- 「報酬がないと動かない子になる」は、弱点だと思っていない。
- 動機は大事。最初の一歩はお金でいい
- ただし、これは今の形。成長に応じて変える。
- 学生時代にお金を時間と交換してほしくない。
狙いは、ズバリ!
親に守られているこの期間に、どんどん自ら考えて行動してもらうためです。
さいごに
お小遣いの正解は、家庭の数だけあります。
我が家の労働対価型も、唯一の正解ではありません。
でも、ひとつだけ確かなことがあります。
お金の話を、家庭でオープンにする。それだけで、子どもがお金と向き合う入り口になります。
価格表を1枚貼るところから、始めてみませんか。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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