個人事業主の屋号、どう決めた? ~得したことは特にない。それでも付けた理由~

副業・事業所得のつくり方
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はじめに

開業届を書くとき、手が止まる欄があります。屋号です。

「個人事業主 屋号」で検索すると、出てくるのはこういう記事です。

  • 屋号の決め方とNG例
  • 屋号を付けるメリット・デメリット
  • 縁起のいい屋号の付け方

ですが、知りたいのはそこではなく、「実際、みんなどうやって決めたの?」ではないでしょうか。

私は会社員と個人事業主を兼ねていて、屋号を付けています。どう決めたか、付けてみた本音を書きます。


先に結論:確認するのは3つ

① 屋号は「他者からどう読んでほしいか」で決める

② 正直、得したことはまだありません

③ それでも、挑戦に名前が付いて、覚悟が決まりました

順番に書きます。


私の決め方:他者からどう読んでほしいか

屋号を決めるとき、すごく考えました。候補を出しては消して、最後に残った軸はひとつです。

他者から、どう読んでほしいか。

自分が気に入る名前ではなく、相手がどう受け取るか。請求書や名刺で屋号を見た人が、何を感じるかです。

営業や仕入、人事を15年やってきた癖かもしれません。笑 結局、名前も「相手の立場に立つ」ところに戻ってきました。


あだ名と、何でも屋として使える言葉

具体的には、私のあだ名と、何でも屋として使える事業内容の言葉を組み合わせました。

あだ名を入れたのは、覚えてもらうためです。呼びやすくて顔が浮かぶ名前が、いちばん強いと思いました。

事業内容の言葉は、あえて幅を持たせました。「〇〇専門」と絞ると、事業が広がったときに、名前が足かせになります。

私自身が、飽き性のやりたがり屋だからです。笑

そして、決める前に妻にも相談しました。家族に堂々と言える名前かどうか。これも大事な判断基準だと思います。


開業届は、マネーフォワードで作った

屋号は、開業届に書いて届け出ました。開業届は、マネーフォワード クラウド開業届で作りました。

個人事業主にとって必要な機能が搭載!【マネーフォワード クラウド】

税務署に開業届を出しに行った日の話は、こちらに書いています。


屋号は、すべてに使っている

今、屋号は、請求書も名刺も銀行口座も、事業に関わるすべてで使っています。

銀行口座は、PayPay銀行で屋号付きの口座を作りました。

楽天銀行も考えましたが、手続きの対応が遅く、作るのをやめました。

屋号付きの口座があると、事業のお金と私用のお金がはっきり分かれます。帳簿づけが楽になります。


正直、得したことはまだない

「屋号を付けると信用が上がる」「仕事が増える」。そんな記事をよく見かけます。

正直に言います。得したことは、今のところ特にありません。笑

屋号を付けた瞬間に何かが変わる、ということはありませんでした。

ただ、効いてくるのはこれからだと思っています。他者からどう読んでほしいかで決めた名前は、事業が育つほど働き始めます。


それでも、付けてよかった

屋号を付けて、ひとつだけ確実に変わったことがあります。軸足が、地に着いた気がしたんです。

名前のない「副業」だったものが、名前のある「事業」になった。自分でどこまでできるか、その挑戦に名前が付きました。

完全に、気持ちの話です。でも、覚悟というのは、そういう気持ちから始まると思っています。

開業届を出すことが退路を断つことなら、屋号を付けることは、その覚悟に名前を与えることでした。


あなたの状況別の答え

屋号の欄で、手が止まっている方へ。

自分の好みではなく、相手にどう読んでほしいかで考えてみてください。候補が一気に絞れます。

屋号を付けるか、迷っている方へ。

付けなくても開業はできます。ただ、私は付けて、挑戦に名前が付いたことで覚悟が決まりました。

何か得をするなら付けたい、という方へ。

私の場合、すぐに得したことはありません。効いてくるのは、事業が育ってからです。


よくあるQ

Q. 屋号は、必ず付けないといけませんか。

義務ではありません。開業届の屋号の欄は、空欄でも受け付けてもらえます。あとから付けることもできます。

Q. あとから変えられますか。

変えられます。確定申告書に新しい屋号を書けば変更できます。だからこそ、悩みすぎて開業が止まるほうがもったいないです。

Q. 付けてはいけない名前はありますか。

「〇〇会社」「〇〇法人」など法人と間違われる名前や、「銀行」「証券」など特定の業種の名前は使えません。

決める前に、同じ名前がないかネットで調べておくと安心です。

Q. 屋号を付ける実務のメリットは?

屋号付きの銀行口座が作れます。私はPayPay銀行で作り、事業用と私用のお金を分けています。

日々の帳簿から確定申告までの流れは、こちらにまとめています。


まとめ:今から出来ること

  • 屋号は「他者からどう読んでほしいか」で決めた
  • あだ名と、何でも屋として使える言葉の組み合わせ
  • 決める前に、妻にも相談した
  • 開業届はマネーフォワードで作り、口座はPayPay銀行
  • 得したことはまだない。それでも、挑戦に名前が付いた

今日できることは、ひとつです。

屋号の候補を3つ書いて、それを見た人に何を感じてほしいかを、1行ずつ書き添えてください。

それが、あなたの屋号を決める答えになります。


注意(必ず読んでください)

ここまで書いたことは、すべて私一人の事例です。

屋号の決め方や使える名前のルールは、変わることがあります。届け出る前に、税務署や公式の情報で確かめてください。

そして、いちばん大事なことを書きます。

最終的に、どうするかはあなたが判断してください。

私の言葉で決めて、うまくいかなかったとき、あなたの人生の責任を私は取れません。

自分の人生の大きな決断の主語は、いつでも自分です。


さいごに

屋号に、正解はありません。いろんな決め方があっていいと思います。

ただ、名前を付けると、ただの副業が、自分の事業になります。

その名前に、どんな覚悟を込めるか。私は、そこがいちばん大事だと思っています。

ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。

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