はじめに:「何を学べばいいか分からない」社会人へ
社会人になると、こんな悩みを持つ人が一気に増えます。
- スキルアップしたいけど、何を身につければいいのか分からない
- 勉強しているのに、成長している気がしない
- 努力が、将来につながっている実感がない
これは、あなたの意欲や能力の問題ではありません。
多くの社会人が、「スキルの考え方」を間違えたまま努力しているだけです。
社会人のスキルは「量」より「方向」が重要
学生時代は、勉強量や努力時間が成果に直結していました。
どれだけ理解しているか、知識としてインプットできているかが大事でした。
しかし社会人になると、「どの方向に努力しているか」で、5年後・10年後の差が決まります。
具体的に言うと、同期入社の社員達の差は、この差です。
よくある失敗パターン
- とりあえず資格を取る
- 会社で言われたことだけを頑張る
- 忙しさ = 成長だと思い込む
これでは、努力が積み上がりません。
これまでの記事の振り返りで言うと、意図がないからです。
そもそも「スキル」とは何か
まず前提として
スキル=資格や専門知識
という言葉だけではありません。
社会人にとってのスキルは
- 再現性がある
- 他の環境でも使える
以上のことが重要です。
社会人スキルは大きく3種類に分かれる
① ヒューマンスキル
- コミュニケーション
- 調整力
- 信頼構築
② テクニカルスキル
- 業務知識
- 専門スキル
- 業界理解
③ 思考スキル
- 問題発見・解決
- 判断力・決断力
- 構造理解・仕組み作り
重要なのは、どれか一つだけを伸ばすことではありません。
すべてをバランスよく鍛えて、伸ばさないといけません。
多くの社会人が陥る「偏った成長」
例えば、一つだけ伸ばすと
- 作業は速いが、判断や決断ができない
- 人当たりはいいが、価値を生み出せない
- 専門知識はあるが、応用できない
このような状態になり、市場価値が伸びにくくなります。
ただ、そこが欲しい!という場合もありますので、落ち込まないでください。
今から身につけるべきスキルの判断基準
それでは、何を基準にスキルを選べばいいのでしょうか。
ポイントは、次の3つです。
① 他社・他業界でも使えるか
今の会社だけで通用するスキルは、長期的にリスクがあります。
- その会社独自のルール
- 特定システムしか使えない業務
これだけでは不十分です。
② 問題解決に直結しているか
市場で評価されるのは、【問題を解決できる人】です。
- 何が問題かを見抜く
- 解決策を考える
- 実行に落とす
この一連の力は、どの仕事でも必要です。
補足ですが、この能力は入社3年目までが有効です。
3年目以降は、問題の予防措置における
非定型業務に力を使わないといけません。
③ 積み上げ型になっているか
一度覚えたら終わりのスキルよりも
- 経験とともに知識が深まる
- 応用範囲が広がる
このようなスキルを選びましょう。
俗にいうグレーゾーンを理解するイメージです。
グレーゾーンと聞いて、何か悪い事と勘違いはしないでください。
例えば、税の世界においてグレーゾーンはあります。
要点は、解釈の違いです。仕訳一つでも科目が何種類かあります。
「会社が求めるスキル」だけを追う危険性
会社が求めるスキルは、「今の利益」や「今の業務」に最適化されています。
このこと自体は悪くありませんが、会社目線だけで成長を決めると
人生の選択肢が狭くなります。
もちろん、自分の成長を考えたうえでの会社への貢献は、素晴らしいです。
個人と企業がともに進んでいく事が、本当の意味での理想形です。
スキルは「仕事の中」で身につけるもの
よくある勘違いが、「勉強してから仕事で使う」という考え方です。
本来は逆です。
- 仕事で課題に直面する
- 必要なスキルを学ぶ
- すぐ使う
これが、最も定着します。
スポーツをイメージすると分りやすいと思います。
運動場で走り方の本を読むのではなく、走りながら運動場で学ぶ方が上達します。
意外とこの順番に、ビジネスだとはまっておられる方がいます。
成長できる人がやっている視点
成長している社会人は、常にこう考えています。
- この仕事で何が身につくか
- 次にどんな選択肢が増えるか
- 他でも通用する形に変換できるか
この視点があるだけで、同じ仕事でも成長速度は変わります。
同じように入社を経て、配属先も決まり、仕事内容もさほど大差ないのに
数年後に差がついているのは、間違いなくこの視点です。
スキルは「自分の人生の資産」
一度、立ち止まって考えて頂きたいのが
スキルは、「会社のもの」でも「上司の評価のため」ではないということです。
もちろん、瞬間風速で評価される事はあると思いますが
あくまでも【自分の人生の選択肢を増やす資産】です。
ですので、資産作りは積極的におこないましょう!
まとめ:まずは「考え方」を変える
今すぐ新しいスキルを身につける必要はありません。
今日やって欲しいのは、たった一つです。
「今の仕事で、どんなスキルが積み上がっているか」を考えること
それができれば、成長はもう始まっています。
そして最後になりますが、これからの未来は違います。
成長の方向を選び、仕事を選び、お金との向き合い方を変えることはできます。
なぜなら「今日が一番若い日」だからです。
このブログが、そのための「考えて行動する一歩目の場所」になれば幸いです。
