はじめに
正直に言うと、私はお金の話がタブーの家庭で育ちました。
家庭内ですら、お金の話はしない。
そういう教育を過去に受けた人、多いと思います。
その結果どうなったか。
社会人になって、稼いでいるはずなのに貯金は貯まらず、いつもカツカツの生活でした。
だから、我が家は変えました。
金融教育というと難しく聞こえますが、我が家で実践しているのは3つだけです。
教材も、特別な知識も要りません。
3児の父が実際にやっていることを、そのまま書きます。
実践①:お金を「見える化」する
ひとつめは、家の中のお金を見えるようにすることです。
我が家では、お手伝いの価格表を張り出しています。
例えば、風呂掃除は300円。
「働くとお金がもらえる」を、言葉ではなく仕組みで見せています。
それから、生活の中のお金の話も隠しません。
- 商品の値段
- 習い事のレッスン代
- コンクールに1回出演する費用
こういう話を、普通に出しています。
子どもが使っているもの、やっていることに、いくらかかっているのか。
そこが見えないと、お金はいつまでも「どこかから湧いてくるもの」のままです。
実践②:自分のお金を持たせる
ふたつめは、お小遣いです。
我が家のお小遣いは、お手伝い制です。今は労働対価型です。
働いた分だけ、自分のお金になる。
①の価格表と、そのままつながっています。
そして、自分のお金を持たせると、変化が起きます。
ある日、子どもにこう言われました。
「自分のお金を使うから、これを買わせてほしい」
親のお金でねだるのではなく、自分のお金を差し出して交渉してきたんです。
お金を使うというのはどういう意味か。わからないなりに、理解している。
この一言を聞いたとき、そう感じました。
実践③:投資を「身近な話」にする
みっつめは、投資です。
「子どもに投資の話なんて早い」と思うかもしれません。
でも、かみ砕けば届きます。
我が家では、まず本を使っています。
『漫画 お金の大冒険』(両@リベ大学長・著)
「稼ぐ・貯める・増やす・守る・使う」というお金の5つの力を、漫画で学べる本です。
子どもは勉強と思わず、物語として読んでいます。
そしてもうひとつが、実物です。
我が家の子どもたちには、それぞれ証券口座があり、VT(全世界株式ETF)が入っています。
そこで、こう話します。
「君の口座には、みんなの好きなマクドナルドも入ってるんだよ」
ポテトを食べているあの会社の株主側に、自分もいる。
投資が「怖いもの」ではなく「身近なもの」になる瞬間です。
我が家の子どもの口座の話は、こちらに詳しく書いています。
ルールはひとつ。「タブーにしない」
3つの実践に共通しているのは、ひとつだけです。
お金の話を、タブーにしない。
子どもが会話の中で聞いてきたことは、オープンに教えています。
私の育った家庭の逆を、やっているだけです。
ただし、気をつけていることがあります。
黄金の冠をかぶった雀に、ならぬようにです。
つまり、話すべき所と、話さなくていい所を分けています。
家の資産の全部を子どもに、話す必要はありません。
分不相応な金額の話は、子どもを変に大人びさせるだけです。
まだ、子どもです。オープンにしつつ、線は引く。このバランスだと思っています。
これから:パパ証券・ママ銀行
子どもたちが大きくなったら、やろうと決めていることがあります。
「パパ証券」と「ママ銀行」です。
家庭の中に、かみ砕いた金融機関を作って、簡単な運用を教えていくつもりです。
そしてここに、宝くじも入れる予定です。
増えるお金と、減るお金。
期待して待つお金と、働いてくれるお金。
そして、ここにあえて宝くじを入れます。笑
全てを体験して、自分の頭で考えて、比べてほしいからです。
よくある質問
Q1. 金融教育は何歳から始めればいいですか?
我が家は「お金って何?」と聞かれたときが始まりでした。年齢で区切るより、子どもがお金に興味を持った瞬間を逃さないことだと思います。お手伝いと価格表なら、未就学のうちからでも仕組みは伝わります。
Q2. 子どもにお金の話をするのは、卑しくないですか?
私はその考えの家庭で育って、社会人になってカツカツになりました。お金の話をしないことは、上品なのではなく、ただ準備をさせていないだけです。2022年からは高校でも金融教育が始まっています。家庭でタブーにする理由は、もうありません。
Q3. 親自身がお金に詳しくないのですが。
私も最初は勉強不足でした。親が完璧である必要はなく、一緒に学べばいいと思います。『お金の大冒険』のような本は、親が読んでも十分勉強になります。
これから学びたい方には、こちらがおすすめです。
Q4. お小遣いは、定額制ではダメですか?
ダメではないと思います。ただ我が家は「働くとお金がもらえる」を体験させたくて、労働対価型にしています。この話は、また別の記事で詳しく書くつもりです。
まとめ
- 私はお金の話がタブーの家庭で育ち、社会人になってカツカツの生活を経験した。
だから我が家は変えた。 - 実践①:お金の見える化。
お手伝い価格表(風呂掃除300円)、習い事やコンクールの金額も隠さない。 - 実践②:自分のお金を持たせる。
労働対価型のお小遣い。「自分のお金を使うから、これを買わせてほしい」と言われた日
伝わっていると感じた。 - 実践③:投資を身近に。『お金の大冒険』と、口座の中のマクドナルド
- ルールは「タブーにしない」。
ただし黄金の冠をかぶった雀にならぬように、話す所と話さない所は分けること - これからは、パパ証券・ママ銀行で運用を教えていく予定
さいごに
金融教育に、特別な教材はいりませんでした。
- 風呂掃除の300円
- ポテトの向こうにある株主の話
- 聞かれたら、ごまかさずに答えること
家庭の日常の中に、お金の授業は転がっています。
私が子どもの頃に受けたかった授業を、今、我が家でやっているだけです。
ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。
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