はじめに
「この保険、何のために入っているんですか?」
もし当時の私に聞いたとしたら、答えられなかったと思います。
- なんとなく不安だから
- 先輩に紹介してもらったから
- 家族がいるから
そんな理由でした。
ですが今は、保険との付き合い方が変わりました。
きっかけは、保険会社が儲かる仕組みを知ったことです。
この記事では、保険会社のビジネス構造と、それを知った上でどう付き合うかを書きます。
保険会社も企業である
まず、前提として話しておきます。
保険会社を批判したいわけではありません。
企業として利益を出し続けることは、正しいことです。
倒産したら、保険金が払われません。
営利目的でいい。それが企業です。
ただし、一つだけ頭に入れておいて欲しいことがあります。
保険会社は、利益を出すために保険商品を設計しています。
ここを理解しているかどうかで、保険との付き合い方が変わります。
保険の本質は「相互扶助」である
保険の起源は、相互扶助の考え方です。
みんなで少しずつお金を出し合って、困った人を助ける構造です。
この考え方は、正しいと思います。
むしろ、社会の根幹を支える大切な仕組みです。
問題は、相互扶助という本質から、離れた商品設計が増えていることです。
- 貯蓄機能
- 資産形成
- 老後の備え 等々
本来の「万が一に備える」という目的から外れると、必要以上に複雑になります。
相互扶助の本質に戻って考えると、保険はシンプルになります。
テレビCMのお金は誰が払っているのか
少し考えてみてください。
- テレビのCM
- 電車内の広告
- 野球場の看板
ありとあらゆる所で、保険会社の名前をどれだけ目にしてますか?
あのお金は、誰が払ったものでしょうか?
行間を読んでください。
保険料を払い続けている契約者が、間接的に払っています。
これは批判ではありません。
事実です。
知っているかどうかで、見え方が変わります。
保険が「感情商品」である理由
保険は、感情で売れる商品です。
- 結婚した
- 子どもが生まれた
- もし自分に何かあったら
これらの不安は、正しいものです。
家族を守りたいという気持ちは、本物です。
ですが、保険外交員の能力と保険会社のマーケティングが掛け算になった瞬間、判断が鈍くなります。
かみ砕くと、鬼に金棒ぐらいすごいと思います。
そもそも、感情で入った保険を数字で、見直したことがありますか?
この問いを、自分に向けたことがない人は多いです。
私も以前は、そうでした。
仕組みを知って変わった3つの視点
保険会社のビジネス構造を理解してから、3つの視点が変わりました。
保険は「低確率・高損失」のためだけに使う
保険の本質は、起きる確率は低いけれど、起きたら大きなダメージになるリスクに備えることです。
- 死亡
- 高度障害
- 大きな病気
これに絞って考えると、必要な保険はシンプルになります。
私の場合は、小さな子どもがおりますので、掛捨ての生命保険のみ入っております。
貯蓄・資産形成と保険は別物
「増える保険」「貯まる保険」という言葉を聞いたことがあると思います。
ですが、保険で資産形成をしようとすると、効率が悪くなることが多いです。
保険は保険です。
資産形成は投資です。
分けて考えた方が、合理的です。
保険会社の投資商品は、個人で買える投資商品です。
わざわざ手数料を払わなくていいです。
国の制度でカバーできる部分を先に知る
日本には、手厚い最強の社会保障制度があります。
- 健康保険
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
- 遺族年金
これらを知らないまま民間保険を増やすと、必要以上に払うことになります。
まず国の制度を知る。
その上で、足りない部分だけ保険で補う。
これが、保険との正しい付き合い方だと思っています。
ゆえにFP3級は、コスパのいい学習だと思います。
自分の言葉で、説明できない保険は見直す
一つだけ、シンプルな判断基準をお伝えします。
「この保険は何のために入っているか」を自分の言葉で説明できるか。
これだけです。
説明できない保険は、理解していない可能性があります。
理解していない保険は、必要かどうかも判断できません。
まず、今入っている保険を全部書き出して
一つひとつ「これは何のため?」と問いかけてみてください。
それだけで、見えてくるものがあります。
自分一人で判断が難しい場合は、この本を読むか、自分の為に学習してください。
本音で書きますが、以下の3つを私ならやりません。
- 保険屋さんに、保険の見直し相談
- 第三者機関への相談 *○○の窓口的なサービス
- 高額スクール *FPだけの為に入会
以上の3つをもし家族や友達がやるなら、全力否定でビンタします。笑
よくある質問
Q. 保険会社を信頼してはいけないですか?
そういうことでは、ありません。
保険会社も企業として、正しく機能しています。
相互扶助という本質は、社会に必要な仕組みです。
ただ、仕組みを理解した上で、付き合うことが大切です。
自分で理解して納得した保険に入ることが、一番の安心につながります。
Q. 今入っている保険を全部解約した方がいいですか?
そうとは、限りません。
本当に必要な保険は、残すべきです。
まず今入っている保険の内容を整理して
「低確率・高損失」のリスクに備えているかどうかを確認してみてください。
Q. 保険と投資はどう分ければいいですか?
シンプルに考えると、こうなります。
保険:万が一のリスクに備える
投資:資産を増やすために使う
この2つを混ぜると、どちらも中途半端になりやすいです。
餅は餅屋です。
餅屋に、餅を乗せる陶器を買いに行くと高くつきます。
まとめ
生命保険を払いすぎていた理由は、仕組みを知らなかったからでした。
- 保険の本質は相互扶助。みんなで助け合う大切な仕組み
- 保険会社も企業。利益を出すために商品を設計している
- テレビCM・広告のお金は、契約者が間接的に払っている
- 保険は感情で売れる商品。数字で見直す習慣が大切
- 保険は「低確率・高損失」のためだけに使う
- 貯蓄・資産形成と保険は分けて考える
- 国の制度を知ってから、足りない部分だけ保険で補う
知識は、自分を守る最大の防御です。
まず今入っている保険を、一つひとつ確認することから始めてみてください。
そもそもの知識をつけたい方へは、こちらです。
さいごに
「この保険、何のために入っているんですか?」
今の私なら、答えられます。
でも、知る前の私には、答えられませんでした。
相互扶助という本質は正しい。
でも、その本質から離れた商品設計に乗っかっていたのは、知識がなかった自分でした。
仕組みを知ることは、難しいことではありません。知っているかどうかだけの差です。
まず一つ、自分の保険を確認してみてください。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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