「ちゃんと教えたのに」と「ちゃんとやってるのに」 ~新人教育がうまくいかない本当の理由~

キャリア・転職の考え方
記事内に広告が含まれています。

はじめに

本日より新入社員研修が、多くの企業でスタートではないでしょうか?

まずは、「社会に出られた方とそのご両親へ、おめでとうございます。」とお伝えします。

そして、これからの現実として

「ちゃんと教えたのに、なぜできないんだ…」

「言われた通りやっているのに、なぜ評価されないんだ…」

新人教育の現場では、こんなすれ違いがよく起こります。

しかし、そのどちらも間違っていません。

問題は、方向」がズレていることです。

本記事は、上司・部下の両者の視点を経験した私が

少しでも現場環境が、よりよくなるような気づきを書いていきます。

私が、上司の立場の時に、守っていることもご参考までに書いておきます。


教育担当者の本音

教育する側は、こう考えています。

  • 少しでも早く社会人生活に慣れて欲しい
  • 出来る限り、多くの学びを伝えたい
  • 独り立ちできるように、支援したい
  • ミスや失敗は、繰り返してほしくない
  • 時間の制限を意識しなければならない

だからこそ、効率よく、正しく、全力で教えようとする。

まとめると「早く戦力」になって欲しいのです。

しかし、その結果として

「伝えた=理解された」と錯覚してしまうことがあります。

気を付けるべき点は、行動してくれたことをもって、理解してくれた。

と思わなければいけません。

これがうわさの「言ったやん・・。」「はい。って返事してやん・・。」の正体です。


新入社員の本音

一方で、新入社員はこう感じています。

  • ビジネスの全体像がわからない
  • 何が正解か分からない
  • 質問していいタイミングが分からない
  • 失敗やミスが怖い
  • 分からないことが、分からない

だからこそ、言われた通りにやろうとする。

まとめると、引き出しの数が少ないので、曖昧な指示なアレンジは出来ません。

そして、その結果として

「考えずに動く状態」になってしまうことがあります。

本音で、最初はその状態が正常です。量をしないと質には、たどり着けません。

近道を通らず、例え遠回りでも結局は、それが花道になります。

先輩社員のコピーは、駄目ですがいいとこを取り入れるモノマネは、OKです。


なぜすれ違うのか

このズレの正体は、シンプルです。

「分かっている前提」と「分かっていない前提」

教育担当者は「これくらい分かるだろう」と思い

新入社員は「分からない前提」で動いている。

このギャップが、すれ違いを生みます。

補足ですが、ズレがある事を理解して教育担当者が、指導していれば問題はありませんが

雰囲気を見た周り、特にベテラン社員が外野から声を出すのは、やめてください。

基本的に、誰に対してもいい影響を与えません。むしろ、マイナスです。

かみ合ってない → 当たり前です。

教育担当者の頑張りどころです! ぜひ、理解し応援してあげてください。


同じ方向に進むためのたった一つの考え方

ここで重要なのは、スキルではありません。

共通の「前提」を持つことです。

それは何かというと

「ビジネスは、共により良くしていくもの」であり

会社の発展と個人の成長は、互いを支え合って進んでいくということです。

だからこそ、教える側 vs 教わる側ではなく、同じチームであるという認識です。

入社したからには、次のステージが見えるまで、全力で頑張って欲しいですし

受け入れたからには、より多くの成長の機会を与えて欲しいからです。

愛社心を持て!とか、忠誠心を誓え!とか、より多く与えよ!とか、言ってません。

言っておかないと、宗教とかオカルトとか言われるので、書いておきます。笑


教育担当者が意識すべきこと

誰しも新入社員を経験したように、後は、その頃を思い出すだけです。

そして

  • 「なぜ」をセットで伝える
  • 完璧を求めすぎない
  • 失敗を許容する ※自分が正せるなら、失敗もあえて経験させる

特に重要なのは、考える余白」を与えることです。

与えすぎると、車の助手席で景色見ながら、寝ます。

そんな時は、そっとしておいてあげてください。

後に笑い話で一緒に笑える日が、来ます。


新入社員が意識すべきこと

この時は、振り返るととても大切な成長を決める時間です。

そして、一瞬で過ぎていきます。

ですので

  • 分からないことは言語化して聞く ※メモしておく
  • 指示の意図を考える
  • まずやってみる

ここで鍵になるのが「素直さ」です。

もう一歩、踏み込むのであれば、どんどん恥をかいた者勝ちです。

夜の星空を想像して欲しいのですが

現時点では、空一面に散りばめられている星を見ている状態です。

そして、この星と星を線で結ぶと、星座として理解できるような流れと同じです。

大丈夫です! 絶対にビジネスを一気通貫で、理解し前に進めます!


組織を動かす視点

こういう時に頼りになるのが、歴史から学ぶリーダーシップです。

往々にして、過去の人たちも含めてみんな通っており、ヒントはあります。

この人を動かす難しさについて、非常に本質的な示唆を与えてくれるのが

「マキアヴェッリ語録」です。

この中では、人を動かすうえで重要な考え方として

  • 人は理屈だけでは動かない
  • 感情と納得が必要
  • 状況に応じて対応を変える

といった本質が語られています。

こちらは、自分自身への自己啓発と人の教育にもそのまま当てはまります。

■ 人を動かす本質を学ぶ(マキアヴェッリ語録)

「人をどう導くか」を深く理解したい方には、非常におすすめです。


手を取り合う組織が強い理由

教育がうまくいく組織には共通点があります。

それは、「対話がある」ことです。

教える側も学ぶ側も一方通行ではなく、双方向で関わっている。

要点として、成長は個人の問題だけではありません。関係性の問題でもあります。

教える側と、教わる側。その両方が歩み寄ったとき、初めて成長が加速します。

何かのご縁で出会ったのですから、最後までいい形で歩み続けたいと私は、考えます。


さいごに

まずは、一日一つでいいと思います。

  • 相手の立場で考えてみる
  • 一言多く伝えてみる
  • 一歩踏み込んで聞いてみる

その小さな行動が、大きな成長につながります。

そして最後になりますが

未来は、もう「待つもの」ではありません。選ぶものです。

幸運も同じです。偶然ではありません。準備していた人にしか、見えない。

だから、今動く「今日が最強のスタート日」だから。

ここが、あなたの人生で運を掴みにいく、最初のきっかけになれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました